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2023 マレーシア マスク事情

50枚入りでRM22(約660円程)イオンのドラッグストアで購入。
マスクはやっぱりちゃんとしたものが良いので怪しくないお店で買った。
水色だけ人気がないのだろうか、この色だけがセール価格だった。
青いマスクは病院みたいだから?確かにそんな感じ。
でも、それが良い。涼しげだし。色相学で青い色は、「時間の経過を遅く感じさせる」という効果もあるようだ。お得!(笑)
現地の人は圧倒的に黒マスクが多い。数年前だったら、見るとギョッとしたであろう黒マスクの人の姿も日本、海外ともに馴染みのあるものとなった。
ここ数年で色々なアジアのマスク工場の映像や写真を見てがっかりしたものだ。
マスクは日本製がいいよ…そんなわがままはマレーシアでは通用しなかった。
どこのお店でも見かけるマスク、定番商品であろう黄色い箱のMade in Malaysiaのマスクを購入。目が細かい安定感のある不識布で全く化学臭くもない。
ノーズフィット付きで顔に当たる部分も痛くないデザインになっている。
安いのにハイクオリティーだった。
日本で買うマスクは、安いとクオリティーもそれなりだ。

マレーシアに来て数日で喉の痛みが出た。
疲れたか、クーラーにやられたか、変なウイルスでも入ってきたか…
少しずつこの地のウイルスにも慣れよう。と思っていたが、喉の痛みの正体は「ヘイズ(haze)」という大気汚染であることを知った。
ヘイズとは、焼畑により近隣の国から流れてくる化学物質を含み汚染された大気。
外の空気がずいぶん霞んでいるなと思っていたが、この大気汚染のせいだった。
ヘイズのレベルを毎朝知らせてくれるアプリをダウンロードした。
私がマレーシアに来た数日の間、数値は高めで敏感な人は不調を訴え始めるレベルの数値だった。
黄緑、黄色、オレンジ、赤の順で汚染数値は高く、オレンジ続きの日々。
街の人がマスクをしているのは、ウイルスを気にしているからではなく大気汚染対策の人も多いようだ。ショッピングモールの店員さんはほとんど皆マスクをしていた。

唾を飲むたび、ぼんやり痛いな〜と感じる程度で喉の痛み自体は深刻ではなかったが、息がしにくい感覚(最初はダニでも吸ったせいかと思った)が出てきたので念の為ミントティーをよく飲み、薬局でヴィックスヴェポラッブを買って備えた。
私は小さい頃からことあるごとに、気管支がゼーゼーしていた。
死ぬほど苦しいのに、私は虚弱すぎて苦しくても大騒ぎできないタイプだったので両親も「それでいい」と思っていたのだろう。病院でもらってある薬がない時は、筒に入った「クララ」を飲まされていた。「デポラップ」だと思っていた「ヴィックスヴェポラッブ」も鼻の下に塗った。
4歳の頃と同じようにゼーゼー対策をする34歳の私。
窓を開けず、ドアの下の隙間から入ってくる外気を防ぐため濡らして絞ったタオルを置いたりした。乾季なので乾くのは超早い。

毎日これならまずいな…と思っていたけれど間も無く空気の数値は良くなり、警告カラーは消え『黄色(平常)』のサインが続くようになった。
深呼吸ができる幸せ…
空気と水、やはりそれが基本だ。

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