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受験勉強の「全て」を話します。【勉強理論編】

こちらの続きです。)

今回、受験勉強の全てを話します。

これさえ実践できれば、どんな大学でも行けるはずです。

これは誇張表現でもありません。

なぜなら、理論に基づいているからです。

入試の仕組み科学に基づいているので、伸びる可能性が圧倒的に高いんですね。

実際自分は、これ以外やっていません。

それでも偏差値50から独学で東工大に現役合格できました。

これはすごいことでもなんでもなくて、ただ理論に従っただけなのです。

もちろん実践するのは楽ではないし、むしろ普通に勉強するよりも大変だと思いますが、

・何よりも合格を優先したい人
・すべてを理論的に勉強したい人

はぜひ最後まで読んでみてください。

ではやっていきましょう!

【復習】

まずは前回の復習です。

前回、

「科学的知識は、あくまで1つの技術ですよ。」

という話をしました。

もちろん、科学的知識をきちんと実践できれば勉強効率は爆上げしますが、それをきちんと実践するための、ベースの勉強スタイルが必要なんですね。

そこで今回は、「大学受験における、ベースの具体的勉強」を紹介します。

今回紹介する「ベースの勉強スタイル」の中で、集中力などの細かい技術を科学で洗練していけば、最も効率的に勉強できると思いますし、ほぼ確実に合格レベルの実力をつけることができると思います。

飽くまで僕オリジナルですが、科学的勉強をより実践的にやっていきたい方には、参考になる部分あると思います。

という事で、「本編」やっていきましょう!

0.結論

上でも話した通り、「ベースの勉強スタイル」を紹介します。

どんな教科も、この「ベースの勉強スタイル」を守りながら、細かい部分を科学的に勉強していくことが、最も効率的な勉強だと思います。

という事でまずは、その「ベースの勉強スタイル」4項目で紹介します。

1.基礎、応用、過去問の3STEP
2.参考書の厳選
3.とにかく1レベル1冊(シリーズ)を周回して完璧にする。
4.教科によって、勉強法、復習形態を調整する。

大学受験においては、どんな教科もこの原則で成績を伸ばせます。

実際僕は、全教科これを実践したおかげで東工大に合格できました。

この4つを実践していく中で、必用に応じて科学的知識を取り入れていくわけです。

とはいえこのままだとわかりづらいと思うので、ここからは1~4をそれぞれ解説していきます。

1.基礎、応用、過去問の3STEP

まずは、受験勉強全体の流れです。

どういう流れで勉強していくか、複雑に考えすぎている人も多いですが、実はめちゃくちゃシンプルです。

どんな教科を勉強するときも、考えるのは3つだけです。

基礎、応用、過去問3STEPで考えましょう。

どういうことかというと、STEPごとにそれぞれ1冊(シリーズ)ずつ最も質の高い問題集を選んで、それを完璧にしていくんですね。

例えば数学だったら、

基礎⇒やさしい高校数学
応用⇒一対一対応の演習
過去問⇒志望校の過去問15~25年分

この3冊を完璧にしていくこと言う事です。

なぜこれが大事かというと、受験勉強の目的は、過去問を完璧にすることだからです。

皆さんご存知の通り、過去問は本番に最も近い問題集です。

なので、最短で合格したいなら、過去問を完璧にすること「だけ」が受験勉強の目標ですよね。

少し大げさに言えば、受験勉強は、過去問が全てなのです。

そうなったときに、参考書に取り組む理由も、「過去問を完璧にするため」になりますよね。

すると、受験勉強で必要なのは、

❶過去問
❷「過去問を理解するため」の応用レベルの問題集
❸「応用を理解するため」の基礎レベルの問題集

この3つだけになります。

なのでまとめると、

1.受験勉強の目的は、過去問を完璧にすること。

2.過去問を完璧にする最短ルートは、基礎、応用、過去問それぞれ1冊(1シリーズ)ずつ最も質の高い問題集を選んで、完璧にしていくこと。

3.基礎⇒応用⇒過去問のルートを、全教科守り、そのうえで必要に応じて科学的知識を取り入れること。

この3つが大事だという事ですね。

ぜひこのルートがぶれないように勉強してください。

2.参考書を厳選する

先程、基礎⇒応用⇒過去問のルートが最強という話をしました。

そのうえで重要になってくるのが、教材の厳選です。

そのレベルをきちんと完璧に出来る1冊を選ぶことが大事なんですね。

例えば、数学の応用はこの1冊だけ!英文法はこの1冊だけ!といえる問題集(と参考書)を見つけるという事です。

なぜこれが大事かというと、参考書や問題集が、ピンキリだからです。

受験業界って実はめちゃくちゃ恵まれていて、参考書の種類が超豊富なんですよね。

有名定番どころから、コアファンがいる教材まで、幅広くあります。

しかしだからこそ、優秀な教材とそうでない教材の差が激しいんですね。

例えば、

「Aの問題集だったら1冊だけで基礎をマスターできたのに、Bの問題集だと更にCの問題集もやらないと基礎がマスターできない」

といったことがあり得るんですね。

このように、教材次第で、勉強成果は大きく変わってしまいます。

なので、きちんと教材を吟味し、質の高い1冊を確実に見つける必要があるんですね。

その1冊さえ完璧にすればそのレベルは完璧!といえる1冊を見つける必要があるわけです。

どんな教科もどんな分野も、いい参考書ちゃんとあります。

そしてそれを紹介している動画や記事もたくさんあります。

YOUTUBEで検索すれば、いくらでもおすすめ参考書、そのレビューが見れます。(情報の厳選は必要ですが)

なのでそれを参考に、最高の1冊を見つけて、それを完璧にすればいいわけです。

具体的な参考書の選び方はこちらの動画で紹介しているので、良かったら見てみてください。

ということでまとめると、

1.受験業界には数えきれないほどの教材があり、いいものも悪いものもある。

2.なので、それをきちんと厳選し、最高の1冊を見つけるべき。それだけで勉強成果は大きく変わる。

という事ですね。

3.とにかく1レベル1冊(シリーズ)を周回して完璧にする。

上では、質の高い1冊を厳選するべき、という話をしました。

取り組む教材を決めたら、その1冊を完璧にしてください。

少なくとも、1冊当たり4周してください。

もう何周もして何周もして、完璧になるまで、本番まで10周するぐらいの気持ちで周回してください。

なぜなら、人間は復習しないと覚えられないからです。

復習って、退屈だしあんまり勉強になってる感時しないんですけど、死ぬほど大事なんですよ。

知識って、復習するときに身につくんです。

人間の脳は、長期記憶にする知識を厳選しているので、脳にきちんと長期記憶に保存してもらうには、適切なタイミング適切な回数復習することが必須なんですね。

そうなったときに、最も手っ取り早く復習を重ねる方法は、同じ教材を周回する事なんですよ。

質の高い1冊を4周することで、すべての知識を少なくとも4回以上復習できるし、やればやるほど1周にかかる時間は減っていくため、最速で知識を長期記憶に出来ます。

逆に、1冊を1周しかしなかったり、いろんな教材に手を出したりすると、復習回数が足りなくなったり、時間がかかったりするため、効率下がる可能性が非常に高いです。

なので、とりあえず難しいことは考えなくていいので、同じ教材を4周以上してください。

具体的勉強法はこちらの動画をご覧ください。


4.教科によって、勉強法、復習形態を調整する。

上で話した通り、基本的には同じ参考書を4周するのがベースの勉強です。

しかし、「必ず」教科によって調整は必要です。

なぜなら、暗記科目と理解科目では復習頻度が変わるからですね。

例えば、英単語や社会の単語のような、ある程度暗記せざるを得ない知識は、色がない分記憶には残りずらいです。

逆に数学などの理解科目は、理解することで、自分の知識と結び付けたり色を付けたりできるので、暗記知識より記憶に残りやすいです。

そうなった時に、どちらも全く同じやり方をしていては効率が悪いですよね。

ですから復習頻度の調整が必要なのです。

具体的にやることは2つです。

①理解系の知識なのか、暗記系の知識なのか見極める。

②暗記系の知識なら、4分の1の時間をそれまでの復習に使う。

まず、理解科目は普通に4周すればいいです。

先程言った通り、理解が必須の知識は、理解する分記憶に残りやすいので、復習頻度はそこまで高くなくていいです。

よって、普通に1ヶ月で4周するペースを維持していれば充分です。

逆に、暗記系の科目は、普通に4周しながらも、1日の勉強時間の4分の1を、前日までの復習の時間にあててください。

例えば、昨日勉強した範囲を思い出せるかテストしてみるとか、それまでの範囲何も見ずに思い出してみるとか。

そうすることで、記憶に残りづらい暗記系の知識も、長期記憶にしやすいです。

理解か暗記か、教科ごとに分かれるわけではなくて、例えば数学なら、応用問題は完全に理解系だけど、公式は理解半分暗記半分みたいな感じですよね。

他にも歴史なら、人物名は完全に暗記だけど、時代の流れや政策をした理由などは理解系ですよね。

このように、自分が勉強している中でも、どれが理解系でどれが暗記系か意識して、それに合わせて復習頻度を変えていけると、めちゃくちゃ効率よく記憶できると思います。

知識1つごとに考えてると大変なので、1章ごととか分野ごとでやるとよいと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回、受験勉強の全てを話しました。

実際自分は、今回話した全てをやったし、逆にこれ以外やっていません。

そのおかげで偏差値50から独学で東工大に現役合格できました。

これはすごいことでもなんでもなくて、ただ理論に従っただけなのです。

皆さんも、理論的に勉強したいなら、そしてもし今回の話に納得できたなら、ぜひ実践してみてほしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次の記事は?

次の記事は、【これはやるな!地雷問題集まとめ】(の予定)です。

ではまた!

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僕が東工大に独学で現役合格した経験と、脳科学や心理学の研究を組み合わせて、科学的&戦略的に受験に勝つ方法を紹介します。

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