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平行チャネルの引き方

今回は「平行チャネルの引き方」について書いていきます。
ツイッターなどにチャート画像を貼っている人をよく見かけますよね。
割と平行チャネルを使う人はトレーダーにも多いように感じます。
しかし、その平行チャネルを引く上で、明確な基準とロジックを持って引いている人がどのくらいいるのか疑問です。
先日の記事にも上げた「ボックスレンジ」もそうですが、平行チャネルもトレードに活かせなければただのお絵描きでしかありません。インジケーターやオシレーター、水平線やMAなどなど、分析するにあたっていろんなツールがありますが、それらもトレードに活かせなければただ邪魔なだけ。
今回はいくつかの種類の平行チャネルをまとめていきます。


・エリオットチャネル

エリオット波動を利用して2つのチャネルを引くことが出来ます。
まず最初に「1ー3チャネル」

「1ー3チャネル」

1波の終点と3波の終点を結び、2波の終点に合わせて引くチャネル。
4波の終点は、2波終点の延長線を抜けてきやすいという特徴があります。
3波が終わった時点で引くことが出来ます。

次に「2ー4チャネル」

「2ー4チャネル」

2波の終点と4波の終点を結び、1波の終点(もしくは3波の終点)に合わせて引くチャネル。5波は1波(もしくは3波)終点の延長線にタッチして終点を迎えやすいという特徴があります。
4波が終わった時点で引くことが出来ます。


僕としては実際のトレードにはほぼ使えないチャネルと思っています。もしくは僕には使いこなせないチャネルロジックです。
その理由はいくつかあって、そもそもエリオット波動のカウントが合っていなければならないこと。
エリオットって敬遠されがちですよね。僕自身、勉強はしましたが自信を持って使いこなせているかというと全く自信はありませんw
シナリオの予測をする上で波動のカウントをしたりはしますが、結果出来上がったチャートを見て「あ〜これかぁ〜」ってなることもホント多いです。
それではただの後付けでしかない。まだ見えない右側のチャートを予測するために分析するわけですから不確定要素が多すぎて使いにくいです。

それからエリオットチャネルは「引けるタイミングが遅すぎる」こと。
1ー3チャネルは4波の終点(5波の始点)を狙うのに使えそうですが、そもそもチャネルを抜けやすいなんて特徴があるし、どれだけ抜けるのか?損切りはどこ?ってなりませんか。。
上昇チャネルを下抜けしてくるものに買いを狙う(5波を狙う)のって精神衛生上にも良くない気がしますw
2ー4チャネルは5波の終点を狙うのに使えそうですが、それでショートを狙うというよりもロングの利確の目安にしか僕は使いません。
そもそもチャネル単体のみでエントリーの根拠としては弱すぎます。

結論、個人の感想としてはあまり使えない(使いにくい)チャネルです。
(使いこなしている方はすごいと思います)


・高値(安値)2点+安値(高値)1点チャネル


安値2点+高値1点チャネル

僕がツイッターなどで一番よく見かけるチャネルです。
上昇チャネルの場合、切り上げを確認してチャネルを作ります。
このチャネルを作る人がよく失敗するであろう例がこれ↓

チャネル上限ショートで焼かれる

やったことありませんかw?僕も昔、何度これで焼かれたことか。。
はっきり言って、このチャネルはただの「値幅チャネル」。エントリーに使うのではなく利確(もしくは部分利確)に使うチャネルです。いわゆるN値ですね。ただこのチャネルの下限は、僕的にはチャネルと言うよりただのトレンドラインでしかないと思っています。
それにこの切り上げ上昇が、エリオット3波だった場合はチャネルブレイクなんて当たり前です。

あとよく見かけるチャネルは高値2点と下値2点の4点チャネル
これも出来上がった形だけで引いてるチャネルじゃないでしょうか。。
ただこれはフラッグなので、どういう波動の中で現れたフラッグなのか次第ではエントリーに使えます。
どちらにせよ4点チャネルも引けるタイミングが遅いので環境認識用のチャネル程度の認識です。



・ダウ理論ベースの最速チャネル


僕がエントリーを狙うために使う最速で引くチャネルです。
これが引けるようになると人よりもエントリーできるポイントが増えます。

ですが。。

すいません。これだけは誰でも見ることができる場で、無料で教えることはできません(汗)僕の手法の一部にも関わってくるロジックですのでご了承くださいませ(謝)ネットで調べても出てきませんのであしからず。。

ちなみにこの最速チャネルを引けるトレーダーの方は、今まで出会った(もしくはツイッターなどで見かけた)中では1人だけです。
初めて同じチャネルロジックを持ってる人を見つけた時は、なんか妙にテンション上がった記憶がありますw

ここまで読んで頂いたのに肝心なところは書かないのか…と落胆する人も出てきそうなので、僕がチャネルを引く上で重視していることをまとめます。
何か一つでも参考になれば…。



・気をつけていること


チャネルを引く上で気をつけていることは2つあって、
それは「角度」「センターライン」
チャートには動いている(意識されている?)角度があって、それはチャネルにも当然言えます。角度が急すぎたり、逆に緩すぎたりするものは僕は引きません。基本45度前後くらいの角度のチャネルが理想的です。

それからチャネルには必ず「センターライン」を表示させましょう。
センターラインが効いていないチャネルは信憑性が薄いです。僕も自分のロジックでチャネルを引いても、センターラインが微妙な場合はチャネルを引くのをやめます。それくらいセンターラインが効いているかは重要です。「ボックスレンジ」のnoteでも、ボックスの中央線が効いているか(フィボ0.5)が大事と言いましたがそれと同じことです。


・まとめ

最も早く引けるチャネルを書くことができなくて申し訳ないですが、なにか気づくことが一つでもあれば幸いです。ヒントと言ってはなんですが、僕が前から引いている今現在のドル円の4時間足チャネルを掲載しておきます。

ドル円4時間足平行チャネル

分かる人には分かるかなwセンターラインが効いていますよね。
だいぶ前に日足のチャネルもすでに引いてありますが、これはもう見たらロジックがバレると思うので掲載しませんすいません(汗)

結局のところ、「平行チャネルはボックスレンジが斜めになったもの」みたいなものです。
為替において、斜めのラインを抜けたからと言って値動きが走ることはありません。(仮想通貨は別)走るのはいつだって水平線を抜けたときです。
別に平行チャネルを使わなくたってトレードはできます。ただ根拠の一つとしては使えます。エントリーする際の根拠は多いに越したことはありません。根拠が多いポイントってことは、いろんな人達も見てるポイントってことになりますから。トレード手法は違うのに、上手い人たちのエントリーポイントはなぜか同じだったりするじゃないですか。
水平線も平行チャネルも、いわゆる「ライン」は引こうと思えばどこにでも引けます。自分がエントリーを狙うために必要なラインだけを引くようにしましょう!

ではまた。





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