クルーの日常生活　フライトの後　その２

香港の空港のチェックインカウンターにはスタッフ専用のカウンターがあります。
他社スタッフを含む割引制度を利用するすべての人は、こちらのカウンターで登録するのが一部の例外を除いて必要になります。

この割引制度は、正規にご利用いただく乗客のチェックイン時間終了後に空きが確定してからスタッフに割り当てられることも多々あり、フライトの後のキャッチ時には辛いのです。
チェックインのカウンターが閉まるのが出発の４０分前です。
この時間は搭乗開始の時間でもあります。
香港の空港はゲート数も多く離れているとシャトル電車に乗って向かわなくてはいけないのです。
走ります、走ります。
せっかくいただいたボーディングパスですから最終の搭乗案内が終わる前にゲートに向かいます。
海外の航空会社はOTPに厳しく、私も乗務中に何度か搭乗時間に間に合わない乗客に関する機内アナウンスを入れたことがあります。
みなさま、できるだけ早めにご搭乗くださいね。

懸命に走り、無事にゲートに着くとホッとします。
時間があれば、そのフライトに乗務するクルーのリストをチェックして知り合いがいるともっとホッとしますし、楽しみでもあります。

こんな風に、フライトの後に家族の待つ自国に帰るクルーは多いのです。
国を跨ぐ飛行機通勤のお話でした。

ではまた次回に✈️