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スマホ教室が必要な理由

歩いていると、大手の携帯ショップ屋さんが目に入りました。

A4サイズの紙に一文字ずつ大きく書かれた文字

「スマホ教室 受付中!」


私の義祖父も70代でスマホデビューをして、スマホ教室に通っていました。

スマホ教室に行く人は、ほとんどが高齢者です。

30代、40代などはあまり行きません。

10代、20代も教室に行っているところを見たことがありません。


その違いは、「子供のときからスマホを触っていたか?」だと感じました。これが、スマホ教室が必要な理由の一つなのではないでしょうか。

あれ? でも、30代40代は子どものときからスマホがあったわけではないな…

スマホがなかったとしても、今の高齢者に比べて、ポケベルや携帯電話を使い始めたのが10代の頃からだったというのが、大きな要因なのではないでしょうか。


10代の頃から使っているモノには、抵抗も少なくなると思いますし、操作方法は体で覚えていたり、ある程度のしくみは頭に入っていると思います。

私の子どもは今、小学校2年と2歳ですが、2人とも操作方法を誰も教えなくても覚えていっています。

小学校2年の息子に関しては、LINEをしたり、YouTubeを観たり、検索したりできるレベルです。トレンド情報などは、私より息子の方が断然早いです(笑)

2歳の娘は、写真が入っているアプリがどれなのかをわかっていて、タッチ操作もある程度思うように操作しています。自分の写真や動画を観ては大笑いしているレベルです。(笑)


私たち介護の世界でも同じことが言えるんじゃないかなと思います。

小さいときから、障害をもつ子どもと関わりがあれば、大人になっても障害に対しての抵抗もないと思いますし、コミュニケーションの取り方は体で覚えていると思います。

それに、車いすなどの福祉用具や、吸引器などの医療器具に対しても抵抗がないと思います。


大人になってから、障害をもつ方と接して介護のシゴトをする方が多いので、正直、抵抗があるという方が多い気がします。

それは、子どものときに関わっていなかったことが一つの要因になっているのではないでしょうか。


在宅ヘルパーは人材不足が慢性化しています。その原因にもなっていると思っています。

未来のヘルパー担い手をつくるためにも、幼い子どもたちや10代の人達との交流の機会をつくっていけたらと想っています。

それは、ヘルパー担い手につながらなかったとしても、その人達の人生の幅が広がって、今よりももっと豊かになっていくんじゃないかなとも想っています。


数年後、スマホの操作を学ぶ人はいなくなり、スマホ教室はなくなると思います。

同じように、今の基本的なカイゴ教室も必要がなくなっていく世の中を目指していきたいです。

と、大きなこと言っていますが、まずは近くにいる子どもたちにそういった機会をつくっていきたいとおもっています。

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