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毎日が自転車びより

思い出の1冊を著者に教えてもらいました!Q&Aしています

この作品は人気作家の「ミツ」さんの作品の一つです。
こちらでは、思い出の残る作品を著者に直接お聞きして記事にしています。


ミツさんは2023年1月に商業出版を果たされkindle作家さんに夢を見させてくれています。全国の書店で本が置かれプロの作家としてもデビュー!
そんなミツさんの原点に近い作品の一つです。下記にあるミツさんのお話を読むと本が読みたくなりますよ!いくつかの質問に答えてもらいました。

■毎日が自転車びより

著者:ミツ  Twitterリンク
ジャンル:ドキュメンタリー
2021/7/26発売日

【図書館長が読んだ感想】

タイトルからどんな内容か想像した時は、自転車好きなミツさんの自転車の事を熱く語る話かなとおもいページをめくりました。情報系と思い読んだんですが、ドキュメンタリー創作小説でした。というのも本当の事をベースに創作されているお話で主人公のミツさんが自転車を軸に人を助けていくお話です。自転車愛もたっぷりありつつ、物語の本筋は、そこじゃないんです。物語では自転車で走るプチ旅行のコース紹介や、そこで食べる食事紹介などもあり自転車に乗って同じルート、同じ店に行ってみたくなる展開。でもドラマチック展開を最後は向かえていきます。生きるという事を自転車と掛け合わせたお話です。安定して車輪をこぎバランスを取り早くても遅くてもだめ。雨が降れば乗らない選択もし、晴れの日は遠くまで行き可愛がる。まるで自分の体を労わるように自転車を愛する主人公なんです。現実の中の世界にきっとある。でもフィクション。この絶妙なバランスも自転車と似ています。細かなパーツで構成された体は、どれか一つ壊れると動かなくなる。自転車も同じ。だから油をさし丁寧に扱い、自転車にありがとう!って声をかける。毎日が自転車びより。そんな本でした。

著者のミツさんに質問をして答えてもらえていますのでご紹介します。


Q&A

【この本を書いたきっかけ】


「自転車に恩返しをしたい」そんな風に思って書いた1冊でした。
2018年にうつになりましたが、その後も再発もせず元気に過ごせているのは自転車によるところが大きいのです。そんなことも含めて、おりたたみ自転車の素晴らしさを伝えたいなあ。…と思って書きました。

【苦労したところ本音で】

表紙に使っているダホンのK3という自転車はもってなかったので、懇意にしている自転車屋さんでお借りして撮影しました。
その自転車屋さんは横浜の山下公園の近くにあります。試乗した後で、山下公園に停留されている氷川丸の近くでスマホで何枚も写真を撮影しました。
横浜まで出かけることが苦労と言えばそうかもしれませんが、表紙用の写真を撮るのは、自分で作っている感があって楽しかったです。楽しんで書いたので、内容的には苦労しませんでした。それでも、なんとかうつをテーマに盛り込みたいと思って最後の展開を考えた記憶があります。

【読者に伝えたい事を本音で】

この本ではうまく書けませんでしたが、特にお年寄りの方に、おりたたみ自転車を使って欲しいと思ってます(;^_^。

ママチャリは荷物積載量と機動性にすぐれて安価で便利です。でも年を取ると、あの重さがネックになるのは事実です。そこはちゃんと伝えたいと思いました。自転車本は、もう1冊書こうと思っているので、この辺りをうまく入れ込みたいと思っています。

「大丈夫?」って聞かれるのがツライとか。うつについては大体書けたと思っています。最近、睡眠不足だなあとか、眠りが浅いなあと悩んでいる方には強く自転車をおススメしたいです。

【ぶっちゃけ収益は良かったのか悪かったのか】

2021年7月にリリースしたので結構時間が経っていますが、たまにランキングで1万位ぐらいになります。(TwitterでほとんどPRはしてないのに…)具体的な額は言えませんが、ぼくの本の中で一番稼いでいる本かもしれません。自転車について書かれた個人のKindle本は少ないので、意外とねらい目のジャンルのかもしれませんね。


ミツさん解答あとがとうございました。
直接著者さんに聞けて、ますます興味がわきました!
皆さんも是非、読んでね。自転車ジャンル 案外穴場なんですね(笑)


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