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家から出なくても社会とつながる

昨日は、上の子どもの送迎のほかは外出しなかった。

夫の転勤が決まってから、フルタイムでの仕事を退職し、小さな自営業を始めた。
ほどなくしてコロナ禍での子育てを考え市街地から離れた、緑の多い土地に引っ越した。自宅からは森が見えるし近くに大きな公園があるから、いつでもリフレッシュができる。
この時期は、新緑のまぶしさに「ああ、ここに引っ越して正解だったなあ」と思う。

昨日は冒頭にも書いたように、ほぼ外出しない日だった。
それでも仕事の打ち合わせzoomに、camblyレッスン、WEBライティングの講座をUdemyで受けた。

子育て中には、オンラインで人や知識とすぐにつながれることが有難い。
外に出なくても遠出しなくても、周りの環境を味わったり、人とのつながりをもったりできる。
自分の世界を広げたいと試行錯誤した20代。30代になった今は、自分の世界を狭くしたい。

どこへも出かけなくても、子どものひとことや毎日の小さなことを味わい尽くしたい。それが私の社会参加だと思う。

好きな本、山崎ナオコーラ『母ではなくて、親になる』(河出文庫、2020)から。

「育児は文学だ。育児という行為そのものが文学なのだ。子どもと共に考えごとをして、大人自身も成長して、社会参加しているのだ。」(p.297)

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