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18歳のスタート

2021.04.06.23.40

とうとう18歳になった。

日記を書き始めてからちょうどひと月。


今日は朝から楽しいことがたくさんあった。

部活のために高校に行って下駄箱をあけると、

そこには私の17歳のときの写真とお花の飾りによって、

素敵な景色が広がっていた。

そして部室に入ると部員みんなが私の顔のお面をつけて並んでいた(!)。

なんと1人はオリザさんのお面をつけていた(!!)。

ギョッとするくらい驚いた。(特にオリザさんの方)

でもなんだかおかしくて、みんなで大笑いした。

ケーキももらってプレゼントももらってとても嬉しかった。

本当に良い友達に恵まれたと思った。


このnoteを始めたとき、私はこんなことを書いた。

2003.04.06に生まれた私は、あとひと月で18歳になる。

17年間のんびりと暮らしてきたから、後悔していることはない。

でも言ってしまえば、後悔することがないほど今までなにもしてこなかったのかもしれない。

だから大人に近づく今になって、急にそわそわし始めた。

やり残したことはないか。

行きたかった場所はないか。

あの人に言いたかったことはないか。

子どもだからと、わがままが許されるうちにできることをやりたいと思った。


この文章は私が18歳になるまでのひと月を日記のように残すためのもの。

もし”17歳”のときにやり残したことがある方は読んでみて下さい。

後悔しないようなひと月にすることができるように私もやってみます。


結果を述べるとするならば、

『充実していた1ヶ月』になったと思う。

でも、それ以上に自分が『無知』であることに気づいた。

私は本当に何も知らない。驚くほど。

特にこの1ヶ月で印象深い言葉は、知り合いが教えてくれた言葉。


「いろいろあったけど、よかったよかった」となる映画が多すぎる。

本当にいろいろあったなら、人は取り返しのつかない深手を負い、社会は急いでそれをあってはならないものとして葬り去ろうとするだろう。
人と社会との間に一瞬走った亀裂を、絶対に後戻りさせてはならない。あなたがささやかに打ち込んだクサビは、案外強力なのだ。
よかったよかったと辻褄を合わせる必要なんかどこにもない。
「たかが映画だろう」と周りは言うかもしれない。
しかし映画とは何だ? ぼんやりとみなが想像するものだけが映画ではない。
表現の極北から見出される鋭い刃物のようなクサビで、人と社会とを永遠に分断させよう。これら二つが美しく共存するというのはまったくの欺瞞だ。
このような映画製作に挑む若者を探している。

それは大島渚が切り開いた道であり、決して閉ざしてはならないと思うから。

第二回大島渚賞受賞該当者なしというニュースが報道された時に、

黒沢清さんがこうコメントしたらしい。

最初、この言葉を教えてもらったときあまり意味が理解出来なかった。

でも今なら少し分かる。

それが分かるようになったことが私の1番成長かもしれない。


これからの1年、どう過ごしていこうか。

とりあえず今しか一緒に居れない人と、楽しいことをたくさんやりたい。

大切な家族とたくさん映画や演劇を観に行きたいし、

大切な先生とたくさんおしゃべりしたいし、

大切な友人と色んなイベントをしたいし、

大好きな友達と路地裏旅や、ノーマイカー旅もしたい。


この1ヶ月、お付き合い頂きありがとうございました。

これからは書きたい日にゆっくり更新していこうと思います。


大人になるまで、もう少しわがままに生きます。


木下栞





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