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「三尊・逆三尊の本質」

久しぶりにnote書く時間が出来たので今回は「三尊・逆三尊の本質」について。
僕がトレードデビューしたのは「出川組」と呼ばれた、ビットコインが世に知れ渡った頃。まさに天井で現物を買い、ひたすら下がり続けるチャートを見るだけのまさに養分としてのデビューでした。
それからFXというものを知り「空売り」ということが出来るのか!と。
価値が下がっても利益に繋げられるものを知り、FXデビューとなったのでした。その頃Twitter界隈ではビットコインのインフルエンサーがたくさん居て(今では見ない人も多数)「三尊」「逆三尊」という言葉を某MAXさんのツイートで知ったのでした。

「相場の転換時には三尊、逆三尊の形が現れる。」


なるほど。じゃあその形を探せばいいんだ!と三尊、逆三尊になりそうだと予測してトレードしてはひたすら負け続ける日々を送ったわけですw

それは「形だけ」で予測するから負けて当然。どの時間軸であれ同じことですが三尊や逆三尊なんてものは、転換時に現れやすい形(出来上がった形)というだけのもの。結果論です。
とはいえ、そうなるだろうという予測のもとにポジションをとるわけですが、そのためにも欠かせない見るべきポイントがあります。
今回はそのお話をしていきますね。


・どっちの形を狙う?


まず二つのチャートパターンを見てください↓

あなたならどちらのチャートでロングを狙いますか?
僕は右側の緑ならロングを狙います。
下げてきた波の最後の戻り高値を超えた後の押し目でロングを狙いたいからです。

もちろん赤のパターンのように戻り高値を超えずに相場が転換していくこともあります。ただ僕的には狙いにくい。ダウ理論的に転換しているのかの確認が取れていないからですね。
形だけで逆三尊を予測してロングしても、ただのダウントレンド継続で損切り〜なんて当たり前↓

ただのダウントレンド継続


赤のパターンでも狙うこともありますが、それはあくまでも、どの価格帯で反発したか?反発した時間帯は?その時の上位足の方向性やフィボ、MAなどなど様々な視点から転換位置の可能性が高いと踏んだ場合のみです。
これは初心者がいきなりやるには難しいです。
ならば最低限、緑のパターンのように戻り高値を抜けたという事実を確認してから、明確な背中を作ってロングを狙う。
ショートの場合(三尊)はこの逆ですね。やることは同じです。
この事実を確認してから準備に入るだけでも無駄な損切りはかなり減ります。
トレードとは、実際にトレードする時間よりも、チャンスを待つ時間の方が圧倒的に長いものです。


・エリオットの視点で見ると?


では相場の転換時に現れやすいと言われる三尊や逆三尊をエリオットの視点で見るとどうなるのか?を分かりやすく。


逆三尊の始点(本尊)が1波の開始点。逆三尊の右肩底が3波の開始点となるわけです。
つまり、トレンドが転換して次の波動がスタートしたエリオット波動の出来た形の結果が逆三尊ってだけなんです。

よく「エリオット3波を狙おう」と言いますが、それと「逆三尊(三尊)の右肩を狙う」は同意語なわけです。
つまり形だけでなんとなく予測してポジを持つことは、エリオット1波も確認できていないのに3波を狙おうとしてることになるわけですね。
僕は決してエリオット信者ではありませんが(難しいので)、普段トレードするにあたって各時間足でのダウ転換や方向性は必ず把握した上でチャートを見ます。いわゆる「環境認識」ですね。

僕が人にトレードを教えるときに必ず最初に覚えてもらうことは「環境認識」です。これが全ての始まりだと考えています。なので環境認識の無料のnoteの内容が全く理解できない人は、手法の有料noteは買わないでくださいと書いています。買っても使いこなせないので。

自分がポジションを持った時に、「なぜ今ポジションを持ったのか?」「損切りの位置はどこか?」「利確(部分利確)の位置はどこか?」などを人に説明できるようになりましょう。説明できないポジションはただのギャンブルです。

三尊、逆三尊を形だけで見ていた人は、ダウ転換の事実をまずは見てみてくださいね。それでも拡大フラットの場合は負けますけど。
僕が一番嫌いなチャートパターンが拡大フラットですw


・まとめ


上記のことを含めて、たまにTwitterとかで見かける「右肩下がりの逆三尊」とか「右肩上がりの逆三尊」なんて言葉が僕は嫌いですw
ダウ転換を確認した上でも左肩の位置よりも右肩の位置が下がる(三尊の場合なら上がる)ことはよくあることですが(通貨ペアによってクセがある)。
ただダウ転換もしていないのにこれを予想してチャートあげてる人とかは僕は全く参考にしませんねぇ。他の意味合いもあるのかもしれないので真意は分かりませんけどね。
確認をしてから押し目(戻り目)を狙うことは、右肩の底を狙うこと、エリオット3波を狙うこと、つまり2番底(2番天井)を狙うことと同じです。

これ以上は有料note購入者の方々に怒られそうなので書けませんが、なかなか結果に繋がっていないのならば、まず確認をしてから2番・右肩・3波を狙ってみてはどうでしょうか?
1番(天底)を取るのは明確なロジックがあるか、一部の天才に任せましょうw

ではまた。

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