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  • 氷曜日のエッセイ

    水曜日に更新予定。 かき氷にまつわるエッセイをお届けします。

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最近の記事

こだわりを緩め、買ってよかったもの

お財布です。 マザーハウスのイロドリ ミニ ウォレットを購入しました。 こちらは日本の四季をグラデーションによって表現した財布。公式では紫陽花をイメージしたカラーリングとして紹介されています。 わたしの第一印象は空の景色。青からピンクに変わるグラデーションは、日没から夜にかけて現れるビーナスベルトのよう。直感的に惹かれる。だけど購入前はピンク色が気がかりでした。 身の回りのアイテムは青や黒を選ぶことが多い。果たしてそれらと合うだろうか。財布だけ浮かないだろうか。 家で

    • 偶然撮れた水彩画みたいな写真

      京都・瑠璃光院にて。 透き通った池ですいすい泳ぐ鯉を撮りました。 シャッターを切った瞬間は大成功の予感。求めていた位置にちょうど色鮮やかな鯉が来てくれたから。なんと2匹も! 家に帰って確認すると、そこには被写体である鯉がブレた写真が残っていました。 構図はバッチリ決まったのに。 詰めが甘かったなあと落胆。 だけど、あれ? 目を凝らしてみると、まるで水彩画のよう。 拡大すると尚の事そう感じる。 これはこれで素敵かもしれない。 マイナスに傾いていた感情がじわじわとプラ

      • お酢のある生活が楽しい

        お酢にハマっています。 お家時間が増えて、自炊するようになってから積極的に使うようになりました。 最近は、なんでもかんでもお酢をかける人になりつつあります。そこで今回は、今まで試して良かった組み合わせをご紹介。 野菜を漬ける 野菜は好きだけどあまり食べません。1人で消費するのが大変だから。 でもピクルスの作り方を覚えて変わりました。以前より積極的に食べています。 作り方といっても簡単。 ジッパーにカットした野菜と酢を入れて揉むだけ。作り置きOK。 本当はおしゃれな

        • かき氷を愛する人の到達点

          コーヒー好きな人は豆を。 カレーを愛する人はスパイスからこだわる。 それぞれ家庭で作る人も多い。 好きな食べものがあると、やがて自作するようになる。これって自然な流れなのかな? わたしはキッチンに立たないから、どこか別の世界の話だと思っていました。かき氷に匹敵するくらい好きなチョコレート、作ろうと思ったこと1度もないので。 でもね、いままで興味なかったけれど、どうやらその境地に達してしまったようです。 気軽にやってみた "氷を削る体験" がよくなかった。いや、とてもよ

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        • 氷曜日のエッセイ
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        記事

          ひとり氷、ふたり氷。

          ソロで氷活。 わたしは基本的に1人でかき氷を食べに行きます。 その理由は3つあって。 ひとつは味に集中できるから。 会話に気を取られず、自分のペースで食べたい。 次は訪れる日時の問題。 友達とスケジュールを合わせようとすると、ほとんどの場合土日のどちらかになる。できることなら平日の昼間にふらっと訪れたい。比較的空いているから。(行列に並ぶ時間も愛おしいけれど) 最後は写真に対するこだわり。 テーブル席で対面に人がいる場合、真横から撮影すると写り込んでしまうのです。

          ひとり氷、ふたり氷。

          隣のかき氷は美味しくみえる

          かき氷が運ばれてくるまでに。 心ときめく瞬間は何度も訪れる。 店内の雰囲気、整った温度環境、手描きのメニュー、お温かいお茶や白湯があることなど、徐々に期待が高まっていくのです。 その中でも一番好きな瞬間。 ときめきMAXは登場シーンにあり。 期待通りのものが出てきたときの喜びはひとしお。 お店によっては文字だけのメニュー表もある。そんなときは完成形をイメージしながら待つのだけれど、想像を超えてくると嬉しさで舞い上がってしまいます。 美味しそうな1杯を目にすると、目の

          隣のかき氷は美味しくみえる

          かき氷の聖地、奈良へ

          奈良といえば。 真っ先に思い浮かぶのは寺と大仏と鹿。 初めましては小学生のとき。 修学旅行で京都・奈良を訪れたのです。 鹿の匂いに眉をひそめたこと、大きな大仏に圧倒されたこと、宿泊先のホテルで枕を投げ合ったこと、おぼろげだけど記憶に残っている。懐かしいな。 2度目ましては今年の2月。 バレンタインの催事が終わり、大好きなチョコレート熱が少し冷めてから「奈良へ行こう!」と出かけました。 奈良はいま、かき氷の聖地と化している、という話を耳にしたから。居ても立っても居られな

          かき氷の聖地、奈良へ

          くまは冬眠、わたしは夏眠。

          夏本番。 暖かいを超えて暑くなってきましたね。今年も40度を超えるのでしょうか。これから来るであろう猛暑に怯えながら日々を過ごしています。 世間的にかき氷のシーズン。 みなさん、さぞ多くのかき氷を食べていることでしょう。まだの方は急いでお店へ向かってください。夏しか食べないのなら今すぐにでも! さあ早く!! すみません…熱くなってしまいました。 一方わたしはというと。 7月に入ってから減少傾向にあります。 夏はお店が混む。 行列に並びたくない。 暑い中出かけるのは避け

          くまは冬眠、わたしは夏眠。

          冷え対策、常温の水。

          毎日飲むもの。 わたしの身体を形成するもの。 それは水。 たんぱく質・脂質・炭水化物0gの軟水をよく飲んでいます。キンキンに冷えたものではなく常温で。 例えば目覚めの1杯。 朝起きてからコップ1杯の水を飲むと、自律神経が整うって言いますよね。感情が不安定なころ読んだ本に書いてありましたから、わたしは今も信じ続けているのです。 できる限り食事中も水を。 その方が食材や料理の味をストレートに楽しめる気がして。家では専ら常温水。 大好きなチョコレートを食すときも。 心地よい

          冷え対策、常温の水。

          懺悔のお時間です

          かき氷に関する失敗談。 苦い思い出、人から指摘されて気づいたこと、自戒を込めてここに記します。 食べ過ぎないよう気をつけるお食事中の方、失礼します。 実はかき氷を食べすぎてリバースしたことがあります。 いきなりこんな話ですみません。 自分の限界を見誤っていました。本当に申し訳ない…。 好きなものをお腹いっぱいになるまで食べたい欲求。 「今日のわたし、こんなにも食べたの!」と自慢したい欲求。 そんな2つの欲求が高まって、身体の調子と関係なく「まだいける!」って思っちゃ

          懺悔のお時間です

          かき氷と旅行計画

          観光に欠かせないグルメ。 ご当地グルメのほか、かき氷を楽しみにしている。観光地の近くにあるならぜひとも立ち寄りたい。 わたしは事前に調べる派。 偶然いい感じのお店を通り過ぎる、なんてことは滅多にないと思っているので、Google検索やSNSを駆使して徹底的に探します。 名古屋で例えると、 「大須 かき氷」 「名古屋城 かき氷」 地名や観光地とセットで。 さらに「通年」「期間限定」「美味しかった」というワードを加えてみたり。 和菓子、チョコレート、珈琲、お茶、フルー

          かき氷と旅行計画

          好きなお店の共通点。わたしの身体を冷やすものは

          かき氷屋さんの話。 良いお店ってなんだろう? ・店主の人柄 ・提供スピード ・氷の美味しさ ・豊富なトッピング ・シロップへのこだわり 様々な要素はあるけれど、良し悪しは人によって違ってくる。一概に言えない。 わたしが重視するポイントはなんだろうか。 頭の中で好きなお店を巡っていると、1つの共通点が見えてきた。 その共通点とは店内環境にあり。 重要なのは、強すぎない冷房。 とある真夏日のこと。 まだ食べたことのない1杯をSNSで見つけた。 「なんて豪華なトッピ

          好きなお店の共通点。わたしの身体を冷やすものは

          かき氷と写真。タイムリミットは10秒。

          かき氷の寿命は短い。 食べごろは到着後すぐ。 なぜって? 時間の経過とともに溶けてしまうから。豪勢なトッピングの場合、アイスや果物の重さに耐えられず、沈んでしまうこともある。 できることなら美しいまま、氷の食感を損なわずに召し上がりたい。 ゆえに撮影時間は短くなる。 わたしのタイムリミットは10秒。 カメラの設定は事前に。 絞り値、シャッタースピード、ISOは待ち時間に決めておいた。面倒なときはオート設定に頼ることも。 到着後、心の中でカウントダウンが始まる。

          かき氷と写真。タイムリミットは10秒。

          お店の人と話したいけれど

          お店の人と話したい。 かき氷の感想を伝えたい。 そうは思っているけど中々難しい。 かき氷屋さんは少数精鋭。 1人でまわしているところもある。注文を取り、氷を削って運ぶ姿は常に忙しそう。 そんなときに声をかけたら。 迷惑なんじゃないかと考えてしまう。 わたし自身、思い当たる節があるから。作業中に声をかけられると、集中力が迷子になってしまうのです。ついさっきまで仲良く一緒にいたのにね。 狙うべきは営業終了ギリギリ。 ラストオーダーから閉店までの時間なら人が少なく声をかけ

          お店の人と話したいけれど