サンデーサイレンスの母を生産したジョージ・A・ポープ・ジュニアの業績とその配合テクニックについて血統解説しています。(これを読んでも馬券が当たるようになる可能性はゼロです)
- 運営しているクリエイター
2023年3月の記事一覧
ヒラリー産駒の究極系ヒルシェイドによる挑戦と成功 ~サンデーサイレンスの母を生産した男 ジョージ・A・ポープ・ジュニアとは・10
1961年にヒルライズを生産し、1964年に「(2代後に)世紀の大種牡馬サンデーサイレンス」を生み出すマウンテンフラワーを生産したジョージ・A・ポープ・ジュニアはそれから何をしたのだろうか?
今回は1965年に生産したヒルシェイド Hill Shadeを紹介する。
ヒルシェイドは、(ジョージ・A・ポープ・ジュニアが愛用した)種牡馬ヒラリーの「究極系」ともいうべき配合を持つ牝馬だ。
栄冠の後ジョ
モンパルナスの底力=1/4セントサイモン ~サンデーサイレンスの母を生産した男 ジョージ・A・ポープ・ジュニアとは・9
モンパルナスについて第7回で説明した。
日本競馬の歴史を塗り替えた大種牡馬サンデーサイレンスの祖母の父でありながら、全く知名度のない種牡馬。それがモンパルナスである。
今回は再びモンパルナスについて血統を説明する。「モンパルナスの母は弱点か?」という検討である。
読み解くキーワードは「裏打ち」だ。
裏打ちとは?普段、何気なく使っている言葉にも意味がある。裏打ちとはディスプレイの技法である。
コンセプトにコンセプトの追いがけスープ ~サンデーサイレンスの母を生産した男 ジョージ・A・ポープ・ジュニアとは・8
鍋物の途中でだしの素を追加すると美味である、というCMがある。
今回はこれをサンデーサイレンスの祖母マウンテンフラワーの血統を「読む」キービジュアルとしたい。
前回はマウンテンフラワーの「父はなぜモンパルナスなのか?」を解き明かす試みを行った。
そしてモンパルナスを配合で使えるチャンスが1年のみだったことも判明した。
今回はそのモンパルナスとの配合で、どんなマジックが起きるか?という話になる