数年前の、入院中の私へ
無菌室に入院している私へ
こんばんは、今日はどんな1日でしたか?
ごはんは食べれましたか?おいしいなと思うものは少しでもありましたか?
突然の宣告、突然の入院、突然の治療、そしてそれにまつわる苦痛の多い生活や症状、言われ続けるリスクの数々を、穏やかに受け止めて、受け流してよくやってるね。我ながらすごい順応力だと尊敬します。
管がついた生活って本当に神経を使うし、動きにくくて大変よね。管を気にせずにシャワー浴びたいね。寝姿勢もママならないし、夜中の巡回で毎度起きちゃうしでロクに眠ることもできないよね。腰が痛くならない幅の広いマットレスに寝たいよね。外の空気、吸いたいよね。せめて1階のコンビニくらい行きたいよねー。果物や生野菜を食べたいね。お風呂にも浸かりたいよね。
そういう今までは当たり前にできていたことを全て封じられて、窮屈で薄氷を踏むような入院生活を、よくぞ日々笑顔で弱音を吐かずにやっているなと思います。むしろ資格試験の勉強までしちゃってさ。
でもあんまりひとりで頑張り続けなくてもいいみたいよ。看護師さんにもリハビリの先生にも、頼って弱音吐いて大丈夫みたいよ。友達や家族にも本音を話していいみたいよ。ひとりで立ち向かうより案外いい解決策があるかもよ。解決しなかったとしても心が楽になるかもよ。既にいっぱい我慢してるんだから、しなくてもいい我慢はしなくて大丈夫。余計なお世話かもしれないけど、気が向いたらレッツトライ。
でも直向きに頑張ってくれて本当にありがとうね。気持ちを強く持ち続けてくれてありがとう。私の機嫌を取ってくれてありがとう。筋力が落ちないように動き続けてくれてありがとう。優しい人間関係を築いててくれてありがとう(みんなが優しくてありがたいね!)。向学心を持って病気に向かってくれてありがとう。おかげでお医者さんと話して抗がん剤を1クール減らすことができました。
あなたのおかげで私は今、自宅で過ごして、食べたいものを食べて、ジムに通って、お風呂に浸かって、広いベッドで心地よく眠ることができます。テレビも無料で見放題!飛行機に乗って旅行にも行けてるよ!
乗り越えてくれて本当にありがとう。
未来の私がついてるから絶対大丈夫!安心して今日は眠りについてちょうだい。おやすみ、良い夢を。大好きだよ。
未来の私より
昨日参加した作家の本田健さんのグループコンサルで「入院中の自分に手紙を書くことが癒しになる」と言われ、素直に書いてみたら涙腺崩壊。鼻水ズーズー。過去に悲しいことや傷ついたことがある人は、その当時の自分自身に手紙を書くと浄化されるのだと、やってみて実感したのでお勧めいたします!
健さんには他にもたくさんの言葉や優しさや癒しをもらいました。
その話はまた次回に。
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