サンデーサイレンスの母を生産したジョージ・A・ポープ・ジュニアの業績とその配合テクニックについて血統解説しています。(これを読んでも馬券が当たるようになる可能性はゼロです)
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2023年4月の記事一覧
ウィッシングウェルの売却と、エルペコランチの終焉 ~サンデーサイレンスの母を生産した男 ジョージ・A・ポープ・ジュニアとは・13
ここまで12回を重ね、約3万文字を費やして説明してきたわけだが、私はサンデーサイレンスと、その母ウィッシングウェルの血統を以下のように「読んで」いる。
セントサイモン St. Simon-ハイペリオン Hyperion-カーレッド Khaled
ザテトラーク The Tetrarch-ムムタズマハル Mumtaz Mahal
テディ Teddy - サーガラハッド Sir Gallahad
J.O.トビンとウィッシングウェルの「同質」 ~サンデーサイレンスの母を生産した男 ジョージ・A・ポープ・ジュニアとは・12
前回ウィッシングウェルとJOトビンの配合における「異質」の存在について説明した。
今回は「同質」について説明する。
今回のキービジュアルは「リフルシャッフル」である。
リフルシャッフルとはこの代にまで至ると、ジョージ・A・ポープ・ジュニアの配合パターンが徐々に読めてくる。
記号化すると、
A ⇒ B ⇒ A" ⇒ B"
形態としては「積み上げ」ではなくシャッフル。それも「リフルシャッフル」で
J.O.トビンとウィッシングウェルの「異質」 ~サンデーサイレンスの母を生産した男 ジョージ・A・ポープ・ジュニアとは・11
今回から2回に分けてウィッシングウェル(サンデーサイレンスの母)の配合コンセプトをジョージ・A・ポープ・ジュニアの代表生産馬J.O.トビンと比較しつつ説明する。
まず今回は「異質」の存在についてがテーマだ。
組織に異質性を加えるサラブレッドの配合はいかにあるべきか?
インブリード(クロス)を手がかりとして、完全なる統一感と美を追求する五十嵐理論(I理論)というものが一斉を風靡した事もある。
私