世界のカジノはコロナ影響でこれだけ変化していた

ラスベガスのカジノに客が来ない緊急事態

新型コロナウィルスが世界中で猛威を振るい、その波はカジノ王国ラスベガスでも影響していた。
2020年1月当時のラスベガス住人の話によると、ラスベガスのスーパーマーケットでは品切れが続出し、ミネラルウォーターやトイレットペーパーが手に入らない現実があった。
さらに酷くなった3月には全てのカジノが閉店となり、セブンイレブンに置いてあるポーカーゲーム機も電源が切られていた。

4月になるとラスベガスは外出禁止令が発令され、普段なら大渋滞の通り道もガラガラ。
大勢が解雇され、それはカジノで働くディーラーやスタッフも同様だった。
ラスベガスなど高級なカジノホテルは外装維持が必要だが、客が入らなければその費用負担は大ダメージ。
ルクソールのピラミッド型ホテルはとても有名だが、3億ドルかけて改装したのに維持費もバカにならない。そこに客が来ないのだから解体するのではと噂も立った。

https://homasalon.com/

参考サイト

2022年のラスベガスはどうなった?

そんな環境が続いたラスベガスも2022年にはすっかり元の姿を現していた。ワクチンも4回目が終わり誰もマスクを付けることなくコロナ前のような人々。
映画オーシャンズ11で知られるベラージオの噴水ショーも行われていた。

日本と重なる部分は、消毒がたまに置いてあったり、透明のシールドが設置されているカジノもあったが、それも一部。
ラスベガス現地のスタッフの話によると、ロックダウン時は休職状態だったものの、2021年10月頃から徐々に旅行客が入ってくるようになり、2022年にもなるとイベントのキャンセルも見なくなって安定的な運営がされてきたのだとか。

ちなみにラスベガスの来客数を調べてみると、コロナ前には1年間で4200万人、2019年は1900万人、コロナ直撃中の2020年はたった170万人まで激減したが、2022年にはまた2000万人近くが見込めるほど大盛況となっているのが報じられた。

マカオのカジノは大ピンチに陥っていた

かつては中国人富裕層のおかげで大きく潤っていたマカオのカジノもコロナ禍に大きく変化していた。
ラスベガスのような復活ができておらず、その原因はコロナ禍の来客激減の他に「反腐敗」と言われる政府の締め付けが出たためだ。
これはマネーロンダリング対策のためで、マカオカジノのメイン収入となっていたVIPルームに太い客が全然来れなくなったものによるという。

広い部屋でチヤホヤされた接客を喜んでいたVIP客たちは、コロナ後も姿を消したまま戻ってこないのだ。
コロナ前にはそのVIP客たちは一晩で10億円使い果たすほどの存在だったのだからカジノ側にしてみればいくらでも接待しただろう。少額しかベットしない小さな客を大勢相手にするより、たった1人のVIPさえ来てくれれば潤うわけだから。

ただ、そのVIP客には悪いことをして儲けた輩も少なくなかったために当局が一斉に撲滅を計った形となり、ジャンケットと呼ばれる仲介屋を逮捕したり取り締まりが強化された結果、2022年現在のマカオには大金が落ちなくなってしまった。

ラスベガスはメイン客が世界からの来客に対し、マカオは中国本土からのVIPがメイン客だったため、今後の展開に期待できるのはラスベガスとなる。
中国はゼロコロナが徹底されているので、コロナ後であってもまだまだ入国の厳しさや煩わしさは残り、今から日本人が遊びに行くならどうしてもラスベガスになるだろう。

フィリピンのカジノのおすすめは?

ラスベガスは少し遠いなと思う方のためにオススメできるのがフィリピンのカジノだ。
日本のパチスロ業界で有名なユニバーサルエンターテインメント社(旧アルゼ)の創業者がフィリピンに持つオカダマニラは度々報道もされてきた。

他にフィリピンで有名なカジノホテルはというと、「シティ・オブ・ドリームス」、「ソレアリゾートマニラ」、「シェラトン・マニラベイ」あたりだろう。

さらに、有名リゾート地でもあるセブ島にもカジノはある。
「ウォーターフロント セブシティ ホテル&カジノ」は一度行ってみたい。


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