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BEASTARS【感想まとめ】
1期
2019年10月~12月(https://twitter.com/i/events/1182636473008308224)
1話
#BEASTARS
— Boo!💙💛 (@boo_hit) October 11, 2019
1話
寓話性の高さと、学園モノや演劇部という設定諸々の暗喩など面白いけれど、これまた疲れそうな題材w
各キャラの配置や役割は類型的な種族イメージで記号化されていて、理解し易いのが有難い
でも物語進行に伴い、やがてはそれすら裏切ってくれそうな期待感にワクワクさせられる! pic.twitter.com/iKDKNBDFXp
2話
#BEASTARS
— Boo!💙💛 (@boo_hit) October 18, 2019
2話
レゴシを惑わす内なる獣性
肉食獣に肉食を禁ずる社会
強きアドラーを気丈に演ずるルイ先輩
そしてハル…
自己防衛の為に自ら被る仮面と、社会が個人に強いた仮面が浮かび上がる!
一面化しないキャラの描き方と問題の有り様…一気に世界観に厚みが増し、ますます期待感は高まっていく pic.twitter.com/TyRBGpFSqx
3話
#BEASTARS
— Boo!💙💛 (@boo_hit) October 25, 2019
3話
ルイを食い物にする広報部
男共を食い物にするというハルの噂
時に強者すら弱者の餌食に、弱者もまた強者を捕食する立場へ…
この一元化出来ぬ世界の複雑さを、草食ながら学園の英雄ルイ(学園内と動物界でのヒエラルキーが一致しない)へ投影させる作劇の上手さに惚れ惚れしてしまった! pic.twitter.com/jyzhN9iiCP
4話
#BEASTERS
— Boo!💙💛 (@boo_hit) November 1, 2019
4話
強さの責任から逃げていると糾弾されるレゴシ
衆人環視で逃げ場のない舞台という檻の中、役を演じる筈の男達は血の衝動に仮面をかなぐり捨てて行く
時に本能の囚われ人(動物)になりながらもそれに抗おうとする熱量を含め、虚実がせめぎ合う圧巻の舞台に観客同様惹き込まれてしまった pic.twitter.com/DNJnjHRgnX
5話
#BEASTERS
— Boo!💙💛 (@boo_hit) November 8, 2019
5話
詮索をしない事がハルの美徳と言うルイ それは心のない、肉体のみの関係
一方、ハルを深く知りたいレゴシ
異性に肉食な草食獣と、草食な肉食獣の対比が可笑しい今回は、奥手なレゴシが兎に角可愛いw
"信念があるなら光が…"皮肉にもルイの言葉だが、レゴシの想いも信念を貫けばいつか… pic.twitter.com/3J6wGfh8ww
6話
#BEASTERS
— Boo!💙💛 (@boo_hit) November 15, 2019
6話
己の足でしっかりと立ちたい!と願うレゴシだが、世界は多くの欺瞞に満ちている
学園は檻の中、外界の平穏も裏市の上に築かれた砂上の楼閣
理性と本能に揺れる思春期の心に、不安定な社会は決して拠り所とはならない
複雑な世界の有り様を見せた上で、個人の尊厳を問うて来るかの様だ… pic.twitter.com/QKnKXUgwQZ
7話
#BEASTERS
— Boo!💙💛 (@boo_hit) November 22, 2019
7話
卵サンドの情熱に、エロ本バレ等、コメディをやりつつも、ハルへの想いの正体へレゴシが辿り着く迄を描く
恋が諦めかけた頃に突然襲いかかって来るのも、ハル絡みだと妙に当て擦ってくるルイ先輩も実にリアルw
寓話的作風ながら恋に関するその生々しさが、共感と感情移入を促してくれる pic.twitter.com/VNjdreOn0O
8話
#BEASTERS
— Boo!💙💛 (@boo_hit) November 29, 2019
8話
"簡単に差し出して貰いたくない"
レゴシの懇願は優しさだが、弱者の生きる術を実感出来ぬ強者(肉食獣)の戯言でもある
他方、内へ獣性を抱える彼の苦悩をハルもまた知らない
他者を知り、理解する事は難しい…そこに恋や相手を想いやる心があってしても…
故に彼等の幸せを願ってしまう😊 pic.twitter.com/kmiBSEWC1O
9話
#BEASTERS
— Boo!💙💛 (@boo_hit) December 6, 2019
9話
ハル誘拐を端緒に殴り合うルイとレゴシ
屈せぬ力と尊厳を欲するルイ、ハルを諦めかけるレゴシ
本当に欲しい物が相手の許に在る、両者の嫉妬と羨望をその様な形でしか表せぬ不器用さが滑稽であり、愛おしい
同時にそれは、"社会"という巨大な檻の中で、まだ無力な若人の苛立ちにも見える pic.twitter.com/lpZ6PdArzq
10話
#BEASTERS
— Boo!💙💛 (@boo_hit) December 13, 2019
10話
ハルの行方を追うレゴシ
その思慕は狩猟本能に基づくモノか?それとも?
思い惑い続けるレゴシだが、獅子組を敵にまわしての命知らずの行動に、その答は如実に表れている
レゴシの行動は軽率で無鉄砲…青臭いと笑い飛ばしたくなる反面、無謀な迄の若き恋の一途さはやはり爽快である pic.twitter.com/U6TJ2AIoBa
他方、走馬燈の如く回想されるハルという生き方
— Boo!💙💛 (@boo_hit) December 13, 2019
正直、"危険を省みず助けに来た"から、レゴシが特別な存在と気付く展開は興醒めだと思っていた
だからこそ、憐憫も同情もなく対等に向き合ってくれたレゴシは既に特別だった…という論法に舌を巻いた
安直に陥らない作劇の妙が光る!#BEASTERS pic.twitter.com/JqQ3YyAmiC
11話
#BEASTARS
— Boo!💙💛 (@boo_hit) December 20, 2019
11話
他者を理解する事は難しい
ましてや、種族も違えば尚更…
それでも、獅子に襲われた直後にレゴシを受け入れるハルに、"種族"という壁すら"特定の個人"との関係性で乗り越えられる筈…そう信じさせて呉れた矢先のあのラスト!
"本能"という更なる障壁を強烈に印象付ける手際も鮮やか pic.twitter.com/h5QHGkwaiL
にしても、本編の内容が頭に入らなくなる様な、生々しい同衾(未遂?!)描写w
— Boo!💙💛 (@boo_hit) December 20, 2019
年下DTを優しくリードする、ハルのお姉さん振りを見事に演じる(キュートでありながら、慣れた感じの振舞)千本木さんの演技にも感服!#BEASTARS pic.twitter.com/4gV1N3Fkaf
12話
#BEASTARS
— Boo!💙💛 (@boo_hit) December 27, 2019
12話
思慕と本能と自制の狭間で揺れるレゴシとハル
助けても、容易に手に入らぬモノ
繋がれぬ二人
其れは特殊な様でいて、恋した誰もが一度は経験した事のあるもどかしさ、愛しさ…
複雑な社会を題材に描きながら、"恋"という身近な感情で物語を此方へ引き寄せる本作の魅力が横溢した最終回 pic.twitter.com/UHq3LyZqx6
1期総括
#BEASTARS まとめ
— Boo!💙💛 (@boo_hit) December 27, 2019
あらゆる社会に存在するヒエラルキーや抑圧、他者と分かり合う困難…それを動物キャラへの置き換えで、より整理し…の物語だけれど、それ以前にお話としてシンプルに魅力的
愛すべきキャラ達の紡ぐ青春ドラマ
これから本格的な幕開け…という処での"Fin."だけに、二期発表が嬉しい! pic.twitter.com/8067MHItrL
2期
2021年1月~3月
13話
#BEASTARS 13話
— Boo!💙💛 (@boo_hit) January 7, 2021
ハルの為に強くなる…そう誓うレゴシの"強さ"の意味
言葉で表せぬ二人の関係
ジュノの発言で変わる学園の空気
そしてルイ先輩の帰還と"別の戦い方"…
曖昧模糊とした状況、関係性、心情…それ等が醸すジリジリとした不安と緊張が相変わらず秀逸な第二期初回
お帰りBEASTERS!!#bstanime pic.twitter.com/E4dCBmQ8Dt
#BEASTARS #bstanime
— Boo!💙💛 (@boo_hit) January 7, 2021
社会やヒエラルキーをデフォルメ&カリカチュアして描く本作
下手をすると荒唐無稽になりそうな処、恋をして強くなりたいと願ったり、強くなるとは何だと悩んだり、そもそも恋仲なのか?と惑ったり…
そんなレゴシの苦悩を通して、常に身近な物語であって呉れるのが素晴らしい😊 pic.twitter.com/N4URkncxIB
14話
#BEASTARS 14話
— Boo!💙💛 (@boo_hit) January 14, 2021
レゴシは食殺事件の犯人探しへ
英雄とは探すモノではなく、自然と生まれるモノ
ならばあるがままの強さに責任を持つ覚悟を得たレゴシは、英雄に成り得る器か…
他方、裏社会の顔役へと上り詰めるルイ
明と暗に別れた両者の歩みから描く"強さ"の意味に物語が大きく動き始める#bstanime pic.twitter.com/t1ZjZ5rizj
15話
#BEASTARS 15話
— Boo!💙💛 (@boo_hit) January 21, 2021
遠く見守る事が肉食の正道…そう言い聞かせるレゴシの恋は最早信仰
他方、死を望むも、死に様を決められる事には抗い、修羅を進むルイは自ら草食の道からはみ出して行く
己の道に惑い、藻掻く両者
生きる世界は遠く離れた様で、その苦悩で二人の物語をリンクさせる手際に感嘆#bstanime pic.twitter.com/EeOJok9b7K
16話
#BEASTARS 16話
— Boo!💙💛 (@boo_hit) January 28, 2021
襲撃を受けたレゴシは学院を飛び出す羽目に
強くなる事が幸せや友から遠ざけて行く皮肉が切ない
肉食の欲を掻き立てて生きる踊り子、食欲に身を削り続けるルイ
誰もが何かを抑圧する上で成り立つこの危うい社会…
その中で必死に藻掻く彼等を、愛おしく感じさせる筆致が見事#bstanime pic.twitter.com/Z0VeCKqIlg
17話
#BEASTARS 17話
— Boo!💙💛 (@boo_hit) February 3, 2021
強さがモノ言う世界で、己の弱さを受入れたルイ
肉食を断って強くなろうとするレゴシ
苦悩しつつ歩む両者を美しく思うと共に、あるがまま生きられぬジレンマに憐憫も覚えてしまう
生き様とあるがままと世界…相容れぬ三者のせめぎ合いで物語は深化し、更に面白さが増して行く#bstanime pic.twitter.com/a8ExLDbskh
18話
#BEASTARS 18話
— Boo!💙💛 (@boo_hit) February 10, 2021
ルイを一蹴する父、しなやかに生きる踊り子…
彼等もまた一つの傑物で、草食も狩られるだけの弱き存在でない描き方がイイなぁ
対して、ジュノを玩び、ハルにプロポーズしちゃう素っ頓狂な朴念仁のレゴシよw
命の重さで本能に打ち克っても、変わらぬ童貞力が滑稽で可愛い🤣 #bstanime pic.twitter.com/3xJNuN9Iaq
19話
#BEASTARS 19話
— Boo!💙💛 (@boo_hit) February 18, 2021
他種の長短を知った上で共生を探る者
薬で本能を抑える者
隣合わせの狩る者/狩られる者
この世界の脆さ、歪さ、美しさ…その中で藻掻く食殺犯の回想
それは忌むべき記憶ながら、自分らしさを否定された者の慟哭でもあり…
多様性の中で否定される自己…その残酷な筆致が強烈#bstanime pic.twitter.com/f19HRjIxWa
#bstanime
— Boo!💙💛 (@boo_hit) February 18, 2021
ペットボトル間接キスのレゴシの捜査方法に苦笑する開幕から、ズドンと腹に来る展開の緩急が見事な今回
甘く塗り替えられた記憶は捏造ではなく、そうせずには社会と折り合えなかった犯人の悲哀が切ない
この世界観だからの動機でありながらも、現実から乖離させぬ見事な筆加減に惚れ惚れ pic.twitter.com/Xm4bzuJziz
20話
#BEASTARS 20話
— Boo!💙💛 (@boo_hit) February 25, 2021
"光を浴びたらシルエットの違いを笑おう"…イイ題だなぁ
食殺犯の直後、種を越えた共感の挿話を描く緩急が素敵
種の違いも、嘲笑ではなく笑い合って悩みや魅力を共有する
悲劇の傍らに希望を置くその作劇に魅了される
では闇に身を置くルイ達の行末は?その対比と興味も見事#bstanime pic.twitter.com/knzGOnd7r6
21話
#BEASTARS 21話
— Boo!💙💛 (@boo_hit) March 4, 2021
ルイとの再会
嬉しくて尻尾フリ×2なレゴシが可愛いw
ルイの気高さを求めるレゴシ、レゴシに光を見るルイ
道や種を違えながらも、両者の奇妙な共感と敬意がこの歪な世界における可能性か…
そう思わせてからリズとの衝突で、分かり合えぬ難しさを突き付ける展開が皮肉で面白い#bstanime pic.twitter.com/XvGhnwFwQd
22話
#BEASTARS 22話
— Boo!💙💛 (@boo_hit) March 10, 2021
種族の壁を越えるのは"捕食"か"愛" か?
最早偽りで正当化するしか己を保てぬリズ
彼を自らの手で裁き、愛が壁を乗り越える事を証明したいレゴシ
立場は違い、敵対しつつ、それでいて"種"という檻の中で藻掻く両者
スリリングでありながら、内なる葛藤で魅せる鮮やかさが見事#bstanime pic.twitter.com/hilwa8abI7
23話
#BEASTARS 23話
— Boo!💙💛 (@boo_hit) March 17, 2021
昆虫食に悟り(妄想?)を開き??、喰殺鬼へ決闘を挑み、ルイに立ち会いを求め、草食の痛みすら思考するレゴシ…
其れを"傲慢"と断言する作劇が愉快にして、痛快
けれど傲慢故に茨の道と、彼に惹かれるルイの気持に得心が行くのが見事
ルイ、ピナ…一気呵成の興味と共に決闘へ!#bstanime pic.twitter.com/VF0VCEYQ0Y
#bstanime
— Boo!💙💛 (@boo_hit) March 17, 2021
強い酒が苦手で梅酒呑んでるルイ先輩も、気遣って身体をかがめていたイブキも、女装レゴシすら可愛く見えてしまったわww pic.twitter.com/IRHgdqxIbI
24話
#BEASTARS 24話
— Boo!💙💛 (@boo_hit) March 24, 2021
うわぁ…哀しいなぁ
けれど強くて、美しい…そう思えた最終話
他者によって痛感する種(己)の弱さ、孤独、哀しみ
けれど其れを乗り越えるのも他者との絆によって
誰かを傷つけ、誰かに傷つけられ、けれど護り、助けられ…
本作の描く種を超えた共生の理想を見た、"感服"の一語#bstanime pic.twitter.com/9I3RqLZ8n3
#bstanime
— Boo!💙💛 (@boo_hit) March 24, 2021
暗闇の銃声
ルイの社会復帰や落とし前を如何に描くか?其処が気になっていたが、こう描くのか…(ed曲からの幕開けも見事な演出)
不器用ながら強さの"責任"を全うし、敬愛する者を光の下へ送り出した"彼"の振舞いに泣けてしまった
悲劇ではあるが、間違いなく其処に強さと愛を見た pic.twitter.com/nSQEUSkORP
総括
#BEASTARS 総括
— Boo!💙💛 (@boo_hit) March 24, 2021
社会的抑圧やヒエラルキーを動物に置き換え、カリカチュアして描く楽しさは2期も健在!…どころか、草食すら護ろうとするレゴシ、草食ながら肉食の頭を務めるルイ、本能に堕ちたリズという象徴的三者により魅力は更に加速した印象
恋模様も含め、続編を期待したいしてしまう#bstanime pic.twitter.com/HO5iVmQzpk
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