銀行に行ってきた。
子どもが中学になるということで、切迫感が出てきた。
年間100万円？？
やばい。
今だってヒーヒーなってるんだし、
これからだって更に大変なわけだし、
こうなってくると何とかしてお金をかき集めるしかない！
と思って、とりあえず子どもの銀行口座を作ることにした。
ゆうちょは生まれた時に作ったり利用してたりするけど、
銀行はあんまり好きじゃない。
でも、うちの人が銀行のが便利だ。という。
そうか、じゃあ仕方ないな。子どものためだ。
ネットで調べてみたけど、
なになに？？15歳以下は直接銀行で口座開設が必要？？
ふむ、わかった。
そもそもインターネットバンクが嫌い。
というのも、しようと思った時期はあったけど、
スマホがないと、アプリがないと、
できない。っていう時期で
（その時スマホ持ってなかった。今はどうだろう）、
パソコンで作ろうとしたら携帯の認証ができなくて、
うまくいかなくて本気でムカついたことがあるから。
途中で諦めた。
まぁいいわ。
とりあえず、銀行行ってみた。
…なに？？
タブレットでしか口座ができない？？
で、いきなり。
他がいっぱいだから。ってことで、
そこらへんの椅子に座らされて、
タブレット？？
他の人から丸見えじゃん！！
と思いながら、渡される。
そして、説明。
何？？
通帳がもらえない？？
どして？？
え？？
通帳に550円？？
え？？
未成年だからやっぱりいい？？
でも18歳になったら年間550円かかる？？
はぁ…。
口座も使わないと手数料1360円だったかな？
なんか、2年以上放置されてると手数料取られるんだって。
うわ〜こわ〜。
これはネットバンクとか関係ないの？？
へぇ〜。
ようわからんけど、金ばっかり取られるね、銀行。
スマホはお持ちですか？？
って聞かれて、ネットバンクにしない。って言ってるじゃん！
って思ったけど、結局アドレス認証が必要になった…。
スマホ買ってよかったね。
ていうか、ネットバンクじゃなくてもアドレスいるんかい！！
それで、あの、あいうえお順に並んでる
わけわからんキーで個人情報入力させられて、
何回もよくわからないから手を挙げて聞いた挙げ句、
身分証の写真パシャパシャ撮られて、何も言わずその人も一瞬で消えた…。
画面にどんどん細かい指示が出てきて、
身分証記載通りの住所がどうのとか。
半角全角だとか、ああでもないだのこうでもないだの、
何回も入力ミスを画面で指摘されながら、
めっちゃ時間かかって入力終了。
で、画面がずーっと
『お待ちください。』
だから、思わずまた、
しつこくお店の人を引き止めて聞いてしまったけど、
今、情報送って審査してる？？そうで、
かなり時間がかかるとのこと。
ずーっと画面見て待ってて、どんどんムカついてきて、
もうムカついたことを全部お昼休みのうちの人に
メールで送りまくって会話する。
とりあえず一番最初に思ったのが、
萩生田さんが引き出しに裏金入れてたらしいけど、
それが一番確実でいいね。
こんな銀行口座なんて預けたらわけわからんくなるわ。
ってこと。
それで、やっとこさ。
画面が切り替わり、今度は
ATMに行って通帳発行しろ。っていうから、
それをしてみた。
これで、本当に終わったの？？
よくわからなくて。
お店の人に声をかけようとしたら、
ATM利用の人に営業していて、ちっとも捕まらない。
というか、最初からそうだったけど、
入力すると立ち去り、
そのあとは別の人が対応してくれ、
対応というか、一応話は聞いてくれる。って感じで、
あとはご自分で。みたいなふうでまた放置されるから、
最後も放置されて、
タブレットを持って１０分くらい立ち尽くしていた…。
これ、私だから静かに言うこと聞いてるけど、
怒って帰る人もいるんじゃないのかな。
というか年配の人とかどうするんだろう…。
とにかくびっくりしたー。
このこと知ってる人ってどれくらいいるんだろう。
家に帰ってきて
銀行員 人員削減
で検索したら、めっちゃ色々出てきて、
自分が何も知らなかったことに非常に驚いたし、
この状況に色んな意味でショックを受けた。
うちのひとは人なんて役に立たないからAIがいい。
って言う。
けど、そのAIだけ渡されても、当然うまく行くとは思えない。
人でしょ人。
人なんでいないの？？
前はATM案内するだけの係の人もいたのに、
今はATMにはネットバンクの営業の人が立ってて、
使い終わった人に次々と声をかけている。
なんかこの社会が恐ろしくなる。
そいえば、この前、ふと、業務スーパーに行ったとき。
こんなことを思い出した。
ずーっと昔。
親の仕事を手伝わされて、
何もない山の奥の工場で、
四角い内壁タイルを仮張りしていた時期があった。
昔よく、あったじゃん。
ピンクとか水色とかトイレとかお風呂とかに貼るやつ。
あれは最初は均一に隙間を開けて、
３０cmくらいの四角いネットに貼るの。
で、それを現場でセメントで固定するのね、きっと。
そのネット貼りの仕事。
そこで一緒に働いていた人が、ブラジルの人たちだったんだけど。
家族で来ていてね、みんな現地の言葉を話すから、
何を話ししているかわからないし、
旦那さんかな。が、一番日本語が上手で、あとはみんな片言。
おばあちゃん、姉妹、そして旦那さん（お姉さんと結婚多分）。
みんなでお昼を食べたり、３時の休憩を取るんだけど。
みんなずーっとブラジルのものを食べているの。
業務用スーパー行ったとき、
たまたまネスレのお菓子を見つけて、
その人たちネスレのコーヒーとかチョコとかいっぱいくれて。
それでなんか懐かしくなって思い出して。
故郷。ってその人のアイデンティティだよね。
食べてるものや街並みや、毎日の生活。
そこにいる人。
ただの小さな繰り返し。
今日もね、子どもが幼稚園の頃によく行っていた
方面やそのルートを辿ってみたんだけど。
なんか本当に懐かしくて。
まだあった商店街のお肉屋さん。
おばあちゃんがね。
揚げてくれたフライを買ってね。
そうなんだよね。
昔なぜかやたらカステラの切れ端の冷凍したのを、
いっぱい袋に入れて付けてくれてね。
そういうのが人の日常ってもんだよね。
今は本当に苦しい時代になったと思う。
自分も今は仕事減らしているけど、
結局ここまで使い倒されたら辞めるしかないな。って思っている。
でも、また頑張って働かないと、
子どもの学費稼げないから、
今からなんとかしなきゃ、
親として子どもに顔向けができないよね。