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ボックスレンジの見方

今回は「ボックスレンジの見方」について書いていきます。
そもそもチャートの値動きは「トレンド→レンジ→トレンド→レンジ」というように交互に動きます。


トレンドとレンジを繰り返している

短期足ではトレンドが出ているようでも長期足ではレンジ内の動きなだけ、なんてのはいつものことですけどね。
相場のほとんどの時間はレンジと言っても過言ではありません。
今現在のゴールドも短期でみればボラもあり大きく動いているように見えますが、週足で見ればずっとレンジです。
このレンジの中に現れる「ボックスレンジ」に注目してみましょう。


・ボックスレンジ

ボックスレンジは高値と安値を挟んだ中で、どちらに抜けることもなくウロウロしている動きの中で出来るレンジ。分かりやすいのは高値、安値ともに2回以上の反発(レジスタンスやサポート)の動きが見えるとボックスレンジとして視覚的に確認しやすいです。
チャートを見ていて、「どうもボックスレンジっぽいな。」と感じたら、とレビューのボックスツールを使って囲んでみましょう。

ボックスレンジっぽい?


レンジっぽいなと感じたら「なぜそのレンジの高値が重いのか?(安値が固いのか?」を上位足のチャートで確認してみましょう。上記のチャートは4時間足ですので上位足の日足チャートで見てみると↓

日足水平線

日足でレジサポ転換している水平線があります。ヒゲ抜けしたりはしてますけどね。意識されている重要な価格帯であることは分かります。


・ボックス内にフィボをあててみる


ボックスを作ったら次に、ボックス内に合わせてフィボナッチ(リトレース)を合わせてみます。

ボックス内にリトレースを配置

ボックス内のフィボ数値が反応しているかを確認します。これが反応していないようであれば、そのボックスは合っていません。
では本当に効いているのかを更に細かく見るために時間足を落としてみましょう。今回は4時間足でボックスを作ったので1時間足に落としてみて見ると↓


ボックス内の1時間足の動き

ちゃんと効いていますね。特に半値である0.5を僕は意識します。
綺麗なボックスレンジほど半値(0.5)は何度もレジサポ転換を繰り返し意識されています。最終的にボックスを上抜けする場合には、この0.5よりも上でしか動かなくなる。下抜けする場合には、0.5よりも下でしか動かなくなっていきます。
この0.5に着目することで、抜ける前に「どっちに抜ける可能性が高いか?」の予測が立てられるようになります。これは過去チャートで何度もボックスレンジを見つけて、その中に半値ラインを引いて見てみてください。感覚が掴めてくるはずです。


・ボックスレンジでトレードするには?


基本、レンジ内でのトレードは調整中ですから無駄に細かい損切りを重ねやすくトレードすること自体おすすめしません。が、それでもレンジと割り切ってトレードするのであればフィボナッチを使って「0.786〜1のゾーン」と「0.236〜0のゾーン」まで引きつけてポジションを持つようにしましょう。


ポジションを持つゾーン


これなら損切りまでの位置が近位のでリスクリワードが悪くないですね。
いつレンジを抜けるかは分からないので、半値や反対のゾーンに入ったら部分利確を入れて利益を確保しておくことを推奨します。
上下のゾーンの両方でポジションを構築し、どちらに抜けてもいい状態を作る人もいます。僕はレンジ内はあまり触りたくないので時間のあるときにスキャ程度でやるくらいですが。。
そろそろどちらかに抜けるだろうな〜と準備するのは、「短期・中期・長期の3本のMAの収縮」「時間帯(ロンドンやアメリカ時間)」
ボリバンを使っている方は、ボリバンがスクイーズしているのを見たりするんじゃないでしょうか?(僕はボリバン使わないですが)
上記の1時間足のチャートを見ても3本のMAが収縮してきてから解放に向かっているのが分かると思います。
僕の場合はこのように、「MAの収縮」「ボックス内の半値の動き」「時間帯」「ボックスの動き(ローソク)だけで見るダウ理論」などを複合的に見て抜ける方向を判断します。条件が揃えば抜ける方向側にボックス内でもポジションを持ちます。


・まとめ

よくボックスレンジを抜けた場合の利確位置は、そのボックスの同幅(2倍幅)というのを見かけます。確かにそう動くことも多いですが単純にそれだけで利確位置を決めてしまうと、せっかく上手く抜けたのに思ったほど伸びず建値撤退なんてことも多いのでないでしょうか?
上位足で見て、その抜けた動きがエリオット3波となるならば2倍幅まで行くことも多いでしょうけど、ただの調整波(調整ABC)だったら2倍幅まで行かないことも多いでしょう。
欲張らずに上手く部分利確を入れて利益を確保しましょう。伸ばすように少しスケベ残しをしておくのは僕もよくありますw(結局建値乙となることも多いw)
よく言われますが「利確は正義!」

ではまた。











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