スクリーンショット_2019-06-01_23

2019年5月の営業報告

これまでは寄付の報告だけでしたが、今回からは営業報告として全体的に報告することにしました。

まずは寄付の報告から。さらにまずは4月の寄付の報告から。実店舗(小屋)開店準備にあたふたしていて報告のタイミングを逸しましたので。

4月はYahoo!ネット募金にある

熊本地震・被災地支援活動を支えるために
~支える人を支える募金~
「ボラサポ・九州」住民支え合い活動助成

という活動に60円(6冊分:ウェブストアのみ)を寄付しました。

非常に少ない額ですが。3.11のみならず災害復興というのは時間がかかる、あるいはいつまでたっても「完全には」元に戻らないわけですが、だからこそ継続する必要があり、その「継続」を実際にやっているひとの支援をする、というのもひとつのやり方なのかな、と。復興の象徴、だとか言って己の名誉欲と金銭欲を満たすだけの、エライダケノヒトが主催する祭りには一切参加しないことにしているので、なおさら。どんな少額であれ、力になりたいですね。


5月は

第5回痴漢抑止バッジデザインコンテスト」開催のために、寄付をお願いします|一般社団法人痴漢抑止活動センター

に890円(店舗75冊+ウェブ14冊=89冊分)を寄付しました。

あいも変わらず痴漢被害は生じていて、しかもその対策をすると「反論」があるこの馬鹿げた事態。いいですか、まずなによりも「痴漢をするひと」が悪いのであり、その被害に対してあらゆる「反抗」をする「被害者」の「悪」(とあえてここでは書きますよ。僕は悪だなんて一切思ってませんけどね)はそもそも「痴漢をするひと」がいなければ生じ得ないものなわけです。冤罪も、安全ピンによる怪我(大した怪我ですらない)も、女性専用車両という男性差別(これもあえて差別と書くぞ、馬鹿男たちよ)も、ぜんぶ、「痴漢をするひと」がいなければ生まれない。批判すべきは痴漢被害者ではない。

怒りが収まらなくなるのでこのあたりで終わりにしますが、そういうことで今回は痴漢防止策のひとつである「缶バッジ」の製作に関わる団体さんに。個人的には「痴漢されてるひとは合図をください(助けます)」みたいな缶バッジもあればいいな、と思ったのでコメント欄的なところに書きました。なかなか「痴漢です」と声を出すことは難しいので、例えば「合図(ギュッと強めの瞬き3回)」みたいな具体的なものを明記したバッジがあってもいいのかな、と。もちろん必ず気づけるわけではないけれど、そのバッジをつけているときはこちらも意識するし、従来の「痴漢に泣き寝入りしません」バッジをつけているひとがいたらいっそう気にかけるようになるだろうし、女性も「合図くださいバッジ」をつけているひとがいるとわかれば、少しは気が楽になるのかな、と。的外れだったらごめんなさい。それにこの「合図」バッジを悪用する馬鹿も出てくる危惧もあるけど、それはもう本当に馬鹿なんで、金玉潰しましょうね(社会的に)、容赦無く手伝います。


ということでやっと、まともな金額の寄付が継続的にできる環境が整いました。6月は1000円目指します。


で、5月の営業報告に入ります。

具体的には
・収支報告
・売上ランキング
・所感

といったところでしょうか。たぶん。でははじめます。おそらく。


・収支報告(すべて税込)

支出
本の仕入れ:91,935円
備品とか:30,796円

収入(小屋+ウェブストア+α)
小屋+ウェブ:100,314円→89冊+2点(雑貨)
@文フリ「寝ないと病気になる」販売:25,000円(100冊納品&完売)(定価500円/卸値250円)

計:+2,583円

やったー!黒です!!くろー!!!

ちなみに本の仕入れは少し多めにしてあります。なぜなら開店までに十分な在庫を確保できなかったから。そして今もまだ十分かどうか怪しいので、来月も赤字覚悟で仕入れる可能性が高いです。

そして「備品とか」について。ここは6月以降グッと減る予定です。こちらも本の在庫同様、開店までに間に合わなかったものを購入していましたので。ちなみに6月の備品購入予定は、店舗前面に設置する日除け(15,000円くらい?)と、通販用の梱包資材です。これもまたある意味では特殊な備品なので(通販はちょっとまだ言えない大型案件があるのです...)、7月からは月1万以下にできるんじゃないかと。あ、やっぱり今のウソ。冷房器具とか買ってそうですね。ありゃま。

あとですね、あえて小屋の建築費用や4月までの本の仕入れ代金は無視しています。貯金の範囲内で収まったのと、計算が面倒すぎるのと、まあそんなところです。確定申告までには計算しないと...(断末魔)

ということで、初回の収支報告は特に意味のないものになりました。ウケる。


・売上ランキング(上位5位)

小屋とウェブストアは合算しています。文フリは例外なので除外。

1位:「寝ないと病気になる」→13冊(小屋4ウェブ9)
2位:『夫のちんぽが入らない』(文庫)→4冊(小屋3ウェブ1)
2位:『かわいいウルフ』→4冊(小屋1ウェブ3)
4位:『わたしを空腹にしないほうがいい』→3冊(小屋2ウェブ1)
4位:「ユートピア国語辞典」→3冊(小屋3)

こだまさん強し!!というのがまずファーストインプレッション。で、よく見るとISBNコードのついてる本、つまり一般流通に乗っている本はちんぽの文庫だけということに気づきました。

ちなみに6位には『ちいさい言語学者の冒険』『妻が椎茸だったころ』がともに2冊(小屋のみ)でランクインしてました。


・所感

これが小屋の売上状況です。

5/1、5/4は完全に開店バブル&ゴールデンウィークフィーバーです。この2日間は半分以上が知り合いや出版関係者でした。もちろんうれしいです。にゃー!!(狂)

そこから徐々に落ちていきます。ちなみに今のところの目標は金土の2日間で2万円で、金曜5000〜10000の土曜10000〜15000というのをイメージしています。この目標が高いのか低いのか、あるいは適正といったほうがいいのか、まあとにかくわかりませんが、とりあえずキリがいいので。1日1万円。もちろんこれは売上なので、利益に直すと1日2〜3000円になりますかね。それを月に8〜10日ほど。2〜3万円くらいの利益になればいいのかな、という感じです。

話を元に戻して。バブルが早々と弾けたあとはガクッと売上が下がりますが、そのほとんどは遠方からの来店が減ったことが理由のように思えます(わざわざ幕張まで来るひとはそう多くないですし)。実は初来店のひとには「お住いはどこですか?」と不躾に&律儀に聞いていましたが、月の後半からは「近所なんです」という回答が増えてきました。実はこれがとてもうれしい。もちろん遠方から来てくれるのもうれしい。本屋、本好きのひとにきちんと反応してもらえてるということですし、わざわざ遠くから交通費をかけて来てくれるだけの値打ちが(少なくとも1回は)あると思ってもらえたわけなので。でもやっぱりいちばんは、近所のひとに来てもらえること。普段使いになる、ということだから。そしてこの普段使いという目標、すでに数名のかたが叶えてくれている可能性があるのです。まだ1ヶ月、実質10日未満の営業ですが、複数回来店してくれるひとがいます。ひじょーーーーーーーーーーーーに感謝。目的の本があったら奇跡みたいな在庫数の本屋に来てくれてありがとうございます。がんばって仕入れます!!フレッシュな店頭を目指します!!

この近所のひとたちがlighthouseを知ったきっかけは大体ふたつ。ひとつはTwitter、たぶん本(屋)好きタイムラインでどこかから流れてきて、え?近所やん!のパターン。もうひとつは「小屋建築中にたまたま通りかかって」というもの。この通りかかってパターン、なるほど!と思う理由でした。つまり小屋の完成に1年半近くかけたことが知名度アップ(と言えるほどの絶対量ではないけど)に繋がっていたようです。近くに神社があることも幸運でした。ジョギングコースのチェックポイントに神社を設定しているひともいるようです。特に近隣に向けての広告を出しているわけではないので、この謎の認知度は「小屋を建てていたこと」「しかも1年半かかったこと」「神社(スポット)が近くにあること」という3点が確実に影響を及ぼしています。もしこれから本屋をはじめる人は参考にしてください。ギャグのようですが本気で言ってます。もちろんギャグでもあります。

外(遠方から来る本好きのひと)と内(近隣の本好き&ふつうのひと)の両方に向けてアピールをする必要があります。で、この小屋の場合はどういったバランスがいいのか、外に寄るか内に寄るか、真ん中か。試行錯誤していこうと思います。


この営業報告は今後も可能な限りすべて、細かい数字も含めてオープンソースにしていこうと思っています。これから本屋をはじめるひと、はじめたいひと、やってみたいけど迷っているひと、などの背中を押して迷子にするために。この迷路は迷い込んだほうがたのしいので。ぐふふ。

noteの利用をやめています。記事を読んでサポートしたい!となった場合は以下のリンクへ飛び、下部にある「サポートする」よりご支援いただけると幸いです。 https://books-lighthouse.com/aboutthispage/