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【歌詞】ピアニシモ・ハートビート

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2020年リリース 4th Album. Lyric note.
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2020年11月の記事一覧

ターミナル

LEDに代替された走馬灯は流れる 明る過ぎる程さ
僕だけのディスプレイに映し出した
僕だけは忘れないよ命の履歴
目を覆いたくなる様な過去を憎んで
手垢で汚したらもう捨てられなくて
全く御都合主義の馬鹿げた僕らだ
哀しいさえ超えて呆れ返る程さ

始まりとの距離は個人差があるから費やした感情も幸福と比例しない
空っぽになるまで声を枯らしたって
無情に泣いた夜が 想い出の場所な

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遅咲きの花

聴こえない 色味は遠ざかってく
待ち呆けも時が経てば置いてけぼりみたいだ
「下らない。」 吐き捨てた言葉の先には
転がる無数の夢だったはずの蕾

此処で過ごした夜の数を数えて一人苦笑ってた

憧れたのは遅咲きの花 血反吐はいて歌うその姿に
間違いを重ねた命も いつの日にか愛せるように
過去を憎んでも 明日が怖くても 差し伸べられる手はあるのだと
世界に中指突き立てて

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