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18歳まであと5日

2021.04.01.23:30

春休み8日目。

晴れて受験生に突入した。

今日から切り替えていこうと、張り切って図書館の学習スペースに行った。

さあ、勉強をしよう。

そう思いながら、手に取ったのは村上春樹の小説。

あら、手が勝手に…

そういうわけで読書dayとなったので私は6時間、本を読み続けた。


よく「本を読みなさい。」と母に言われる。

私だって読みたい。

でも高校では授業に部活、そこから塾に行くと時間なんてない。

私は本を読み始めると何もしたくない。

すきま時間に読むよりも、どっぷり本の世界に入りたいのだ。

だから今日は凄く幸せな一日だった。


そして今日に限って先日まで一緒に演劇をしていた人から「店にいる?」とLINEが来た。

「明日きて。」と返信してまた本の世界に戻った。


結局塾には行かずに、ぶっ通しで本を読み続けた私は目が乾燥して涙があふれていた。

はた目から見たらものすごく本に感動している人だったと思う。

でも私は読書で感動して泣いたことはない。

映画でも一度しかない。

その一度だって『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』というドキュメンタリー映画で、

当時激しい学生運動の最前線に立っていた人たちが

すごくよぼよぼのおじいちゃんになってインタビューに答えているのを観て、

不思議と泣けてきただけで感動したというわけではない。

でも目が乾燥して涙が出るくらい本を読んだのが久しぶりで、

またそんな時間をとりたいなと思う。









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