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2020/03/21(土)10〜18時「(勝手に)本のフェス@小屋」開催決定!!

みんな大好き「本のフェス」@神楽坂がコロナの影響を鑑みて中止(延期?)となりました。残念ですが、仕方がない。大勢の人が集まるイベントですからね。集団感染の可能性が高い催し物はなかなか難しいでしょう。リスク、責任、そのほか諸々のアレコレを「やりたい」という気持ちとともに天秤にかけ、たとえ「やりたい」が勝ったとしても「ちょっと待てよ」と判断せざるを得ない状況。誰が悪いとかそういうことでもないですし(政府のやりかたについては徹底的に批判したいですが。このまま「なかったことのように」してれば五輪が開催できる、とか考えてるんだろうな、本当に腹が立つ。まあそういった批判は個別にやればいいことなのでここではもう話は終わり)。

で、「本のフェス」がなくなってしまうのはさみしいので、小屋で開催します。本当は小屋は休みにする予定だったのですが、つまり都内で本のイベントやってると小屋の来客が持っていかれる(「本日暇」)のでそれなら自分も客としてイベントに参加しちゃえ、というスタイルなのですが、そのイベント自体が中止になってしまったので、それなら営業じゃん、というか本のフェスやっちゃいなよYOU!!とジョニー黒木(俺たちの英雄No.54)が心に直接語りかけてくるものですから、幕張の民としてはそりゃやらんとあかんでしょ、となったとかならないとか(我らがマリーンズは現在対外試合絶賛9連杯中。絶好調です!)。

小屋ならそんなに客数も多くないし、つまり集団感染の可能性は本家に比べれば圧倒的に低いので、開催可能かな、というのもあります。それに、何でもかんでも自粛しちゃうのも悲しいというか、そうやって「後ろ向き」になりすぎるとメンタルからやられるというか、山芋メンタルからって言いますからね、Oh!!山芋!!

(真面目な話をすると。「後ろ向きになること=過敏/過剰反応すること」と「慎重に行動すること」は明確に違う、という話であり、「丁寧に綿密に対策を取ること」と「楽しい生活を送ること」は両立できるし、させないとダメだよね、という話です)


ということで「(勝手に)本のフェス@小屋」のプログラムを発表だ!!入場料は無料!!出入り自由!!しかし小屋内の許容人数は最大10人だ!!気をつけろ!!
(そして何よりもこのフェスだって今後どうなるかわからないことは念頭に置いといてくださいませ。あと3週間でコロナ関連の状況がどうなっているかはわかりませんし、コロナが落ち着いても店主がインフルにかかったり階段から転げ落ちてケツを4つに割っていたりする可能性もあります。でも、未来に楽しいことがあるというのは「希望」ですし、仮に3/21に開催できなくてもいつかやりますから)

10:00 開場

10:00~11:30 木箱作り(雨天の場合どうしよう......)
→本棚に使うのにThis is 最高にちょうどいい(シンプルな)木箱を作るイベントです。初心者大歓迎。なんなら店主も初心者です。小屋建てといて何言ってんだ、という話ですが、シンプルな木箱をキレイに作るのがいちばん難しいんです。あと小屋に来たことがあるひとはわかると思いますが、小屋は至るところに穴があります。比喩とかレトリックではなくて。いやほんとに。ちなみに作ったものはそのまま小屋の新本棚になりますが、自分のものにしたいひとは300円くらい店主にください。おこづかい(材料費)わーい。

11:30~13:00 本屋体験
→木箱作りイベントで作成した木箱(と店内にある什器)を使って本屋体験をします。具体的には、参加者の皆さんが小屋にある本を使って
・自分の考えたフェアを作ったり
・店主がテキトーに思いついたキーワードからフェアを作ったり
する遊びをします。ようするに、他人の本屋で本(と棚)をいじって自分好みの世界を構築できる、なかなかに業の深い試みです。完成したフェア(=たぶん木箱1箱)はそのまま小屋の棚に組み込まれる可能性もあります。参加者の皆さんは他人の本屋で勝手に本を並べ替えられる、店主はお客さんがおもしろい棚を作ってくれる、というみんながハッピーな催し。参加者の皆さんどうしで「このテーマからこんな本が選ばれるとは!」と驚きあったり、「その本わたしも入れたかったのに!」と殴り合ったりするのも趣深いでしょう。いとをかし。あるいは「なんでこの本がないんだ!ていうか在庫少ねえぞ!」と不満に思い、なるほどこれが弱小本屋店主の気持ち!(「本が仕入れられねえ......(金がない/金があっても入荷しない)」)となるのもまた、いとをかし。

13:30~15:00 スペシャルゲストによるトークイベント
→誰が来るかは秘密(というかいまさっき思いついたからこれから呼ぶ。誰も見つからなかったら今季のマリーンズについての話をしましょうね。佐々木朗希の育成、鈴木大地に代わるキャプテン、外野陣の高年齢化、話題は尽きません。あっという間の90分となることでしょう。いや、スペシャルゲストちゃんと呼ぼうね)

15:30~17:00 (未)読者会vol.2 グレアム・スウィフト『マザリング・サンデー』
→これはガチのマジでやります。店主のなかで最高のナンバーワン外国文学として常にHOT!な作品です(なんだ「最高のナンバーワン」って)。

2018年発売のこの本の(未)読者会をなぜいまやるか、ということですが。3月30日の出来事を描いた作品だからです。だから本当はその日にやれたらいちばんなんですけど、小屋の営業日ではないので近い日に、と思っていたらこのフェスが開催されることになったのでここしかねええええええええええ。ということです。ちなみに「(未)読者会」というのは「読書会」とはちょっとちがって、読んでても読んでなくても自由に来ておくんなまし、というか、いやこれは読書会でも同じではあるんですが、「(未)読者会」と書くことで「読んでないから」「読んだけどうまく語るスキルがないから」みたいなメンタルの壁をぶち壊せるのではないか、なんなら店主も読んでないし、みたいな意図で発案されたものでございます。もちろん念頭には『「罪と罰」を読まない』というこれまた最高の試み&本の存在があるのですが。

そしてこれを心の支えにして昨年末に開催したのがこちらです。

これ、すっっっっっっっごい楽しかったです。店主含めて5人の参加者で、そのうち既読者は1人(そう、既読者がいてももちろんいいのです、というか来てくれ)。そして未読者はみんなホクホクした表情で本を買って帰ったという、This is 最高に最高なイベントとなりました。今回もそれを再現したい。というか定期的に再現したい。ということで『マザリング・サンデー』(未)読者のみなさま、小屋に集合です。
また、前回の『掃除婦のための手引き書』の会とちがって今回は申し込みや参加費=書籍購入代金は必要ありません。あくまでもフェスの一環なので。とはいえできれば買って帰ってほしいですが。とりあえず5冊くらいは仕入れておきます。
そういえば『掃除婦』の会、訳者の岸本さんが「行きたかった〜」と言っていたことを知り、小屋もろとも爆発しそうになりました。あれ?もしかしてこれ13:30からのゲストに依頼すべき?え!!どうしよう!!

終日開催イベント
→1箱古本市をやろうかと。本のフェス(ホンモノ)で出店予定だった1箱店主さんから優先的に3人くらい?なら小屋の前でやれそうなので。こちらも雨天時はどうしよう案件なのですが。あ、出店料とかいりません。出店申し込みやご相談は books.lighthouse@gmail.com まで。

18:00 解散
→解散です。家に帰るまでが本のフェスですが、帰宅途中に気になる本屋に寄るのも大歓迎、それもまた本のフェスのいちプログラムです。


と、見切り発車レベル100のフェス概要でした。全体の注意事項としては、

・これらがすべて本当に(そして万全の体制で)開催されるかは未知数
・同時入場者数が10人を超えると小屋が無理(フェス......とは......?)
・悪天候時どうしよう
・店主が雨男
・まともなインフラがない(小屋)
・悪天候時どうしよう
・店主がアクシデント巻き込まれ体質
・どうしよう

などなど、不安要素(ドキドキイベント♡)満載の1日となること間違いなし!ということです。朗報なのはトイレが見つかったこと。すぐそばの神社に(半分)開放してあるトイレがありました。元日の初詣客がわんさかしてるときに開放してあった(のがそのままになってる)のを後日(お客さんが)発見したのですが、通常時には「御手洗」という木の札を裏返しにしてあるので本当に使っていいのか少し不安になるトイレです。なので何かしらの問題やトラブルを起こさないように気をつけてお使いください。場所は店主に訊いてください。案内します。


ということで「(勝手に)本のフェス@小屋」のご案内でした。どうなることやら。あ、イベントごとの詳細(申し込みが必要かどうかとか)もまた改めて考えますね。たぶん、だいたいいらないと思うけど。

ちなみに小屋までのアクセスは
・JR/京成幕張本郷駅(または幕張駅)より徒歩10〜15分
・コインパーキングも近隣にあります(たぶん1日300円、値上がりしてても1000円はいかないはず)
となっております。Googleマップにも「本屋lighthouse」で登録されているようなので、先生(Google)の言うことをよくきいて、交通ルールを守ってお越しください。

あ、このフェス(や各イベント)は今回に限らず定期的にやろうかと思ってるので、参加は無理せずお願いします。コロナにくわえて小屋のキャパ問題もありますし、たくさん来ちゃうとそれはそれでどうしよう、という(なんだこのフェス。大丈夫か?)。とりあえず、今回参加できなくても悲観せずに次回をお待ちください。

どうなることやらー!!


追記(各本屋さん向け)
「本のフェス@○○」という形で皆さんの本屋店頭で小規模なフェスを開催すればいいのではないか、という提案をしておきます。もちろん本家に比べて小規模とはいえある程度の人が集まるものですし、実際にトークイベントが中止になってるところもあり、故に慎重になるかとは思いますが、普段の営業の延長線上にあるお祭り、的な意識/規模感で「本のフェス」を各自が行うのはいかがでしょうか。本家を楽しみにしていたお客さんが自店の近く、というかお客さんのなかに必ずいるでしょうし、そのなかにはヒトハコの出店者とかもいると思います。小屋(幕張)まで行くのは大変だけど、そこなら行けるじゃん!という人が増えるのもいいことですし(電車で長時間の移動は怖い、という意識も少なからずあるでしょう)、小屋に人が来すぎるとパンクする、というしょうもない理由もあります。

(全体的なイメージとしては、音楽業界でいう「サーキットフェス」みたいなものです。お客さんは各ライブハウス=本屋を回って楽しむやつです。もちろん「本のフェス」もその括りには入りますが、各会場の距離感が近い(というか同一施設内)ことと、人数が多い(距離が近いから密度も高まる)ことから、感染拡大の可能性も高いという判断になったのだと思います。それを解消しようかな、というのがこれです。会場の立地、人の数(そして利益)。それらの分散です。各本屋間、というか小屋との距離はかなりあるので小屋に来る人は小屋だけになりそうですけど。笑)

もしウチでもやるぜ!という場合、せっかくなので共催(?)イベント的なものもできたらいいなと思うので、一声かけてください。小屋、皆さんとそれなりに距離があるから何ができるかわからないけど!!(でもだからこそ「本のフェス」なんてウチには関係ないと思っていた地方の本屋に参加してほしい!!)

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