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暑さにうなだれるフラッグ達

風が無い日の外がこんなに辛いなんて…
私はマレーシアに来て初めてそれを知った。
プトラジャヤピンクモスクを見学し、まだ日暮れまで時間があったので地図を見てみると近くに植物園を見つけた。
歩いて20分くらい。行ってみよ〜!と気軽に歩き始めてしまった。
ドリアンコーヒーを飲んだ直後、もう喉が渇いていた。
でも20分頑張ろう、と歩く。照りつける直射日光にやられながら倒れそうになるのを我慢して歩き続ける。
体力を消耗しないようにゆっくり歩くべきなのか、日光にあたり干上がるのを防止するため出来るだけ早く歩くべきなのか…
早く歩いてみると体力が底をつくのではないかという恐怖感が出てきた。
太ももの筋肉と胴回りがサーっと血が引く感覚に見舞われた。
トライアスロン中の選手ではない。私はついさっきまでベンチに座りドリアンコーヒーを楽しんでいた、ただの歩行者である。
たった20分の距離を歩くのに、こんなに心細くなるなんて。
途中にあった信号も不安に拍車をかけた。青に変わらない。そもそも日差しが強すぎて光っているのかどうかもよく見えない。

綺麗なきみどり色の実 なんだろう?
歩くところじゃないだろうな、でもここしか歩くところがない。
絶望的な階段があった。登る体力は一段分たりとも無駄にできない。見るだけ。
さて、わたるぞ。向こうの日陰に屯している中東系のおじさん二人が怖く、渡る決意に時間がかかった。
中東系のおじさん二人はスマホを見ながら弁当休憩しているただの市民だった。
次に現れたのはこの歩道。大蛇でも下を通ったのだろうか。
嬉しい〜!植物園の表記。
屋根の下に早く入りたい!


着いた〜♪ てんとう虫、お天道様…ちょっと厳しすぎますけど、私の道を照らしてくれてありがとう。
販売機は日本のお下がり。RM1(30円札)を入れると100円と表示されました。得した気分(笑)
RM2の水を購入。ちゃんと冷たい。嬉しい〜!!!
販売機のあったスペース
人があまりにも少ない…警備員に聞いたら今日はメンテナンスでクローズの日だった。にも関わらず、中に入る事ができた。言っていることが良くわからなかったから指指された方向に歩いて行くとそこは園内で、整備のワゴン車が行ったり来たりしていた。
せっかく侵入(?)に成功したけれど、もう歩く体力がなく椅子を見つけてすぐに座った。
トランポリン発見!
この価格表記の読み方がわからない。
素直な心で読めば1時間60円
適当な心で読めば4時間60円
諄い奴の心で読めば1時間15円
右側は池。この温度の中、足漕ぎボートで遊ぶ人たちもいます。
椅子発見!
頭上には椰子の実。罠でした。

無限スクロールは可哀想なので、続きは次のページで。

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