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「損切り」の考え方


こんにちは。ボン・クレーです。
すごい久しぶりに無料noteを書こうかなと、やっと重い腰が上がりました。
というのも長らくnoteを書いていないにも関わらず、フォローの通知がちらほらとあるので、なんか申し訳ない気持ちになったからですw

現在は有料noteを購入した方のみが入れるディスコードサロンを運営していて、毎日メンバーとやり取りをしています。先出しサロンではなく、「自分の力だけで勝ち続けられるトレーダー」になるための場所なので、そうなると基礎的なことから一つ一つ教えることも多く正直大変です。先出しサロンの方がよっぽど楽だったな…と思わなくもないですけど、それじゃあ意味がないので。人に教えることで自分の理解も更に深まるので結果としてwin-winにはなっています。

今まで僕自身、いくつかのメンバーシップに在籍したり、いろんな方々と絡んできました。自分のサロンを運営するようになって話していく中で、共通の悩みや失敗談などが出てきます。誰しもが通る道ですが、そんな中でも、うちのディスコで何度も伝えてきた「損切りの置き方」について今回はお話していきます。


・損切りの基準


エントリーをした時点でSL(損切り)の位置は決まっているのが大前提ではありますが、例えば2番天井や2番底でエントリーを狙うのであれば背中は明確にあるので必然的にSLを置く場所も決まりますよね。
背にした安値や高値を更新したところで損切りですから。
それは誰でも分かるからいいとして、問題は「ヒゲ先端を狙って入ったポジ」の損切りです。そもそも先端を狙うこと自体が2番天底を狙うよりも難易度が高く、先端を狙うためのロジックが確立していないのであれば狙うべきではないですが。
例えば水平線を使って先端を狙ったとしても、水平線にビタで反応することもあれば、わずかに届かなかったり、逆にヒゲだけ抜けてから逆行したりなんてのは当たり前に起こります。

「水平線を背にしてエントリー、抜けたら損切り。」

こんなトレードをしていたら延々と損切り貧乏になります。重要な水平線周りでどんなプライスアクションを見せたか(サイン)を確認してエントリーするのであればいいですが、ただ水平線だけでトレードしても勝てません。
水平線を見つけること自体はとても大事ですけどね。

僕の場合は、先端を狙ってエントリーを仕掛ける場合はフィボナッチを使いますし、そのエントリーの損切り位置もフィボナッチ数値でここを抜けたら損切りというのが最初から決まっています。
全利確の位置に関しては、その後の展開を確認しつつなので決まっていませんが、部分利確を入れる場所だけは決まっています。
つまりエントリーをした時点で、損切り位置と部分利確の位置だけは決まっています。

僕が先端を狙いにいく場合はこんな感じですが、損切りの定義は人それぞれ。例えば証拠金に対しての5%マイナスで損切りとか、30ピプス逆行したら損切りとか、MAを実体で抜けたら損切りとか、4時間足のローソク確定で抜けたら損切り…などなど。
どれが正解でも不正解でもありません。結論として、「そのルールに基づいて最終的に収支が上がるもの」であれば正解だと僕は思います。
継続して勝てればなんだっていいわけです。

僕の場合はフィボの数値で損切り位置が決まっていますが、それば僕のトレードのルールなだけ。ディスコでは全て教えていますが、別に僕と同じトレードをしなくてもいいんです。僕はただ相場で戦うための「武器」を渡しているだけで、その武器をどう使うか、更にその武器を強化できるかは各々の自由ですし、むしろそうやって自分のモノに進化させるべきだと考えています。

ただ、今までいろんな人たちを見てきて勿体無いなーとよく思うことが「建値SLの置き方」。

「先端のエントリーが上手くいったのに、建値SLにしてたら狩られてから狙いの方向へ動いて行った…。SL置いとかなければ利益伸びていたのに…。」
なんて経験ありませんか?
誰しもが何度も経験してると思います。
少しも損をしたくないという欲求から、早々に建値SLを置いてしまう。
つまり、リスクを取らなさすぎ問題。リワードに合ったリスクは許容すべきです。逆にリスクに合ったリワードで利確(部分利確)もすべきですけどw

今回、一つの基準として「建値SLの置き方」をお話していきます↓


・建値SLを置くタイミング


まず前提として、上手くヒゲ先や先端付近でポジを持てたとします。

ちょっとリバって含み益が出てる状態ですね。この状態でもう建値SLを置いたりしてませんか?仮にもしあなたが天底を狙うロジックを持っていたとしてもこの時点ではまだ損切りはせめて直近安値の下であって、建値にするのは早いです。
ではその後の展開に続きましょう↓


下降トレンド最後の戻り高値を超えて、トレンド転換のサインが出ました。
それでもまだ建値SLを置くのは早いです。
この時点で置けるSLは直近の最安値の下。


トレンド転換を確認しても再度戻りをつけに来ることが多いです。この戻りの値幅は通貨ペアによってクセがありますが、よく言われるのがフィボ61.8戻し。
いわゆる2番底として意識されやすい数値ですよね。これはどこにでも載ってる内容ですし少し調べればなんぼでも出てくることです。実際には61.8だけ見とけば勝てるなんてそんな甘いもんじゃないですけどねw
それでも転換サインを確認して61.8戻しまでエントリーを待つ。ただこれを待つだけでもかなり無駄ポジを持つことは減らせます。

話がちょっと脱線してしまいましたが、この時点ではまた直近安値の下にSLを置くまでにしかなりません。
その後の続きを見ていきましょう↓

戻り高値を超えてから押し目を作り、その後高値を更新。
このタイミングで初めて建値SLが置けます。
ちょっと含み益が出たからといって、すぐに建値SLを置くと押し目をつけにきた戻りでSLに引っかかってポジションを無くすのです。せっかく狙った方向性が合っていたのに。これは本当に勿体無い。ちょっとのリスクを背負えなかったがために負けなかったとしても何も意味がなかったことになりますよね。
これサロン生でも本当に多い事例で、僕がよく言うのが「根拠が崩れたところが損切り」という考え方です。(そもそも根拠があってエントリーしてない限り、根拠が崩れたかどうかも分からないのでお話になりませんが)

もちろん長くチャートを見てきた経験から(時間帯なども含め)、次また攻めてきたら抜ける可能性が高いと見て早めに建値SLを置くこともあります。
それは経験値があってこそ。複合的に見ての判断だったりします。

でももしあなたがこうゆう建値SLに引っかけられて取れた利益を無駄にしてしまうことが多いのであれば、上記のような考えを取り入れてみてもいいのではないでしょうか?
当たり前ですが、SLを設定する場合、スワップ分の値幅も考慮して置くようにしてくださいね。スワップ分だけで引っかけられてポジ無くしたとか一番悔しいやつですから(泣)

その後、トレンドが継続していくなら↓

緑の高値を更新していく度に、青の押し安値の位置も上げていく。
この押し安値を割り込まない限りは上昇トレンドは継続していくので、部分利確を入れながら値幅を伸ばしていっても良いでしょう。
中には、トレンドが継続していく(高値を更新していく)度に押し安値の位置と共にSLの位置もずらして上げていく人もいます。そうしていくとトレンドが崩れたところでSLにかかって利確されますよね。(トレール)
そうゆう利確の仕方も全然アリですよね。


・まとめ


以上、僕なりの損切り設定の基準をお伝えしました。チャートがジグザグだけで動くのならば全然余裕で勝てますけどねw
拡大フラットが現れたりすると当然損切りかかります。その辺はエリオットとか、波の値幅がどのフィボ数値で反応していたかとか、複合的に見てある程度予測も可能ですけど。そんなところまで書いてたら終わりませんので今回はここまででw
サロンを始めて8ヶ月ほど経過しましたが、やはり最初はほとんどの方がMTFの環境認識が出来てません。もうこればっかりは避けて通れない何より最初に身につけるべきものだと僕は思います。
やる気のある方には僕の全てを教えていますが、あくまでもこの環境認識の理解ができた人にだけ鍵部屋に入れて教えています。チャネルでもフィボでも利確でも損切りでもなんでも全て、環境認識があってこそ繋がってくるもの。
近道なんてありません。凄腕先出しサロンとかに入るのは近道かもしれませんが、それはその人の力であってあなたの力じゃないですよね?その人が先出しやめた後はどうするんですか?ってよく思います。
すぐに稼ぎたいと思うのは良くわかります。僕もそうでしたし。ただこれから先、長く勝ち続けられるトレーダーになりたいのならば、基礎は外してはいけません。
詐欺サロンに引っかかるくらいならダウ理論の本でも書いましょう(笑)

ではまたいつか気が向いたらnote書きますね〜(信頼度低)

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