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国内外の漫画家を育成するアーティストビレッジ阿蘇096区(オクロック)
こんにちは~!
今年も残すところあと2か月を切りましたがみなさまいかがお過ごしでしょうか?
いつものようにぼんやりインスタグラムを見ていたら面白い投稿を見つけました。
2023年10月25日発売の「月刊コミックゼノン」でフィンランド出身の漫画家エネワルド氏が紹介されていたのです。
投稿をされているのは「サイレント・マンガ・オーディション」の公式アカウント。
日本の含め世界141の国と地域、6000人を超える漫画家さんの作品が掲載されていてとても面白いサイトです。
しかもサイレント・マンガ。言葉のないマンガです。
言葉の壁を感じずに世界中の作家さんの短編マンガが楽しめる。これは本当にありがたいですね。
読み切れないくらいたくさんの作品がアップされています!
たとえば2023年に『幽霊はどこへ?』と『葬送のコンチェルト』2作品の邦訳が刊行された台湾の漫画家、韋蘺若明さんの漫画も載っています。
へえええ~~!!
と思いながら投稿を見ていたのですが、記事内に書かれている「アーティストビレッジ阿蘇069区(オクロック)」ってなんか聞いたことがあるぞ…?
そうそうバンド・デシネ翻訳者の原正人さんとやっているポッドキャスト「海外マンガRADIO」の第49回で原さんが紹介されていた場所です!
こちらの動画では、台湾の漫画家さんが国内外の漫画家さんと、この熊本にある「アーティストビレッジ阿蘇096区」で交流されたというニュースでしたね。
このときは「ほほお~~こんな施設があるんだなぁ」くらいの感想で終わってしまっていたのですが、調べてみるとなかなかに面白い!
「アーティストビレッジ阿蘇096区」のウェブサイト。なかなかお金かけて作ってますね(笑)
インタビューのページには、ここに滞在されている国内外の漫画家さんのコメントを読むことができます。
マンガ作品のリンクも貼ってあります。それにしてもみなさん絵が上手い!
そもそも運営会社の「コアミックス」。
「週刊少年ジャンプ」で原哲夫や北条司らと『北斗の拳』『シティーハンター』など多くの人気作品を生んだ編集者、堀江信彦さんを代表に、漫画家の原哲夫、北条司、次原隆二らによって設立された会社。漫画雑誌「月刊コミックゼノン」の刊行のほか、ウェブマンガサイト「ゼノン編集部」や、マンガアプリ「マンガほっと」を運営。
そしてそもそも最初にお話しした「サイレント・マンガ・オーディション」は、月刊コミックゼノンの新人賞「マンガオーディション」の国際版として2012年に創設されたものということ!
なるほど~~!
なんだかいろいろバラバラに知っていた点がひとつにつながった気分です!
それにしてもこうやって海外作家さんの育成や国内外アーティストとの交流、国際的な漫画賞といった活動は素晴らしいですね!
ということで今回の記事は私の備忘録的に調べたことをまとめてみました。
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