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仕事における責任感

新たな職場になって、早くも2ヶ月が経った。

慣れない環境や業務、新たな人間関係などに、最初はかなり戸惑ったけど、ようやく慣れ始めてきた。

うちの職場は、整形外科とデイケアを併設しているクリニックで、リハビリスタッフも、課長と自分以外は、全員非常勤だ。

そのスタッフの中で、自分と同じ専門学校を卒業した方がいる。
年齢は自分より随分上なので、先輩だ。

そのセラピストが、かなり問題のある方で、上も手を焼いている。

先日の事。
その方のお母さんがコロナの濃厚接触者になったから私も帰ります!と、突然、午後から帰ってしまった。

その日も、整形の患者さんの予約は午後も入っていたのだけど、何の申し送りもなく、急いで帰ってしまった。

しかも、その際、直属の上司であるリハビリ課長には一切の報告をせず、その上の統括部長にだけ理由を伝えて帰った。

仕方ないから、その日は、そのセラピストの予約患者さんを、課長と2人で手分けして対応した。

その後、濃厚接触者は勘違いだったらしく、翌週から出勤するはずだったが、今度は、本当に濃厚接触者になってしまったとの事で、翌週も休んだ。

もちろん、その間も予約患者さんはたくさん入っていたから、課長と2人で、そのセラピストの患者さんを振り分けて「担当自体」を変更していった。

相変わらず、課長にも自分にも、患者さんの申し送りは一切なし。

その時点で、社会人としてのマナーに欠けている。

で、今度はそのセラピスト自身もコロナに罹患してしまい、結局、2週間半くらい休んだ。

ようやく出勤してきて、一応、それぞれのスタッフにお詫びをしてはいたけど、整形外来の患者さんはうちらでほぼ引き取ったので、そのセラピストは、デイケアにひとまず移動することになった。

自分から見ていても、そのセラピストのリハビリは、ハッキリ言って整形外来の患者さんには対応出来ない内容だ。

どの患者さんにもルーティンで、全身のマッサージをやって、その後、古典的な筋トレなどしかやらない、というか出来ないようだ。

これでは、申し訳ないけど、整形外来に来る患者さんを治すことは出来ない。

それは以前から課長や部長に指摘されていたようだが、そういう指摘をすると、本人は「注意」されたと受け取り、しかも逆ギレするそうだ。

60歳を超えた社会人として、失格だ。

昨年の11月にこのクリニックに入職して、よく今まで整形外来をやってこれたと、不思議で仕方ない、、

まぁ、高齢者などは全身マッサージされれば気持ち良いのだろうけど、肝心の疾患は一向に治らない。

そんな訳で、今は整形外来は、自分がメインで入り、課長はデイケアも掛け持ちという形になっている。

そのセラピストはデイケアの利用者さんを少しずつ担当しているが、相変わらずマッサージばかりやっている。

しかも、周りのスタッフからは、コロナで休んでいたのに、戻ってきたら整形外来を外されて、「パワハラだ!」という声が上がっているそう。
それを言っているのは、おそらく非常勤スタッフだと思う。

そういう事をいうことも、意味が分からない。。

自分も理学療法士になって23年目。
つまり、社会人として23年間やってきた。

やはり、最低限のマナーは何歳になっても必要だと思う。

あと、理学療法士はリハビリの専門職なのだけど、自分自身の力量を把握することも大事だと、あらためて思った。

そうでないと、一番不利益を被るのは患者さんだからだ。

もうそのセラピストは、整形外来では通用しない事がハッキリしたし、かといってデイケアの業務はとてもじゃないけど、やれないと思う(デイケアの方が、書類関係やその他諸々の業務が沢山ある)。

まぁ、今回の件を反面教師として、自分は自分で、そのような事は絶対にしないように、あらためて身を引き締めて、日々の仕事をしていこうと思う。

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