見出し画像

独自のフィルターを装着して世の中の見え方を変える技

2020年9月30日(水)

9月最終日。ここのところ毎日晴天。気温が下がり大変結構だが、暑くないかというとそうでもない。湿度の関係?夜以降に雨予報だがさて。

毎度のDPZで面白い記事を読んだ。

「イラストがかわいくて達者だな〜」「何を使っても瓶ビールの栓が開けられると面白いな〜」ぐらいの感じで読み進めたら、最後のまとめに

一度コツを掴むと、身近なものが全て栓抜きに見えてくるが

と書いてあって、この感覚分かる!と膝を打った。

一度チェアリングすると、街中どこでもくつろぎ可能なスペースに思えてくるし、ホットサンドを作ればスーパーや食料品店はパンに挟む意外なものを探す場所になるし、寒天であれこれ固めた時も同様。

以前、ボルダリングやロッククライミングする人たちと街を歩いてた時、彼らが「この壁はこのルートで登れる/登れない」という視点でビルを眺めていて、なるほど!そうきたか〜と目からウロコが落ちたことを思い出した。普通、古い雑居ビルの外壁を見て、まず登ろうとか思わないだろう。

街行くスケーターのお兄さんたちは、その辺の道路や段差やちょっとした広いスペースを「滑れる/滑れない」という視点で見ていると思うし、神戸で見かけたことはないが、パルクール決死隊も独自の感覚で都市空間を把握しているはず。

キノコ好きな自分は、街の公園や植栽、街路樹を見かけると、地面にキノコが発生しそうな場所か/難しそうかというキノコ視点で観察している。こんなところに生えてたか!というのを見つけると、他の人には見えていないものが自分だけには見えているようで、嬉しい。

この、独自に磨き上げた特殊なフィルターを身につけることで“世界の見え方が変わる”感覚が好きで、何か新しいフィルターないかなーとぼんやり探しながら中年の日々を過ごしている。

トップの画像は、先週末に訪れた再度(ふたたび)公園、修法ヶ原(しおがはら)池のほとり。初秋の爽やかな気候の中、思い思いに寛ぐ人たち。我が家は、その周辺の誰も分け入らない林や茂みに入っては、キノコを探しまくった。愛すべき異形のものたち。

画像1

画像2

画像3

画像4


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?