見出し画像

S15 R2283 最終1位 レギュFずらせスタン

こんにちは!ぼのぼにです。
始めての最終1位とても嬉しいです。
大分遅れましたが、約束した通りS15で最終1位を取れた構築記事の紹介になります。



構築経緯・コンセプト

コンセプト

・使用率上位のポケモンを採用+強い型で使うことで幅広い相手に対して戦うことが出来る。
・単体としての性能ではなく、並びとしてのシナジーや強い動きを意識する
・更に匿名+いわゆるBIG7の並びを使うことで再戦だとしても1点読みを咎めることができるため構築の使い方として非常に強力である。
・スタンダードなパワー高い構成なのにテンプレとは離れてれてる形のポケモンを複数採用することによって相手の認識をずらし、勝利に直結させる。

構築経緯

・初手に置く「マジフレ+HBSカミ」が環境に多いポケモンに対しても打ち合うor流せる性能を持っている。技範囲も広く初手で多少削れたとしても後発からのエース運用も非常に強力な動きになっているので軸としての採用を決意。

・この髪を採用する上、「持久力HBDステロブリジュラス」が上記の「ハバタクカミ」との相性が非常によく「ハバタクカミ」が不利な相手に対して引いてから展開、対面的に撃ち合う性能も持っているので出して腐りにくく対戦の核として活躍してくれる重要なポケモンなのでここまで採用確定。

・この2体と組み合わせることにより、「あくび瞑想ガチグマ」が不利な状況下でも逆転できる性能を持っていることに気づき。「しんくうは+ブラッドムーン」の対面性能や「ステルスロック+あくび」や数的有利とってからの「あくび」といった様々な運用方法で使うことができるのでかなり柔軟な立ち回りができる+後ろの積みエース枠に自然に繋げる。

・カミブリクマに加えて匿名TN+環境上位スタンを使うことでアドを取れるので「カイラオス炎ポン」の3体は並びとして確定させ、環境に合わせた形として採用(形はS15,16,17ずっと変わった)。

単体紹介

ハバタクカミ


ハバタクカミ@こだわりメガネ
古代活性
テラス:フェアリー
H100B236C108D4S60 臆病
ムーンフォース・シャドーボール・ドレインキッス・マジカルフレイム
H…16n-1
B…ラオスのスカーフ特化水流連打耐え
C..あまり
S…最速110族+1

HBSメガネカミ。流行のブリジュラスに対して初手or後発展開に強く出れるし、 更に「マジカルフレイム」を採用することにより「ガチグマ」を初めとした特殊ポケモンに対して安定した打点からの交代することで負荷を最小限にしながら戦うことができる。普通の欠伸ガチグマ対策として使われがちな対面や展開よりの「みがわり」や「挑発・ミストフィールド」みたいな技ではなく、サイクル展開に搬入されても「火力あるマジカルフレイム」っていうことが相手の殴りのガチグマとクッションガチグマの両方に対して型ジャンケンせずに全対応できるのが流石に強い。
HBに厚くすることで相手の早い物理ポケモン(主にパオジアン)に1度 「ドレインキッス」で攻撃しながら体力を回復する動きも非常に強力。
実際火力が足りなくて落した対戦は一度もなく、逆に耐久を厚くすることによって有象無象の攻撃を耐えたり先制技の耐性を持てるようになって数えられないくらいの試合を拾えた。速くて火力あって耐久もあるポケットモンスターSVの王に相応しいポケモン。

ブリジュラス


ブリジュラス@オボンのみ
持久力
テラス:毒
H252B76D180 わんぱく
アイアンヘッド・ボディプレス・ステルスロック・吠える

HBD対面+起点ブリジュラス。
「アイアンヘッド+ボディプレス」とHDに厚い調整を採用することで初手に投げるこっちの「HBSメガネハバタクカミ」の交代先として強く使うことができる。具体的には初手の「カイラオスパオ炎ポンクマ」といった相手に「ハバタクカミ」の圧をかけながら交代することで悠長な行動をさせずに展開することもできる。この「カミジュラス」の強いところは基本的にどんな相手でも交代しなきゃいけない訳ではなく相手の構築や初手によって柔軟な立ち回りをすることができるところだし、このような並びだと普通に後発から来る持久力ブリジュラスが切られることも多く、そのまま詰められる相手も順位帯関係なく一定数存在した印象。具体的に例えると、こっちの髪と相手側のラオス対面テラスじゃんけんを無視しながらブリジュラスをあと投げすることによってステロを巻きながら対面処理をしたり、聖剣持ちの襷パオに対しても髪で下からドレインキッスでほぼHP満タンで相手を襷まで削るだけ→ブリジュラス引き→テラスステロすることによって相手側数的有利を許容しない上、テラス込みで対面処理+ステロ+後ろの髪のシャドボ圏外、っていうことになるので動きとしてありえない強かった。
欠点と言えば、瞬間火力がそこまで強くないため剣舞や瞑想の起点になりやすく、相手の一度展開されたポケモンを無限に阻止できるほどのスペックを持ったポケモンではないので、上記の短所を補うことができる「ほえる」は電磁波より優先度が高い必須レベルの技であった。それでもラスト1の剣舞ラオスとかに貫かれることは展開によってあり得たのでどこまで相手を削ってどのようなタイミングで退場するかなど使う上に細かな試合プランの組み立てを求められるポケモン。
毒テラスは相手の髪を誤魔化すことができるため採用。

ガチグマ(暁)

ガチグマ(暁)@残飯
心眼
テラス:毒
H244B76C4D180S4 図太い
ブラッドムーン・真空波・瞑想・欠伸
HB.…11n、グローブラオスの水流連打耐え
HD… 臆病C252メガネ髪のムーンフォ耐え

あくび+瞑想の異質なガチグマ、MVP
技構成は自分のS11最終5位の技構成をパクっ(?)た
「あくび」をいれることで最低限のサイクル性能と偵察性能を持って立ち回りながら「しんくうは+ブラッドムーン」で対面性能、瞑想による崩しと全抜き取性能まで確保している最強のポケモン。
既存のあくび+ブラム+月の光ガチグマだとどうしてもブラッドムーンの反動の関係上
➊相手にダメージを蓄積する上で損をしてしまうターンが生じたり、
➋相手の高火力特殊ポケモン(メガネハバカミなど)に対してあくび連打以外の強い行動が存在しにくいという短所がありえます。
ただ、「瞑想」という技の存在により、ダメージレースでブラッドムーンを打てないターンで発生する空白の場面を消せるのはもちろん、残飯+あくび連打で体力をある程度確保した後、相手のメガネハバタクカミが出てくるターンに瞑想を積んで特殊耐性と火力をあげてそこからブラッドムーン+真空波で直ちに数的有利状況を確保するなどの動きが非常に強力だった。
基本選出に「ブリジュラス」を自然に出すことができるので「ステルスロック+あくび+攻撃技」で選出さえ間違えなければ腐ることが本当に少ない。一般的に採用されている「つきのひかり」ではなく「めいそう」を採用することで「めいそう+みがわり」で崩そうとしてくる「ハバタクカミ」や「タケルライコ」といった要塞化ポケモンを逆にカモることができる。「あくびガチグマ」の弱点として無理やり寝かせてきた時に少し困ったり「あくび」を透かされた際に困ることが普通の月の光型だと多かったがそこを「めいそう」採用で解決できる。具体的に例えると、竜舞カイリューを欠伸→ブラッドムーン→瞑想→ブラッドムーンで倒したりすることもあったり。欠伸を見たら瞑想を切られる場合も時々あり、不利な展開から捲る性能がえぐすぎで何度も絶望的な状況から意味わからない捲り型をしてくれた神のポケモン。間違いなく禁止伝説以外単体スペック最強のコマ。

オーガポン(炎)


オーガポン(炎)@竃
型破り→面影宿し
H252A12B212D4S28 図太い
ツタこん棒・パワーウィップ・じゃれつく・挑発

HB… 特化鉢巻パオのテラス嚙み砕く最低乱数切り耐え
A… テンプレのママンボウを最高乱数以外テラスウィップで落とせる
S… 準速カイリュー+2

HB炎ポン。
上記のポケモンできつい「カイリュー+サーフゴー」の様な並びや「カミブリジュラス」が出しにくい時に対面的に使うポケモン。HBをここまで振ることで相手のパオジアンの「鉢巻悪かみくだく」まで耐えれるため撃ち合い性能はかなり高い。「ガチグマ+炎オーガポン」の選出が「vsハバタクカミ」の一貫もきれているので選出画面でも非常に強力。環境に一定数いる「ママンボウ」軸に対しても「パワーウィップ」があることでカモにすることができる(テラスウィップで大体のママンボウが落とせるので対面を上手く合わすことができたらそのまま勝ちの場面まで持っていける)
ただウィップを外しまくったし、選出率も一番低かったから欠陥枠と言われたらその通り。
その為、S16とS17ではAにかなり振っていたHABの「挑発→はたきおとす」オーガポンを使ってみたが、こっちの方が相手のチョッキやお盆、残飯など場持ち能力を持ち物に依存しがちな相手のポケモンに対する解答になり(チョッキママン・ランドロス、お盆ディンルーなど)耐久ポケモンの行動回数を自然減らせることができたて崩し+@の役割を汎用性高く遂行できて強かった。HB挑発とHABはたきおとすを両方使っていた側からするとHABはたきおとす方が強かったけど、一応結果が残ったのはプロトタイプのHBだったのでHBの方で書いてるが、はたきの方も一応画像だけ載せます。

うーラオス(連撃)


ウーラオス(連撃の姿)@雫
ふかしのこぶし
テラス:水
A244B92S172 いじっぱり
水流連打・アクアジェット・みがわり・剣舞

A…B4パオに対して水流連打が確定一発
B…あまり、ミラーのドレインパンチ2回とアクアジェットをいい感じで耐えるぐらい。
S…準速ブリジュラス+2

ABS雫ウーラオス。火力の鬼
相手の地面や受けポケモンを崩すことができないのでそこに強く出れる「連撃ウーラオス」を採用。
「みがわり+つるぎのまい」を採用することでミラー系統の構築にも選出することができ「ステルスロック」からの制圧能力も非常に高くなっている。
ゴツメに怯える必要がいなくなるパンチグローブの採用もあり得るが、
先制技のリーチが違いすぎるたので雫で採用。これによって「ラオスの攻撃を受ける」っていう選択肢を相手が取ることがライコやゴツメドヒドぐらいを除けばほぼ無理になり、相手目線考慮されない先制技で強力な詰め筋としても機能していた。
素早さ実数値を高くにすることで「準速ブリジュラス」を倒せるので初手で処理を取りこぼしてしまってもしっかりと倒し切ることができて「vsビルドor剣舞ラオス」系にも抗える。出しどころは限られているし雑に投げすぎてしまうと相手の髪にそのままストレイトで貫かれたりするから要注意だが、上手く選出に絡められれば活躍できる。
一方通行ポケモンではあるけど、通る構築に対しては最強の強さを誇るし相手の構築を破壊できるため他の選出だとキツイって判断した時には熊の欠伸展開から無理ありラオスの剣舞チャンスを稼ぎにいける試合もあった。
「みがわり」の採用意図としては当時環境上位にブラッドムーン+真空破2Wのガチグマスタンの共有構築が多かったため、あそこと相手のキョジオーン絡み(当時は水ポン+毒テラスキョジオーンが環境に少なかったためここは割り切った)へのメタ貼り。

カイリュー


ポケモン君なう

カイリュー@イカサマダイス
マルチスケイル
テラス:鋼
H4AS252 ようき
スケイルショット・地震・竜舞・アンコール

補完枠。
上記の5匹だけでも環境にある大多数のスタンよりの構築と有利に打ち合うことができたため、本構築においてカイリューの形態は自律性が高く、いずれにしても何らかの形態にしてもスタンダード構築には選出しない。

ならば、この場に要求すべきカイリューの性能は汎用性ではなく、「展開によって無理なゲームも拾える逆転性能の高いポケモン」あるいは「対応範囲が広い型」と考え、これに最もふさわしいスケショ+アンコール+舞の形としての採用。

シーズン15当時基準非常に多かったサイコフィールド展開構築や、そこそこあったキラフル展開構築に対して初手からテラスタルを切って竜舞+アンコールをすることによって試合決めに行くなど、easy-winを量産してくれた。ただ、シーズン16と17にはそれぞれブーストエナジー髪への切り返し、そして急増したランドロス絡みを意識して下記の画像の形で採用していた。環境カスタマイズ性能が高い性能を生かして、いつも構築の穴を埋めてくれたありがたいポケモン。

S16のチョッキカイリュー
S17の小学生カイリュー。帯冷凍ビームでHD特化ランドロスが乱数81.3%

構築の要点

髪+クッションブリジュラス 

上でもある程度説明したが、相手からすると圧力が強い高速のポケモン+こちらのクッションポケモンを採用することで、本来でも強いポケモンをさらに強い組み合わせの形で使用することができ、ステロ+高速ポケモンの整理性能、柔軟なサイクル性能など柔軟な動きを披露することができる。
この組み合わせがシーズン15はもちろん、シーズン16、17でも1位争い参加権が得ることを可能にさせた構築の核だったと思う。
噛み合わせ要素が少なく、相手のテラスタールじゃんけんに左右されることがほとんどない、レギュレーションFが生み出した最強の組み合わせ。

欠伸ガチグマ+積みエースの起点作成+積みリレー

ブリジュラスが基本選出に自然に絡められるため、ステロ+あくびの組み合わせが成立しやすく、熊自身でも積み駒になりえるため髪ブリジュラス+熊の選出で高速エース+クッション+ステロ+あくび+積み技を全部圧縮出来た。
熊が相手のカイリューなどにクッションとしてあと投げするぐらいの耐久があるため欠伸と瞑想に要塞化し、相手側が強制的に一匹寝かせることで熊を無理やり突破してきた場合だと後ろの積みエース(主にラオス)の起点になるので相手側からすると一匹寝てる状態でこっちの剣舞したラオスを切り返さないといけない、って展開になる。

基本タイプ相性補完が優秀な並びによる短期有限サイクル

熊+オーガポンに相手の髪の技が何も一貫しない、ってことで形を判別しながら切り返せたり、
相手の水ラオスやカイリューを「髪+ブリジュラス」のタイプ相性サイクルで誤魔化すなど基本タイプ相性補完が優秀な並びを使うことによって「不利な場面を切り返すためテラスを強要される」っていうテラスの弱い使い方を拒否しながら、こっちの都合により太い勝ち筋となるテラスタルの使い方が実現できる。


重いポケモン

初手の早いメガネ髪:
初見で上から髪がワンパンされてしまうと2:3から試合が始まるため今後の展開が後手に回る。
本構築最大の割り切り要素です
再戦だと裏に熊を出して引くか、
そもそもこっちの髪を出さないってことで誤魔化していた。

ドオー:
こっちの攻めコマが誰も通らないため、ほぼ無理レベルでキツイ。立ち回りに魂込めるしかない

イーユイ:
メガネまで考えたら初手に出せるポケモンが非常に限られるし、ラオスを初手に合わせたところで合わせて何をするの?にはなるので選出が歪む。

落とし一発怯みの初手パオ:
後ろブリジュラスのHPを取っておくことまで考えたら初手の髪パオ対面ドレインキッスで突っ張りたいけど、あそこ怯んでしまったら大分キツイ。
展開次第によって捲れないことはないけど流石に初手であそこまでアド取られたらキツイけど、毎試合パオが初手に来るわけじゃないし言ってしまえば一発零度よりも低い確率なため(27%)、そしてひるまなければガン有利展開になるためここもある程度は割り切った。

結果

シーズン15最終1位 
レート2283 
132勝52敗 勝率71.7%

最後に

プレーヤーとしてまだ完成形ではなく、成長過程中の私としてもたまたま1位という栄光を迎えられたのでまた1位に場にふさわしいプレイヤーになるために頑張ります。
レギュFを通してプレーヤーとしても成長していることを実感できたので、そこは良かったと思います。

8世代までは無名雑魚1だったので、9世代発売後1年半という期間の間ここまできたのは周りの助けと自らの努力があったからだと思うし、
1年半の間1シーズンも欠かさず学ぶために努力をし続けたた自分に与えられた褒美だと思っていますので今後もその努力を怠慢にしなようにします。
学びの過程で理解できた9世代の勝利のための理屈と本質を一つの構築に溶け込ませることができたため結果的に満足しています。

最終結果は残念だったとしても、シーズン16と17でも1位を目指せるところまでは行ったけど最後の最後についてこなかったのであそこは残念だけど仕方ないと思っているし、逆に毎月1位争いに不完全プレイヤーである自分でも参加できた、ってことは自分の考え方や取り組み方自体は間違ってないな、と確認できたため安心できました。

ポケットモンスターSV、勝つ(ための)sりくつをひたすら探すだけの最高のゲーム。
では、また次回。

Special Thanks

このレギュレーションは一緒にやってないけど、潜り方やポケモンへの考え方を教えて貰った965ちゃんねる。

最高の女

途中で構築がちょい漏洩したりシーズン途中でパクられたりしたせいでそれ以上の被害を防ぐため当たっていた方からたいありDMされてるのに当たってないって返すなど、細かい噓をついた記憶があるのでそこに関しては本当に申し訳ございませんでした。この場を借りてお詫び申し上げます。

上手く行かなくて落ち込んでいる時笑わせる神のマリオカート配信者、Kiby.

https://www.twitch.tv/kibyse0518


日本語の師匠、吉川様。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?