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「本・人・旅」の学びを大切にし、読書の魅力を発信されている出口治明さんは、私が最も影響を受けている方の1人です。 ライフネット生命保険の創業者であり、立命館アジア太平洋大学の学長をされている出口さんの「教養」の考え方は、コロナ禍で教養をテーマとしたメディアコンテンツ制作の依頼が増えたなかで、参考になりました。 最近、短時間で答えを知りたい、とにかく自分の市場価値を上げたい、という風潮は「ファスト教養」と呼ばれ、批判されています。 そんな中、出口さんの教養観で記憶に残って
「動機づけ」を調べるなかで見つけましたが、やる気を呼び起こす思考法について多くの学びのある本でした。 モチベーションの世界的権威と言われる著者のポール・J・マイヤー氏は、生命保険会社で21歳にしてトップセールスマンとなり、24歳で最高売上記録を樹立、27歳で億万長者となり、その成功哲学をまとめたプログラムは20ヶ国語以上に翻訳されています。 若くして成功した理由は「両親からの教え」だったといい、すぐ見習おうと思ったものを2つ紹介したいと思います。 1)虫眼鏡の教え 著
職場での経験を振り返り、学びを得て次の行動への力を引き出すために、ヤフーの1on1の技法は参考になりますね。 ヤフーを「人財開発企業」と位置付け、全社に1on1を導入された著者の本間さんは、 コミュニケーション = 自分の意図が相手に伝わり、行動を促すこと フィードバック = 耳の痛いことを告げて、部下を立て直すための技術 上司が部下に期待する仕事の水準と、部下の成果の差を示すもの(大人の学びは、痛みが伴う) と定義され、具体的な質問方法を紹介されていました。
自発的に行動し、興味を持って没頭していると感じるにはどんな条件が必要かは、ビジネスの正解が見えづらい時代に重要になっていると最近感じます。 ニューヨークのロチェスター大学で「自律性」を研究されているエドワード・L・デシ教授によると、他者から「統制」をされるより、自分で自分を動機づける方が、創造性、責任感、健康な行動、変化の持続性において高いパフォーマンスを発揮するといいます。 しかし、ここで陥りがちなのが、「どうすれば他者を動機づけられるか?」と考えてしまうと、そこには「
個人として高成績を出すことと、チームで成果を出す仕事のちがいは誰もが一度は経験すると思いますが、「上司」の普遍的な心得、価値観、判断力について学べる本でした。 ハーバードビジネススクール「リーダーシップ講座」主任教授のリンダ・A・ヒル氏は、マネージャーの振る舞いや学習法を30年以上研究してきた知見から、 「マネジメント」 = 他者の行動のきっかけとなる発想や感情を変えていくこと と定義され、優れたリーダーが取り組んでいる「3つの課題」を突き止めたといいます。 1)自分