希望の詩 あたしは悲しくなって ごはんが食べられなくなって 手足が細く細く痩せて 骨もすかすかになった 食べても吐いてしまうから 歯が酸ですっかり溶けてなくなり 誰とも話をしなくなった もう誰の声も聞きたくないから あたしは耳を引き千切って ただの穴になった耳の跡は 髪に覆われて誰にも見えない 誰とも話さず何も食べないから 鼻と口は鞘のようにかたくなった 真っ直ぐに誰かの顔を 見つめることが怖くなって あたしの両目はいつも両横を見てる 歩くときはいつも爪先立ち 足