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限りなく野生に近い男 ジェイソン・ステイサム ~MEGザ・モンスターズ2観たよ~

 ところ変わって、映画である。

 『MEGザ・モンスターズ2』は公開時から気になっていて、映画館に行こうかなぁと思っていたが、U-NEXTにすぐ入るやろと怠けていたら、やっぱりすぐに配信された。やるやんけ!
 なので、さっそく観たyo!

 まず、前作では、モンスターと言っておきながら、まったく暴れることを知らないおとなしいサメであった。きっと消化不良を起こした観客は多かったと思われる。物語後半に、海水浴客が溢れかえる海にさまよいこんだサメは、まったくこちらが期待していたような行動には出ようとはせず、申し訳程に暴れるだけ。どこまでも暴れることを知らない温室育ち(ハムテル)のサメだったのであった。それの反省か知らないが、今作ではわりとのびのびと楽しめた気がする(サメが)。


 前半は、ほうほうと観れるが(それでも、海底奥深くで人同士が殴り合うどうでもいいシーンとかはあった)、後半は製作陣もサメたちもやけになったのか、ツッコミどころが多かった。前作であれほど大変なことになったのに...!と思ったのが、サメがまたしても海底からステイサムたちを追っかけてきて、普通に太平洋的な海をまた泳いでしまっている場面。なかなか頭のネジが外れているなと思ったが、それよりなにより、やっぱりこの映画の醍醐味は、ジェイソン・ステイサムの不死身ぶりである。
 前作からパワーアップしたのはサメのことであると巷では伝い語られて?いるようだが、パワーアップしたのは実はステイサムのほうである。前作から今作の間に、ステイサム演じるジョナスがどんな訓練を積んだのか知らんが、3匹の大きなサメに対して、まるで、グリズリーにオレは挑むぜ(それでも尋常ではないが)的なスタンスで終始戦う。しかも、常に戦いの場は奴らのホーム、海中だというのに。まぁ、周りの仲間もちょっとネジが外れかけているというか、ステイサムがサメに立ち向かうこと自体に、だんだん心配をしなくなっている気がする。帰ってきて当然のような立ち居振る舞いである。


  さて物語後半、パーリーピーポーらが集まる島に流れ着いたステイサム及びサメ一行。
 もちろんステイサムは、「このオレが奴らを始末せねば...!」と、もはや日常のように、武器を手にモーターボートのような物に乗って海へと突っこんでゆく。しかし、ステイサムが強すぎるあまり、「ステイサムが襲ってくる!サメたちー、逃げてー!」という感情に。立場が逆転したかのようだったが、アホなサメたちは、喜び勇んでステイサムのもとへと走っていく(違う、泳いでいく)。そしてことごとくステイサムにやられるサメ。「だから言ったじゃないの」というこちら側の声かけも虚しく、無傷のステイサムは涼しい顔をして、本来の自分のホームである陸へと帰ってくる。終始ふざけた最高の映画で、とても満足のゆく一本となりました。

追記:
 個人的に、DJ(黒人のイケメン)が、あの図体に対してミニすぎるリュックを背負っていたのが面白かった。まあ確かに、逃げやすくていいと思うよ!

さらに追記:
 2回目観直したら、DJのリュック全然ミニじゃない!ミニミニに見えていたのは、やはり体がデカいからなのか。なんのこっちゃ、、、。


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