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vsヴィッセル神戸(J1第22節)

前置き

鹿島サイド

ミッドウィークにガンバと天皇杯を戦い勝利。
HOME神戸戦10年勝ち無し⁉︎
印象に無かったがHOMEでかなり苦手な相手。
樋口が居ない?変わりに中村。

神戸サイド

連勝で最下位脱出。
飯野を使用。
帰ってきた大迫。

結果は引き分け

1-1のドロー。
3試合連続の引き分けとなった。
30分近く数的不利の状態でビハインドから追いついたのは、結果として良かったと思える。
個の殴り合いになった時に、単純に劣っているところでやられた。
試合前の順位、鹿島が優勝を狙う上では痛い引き分け。
一方で指揮官1年目で発展途上のチームに置いて、数的不利から追いついたメンタリティは素晴らしい結果。

良かった点

浸透しつつある戦術

他のチームは良く分かってるロングボールからの戦術。
そこで樋口が居なかったが中村が十分に能力を示していた。
退場後、交代から整備し追いついたのも、日々監督からどうプレーするか共有されているんだと思う。
1人の力では無理。
とは言え最低限のデザインって感じだとは思うけど。
現に選手のフィーリングによってコントロールできる差はかなりある。
中村がこの試合で持ち味を出してプレーできていたことは、共有されていることがベースだからだと感じた。
当たり前のように広瀬からファーの優磨、折り返しを和泉がシュートで同点としたが、この形を作れずに過ごしていた日々を考えると、チームとして戦術が浸透しつつあるんだろうなって思う。

個は強い

決定機を3度はストップしたスンテ
言わずもがな優磨
CB1年目でも単純な対応なら負けない三竿
左でも抜群のサッカーセンス広瀬
この日同点弾、和泉
前への推進力を取り戻した安西

ここにブラジル人達がそれぞれの個を持っている。
それで殴れれば楽なのだが、Jリーグはそんなに甘くない。
札幌戦のように全くゴールに迫れない試合もあれば、10人で追いつける時もある。
個の能力+戦術が間違いなく大事なので、なんとかチームとして完成度を上げてほしい。
まだまだ個人個人なノリが目立つ。

気になった点

ペース配分は意図的なのか?

前半明らかにスローペースでスタートした。
相手のプレスを受ける感じだったから、前半の途中からはサイドチェンジから前進できていた。
しかし、仕切りに話してた強度が高いようには見えなかった。
ペースを握れそうになっているのにイマイチ畳み掛けられなかった。
イニエスタが上手かったと言えばそうだが、今シーズン取り組んでいることなので、畳み掛けるプレスはみたい所。

6試合負けなしor7月に1勝しかできなかった

物は言いよう。
負けてはないが勝ててない。
それでも上位に居るのは恵まれている。
簡単に勝てれば世話ないがそうもいかない。
序盤よりストロングがバレてる、綺世抜けて得点力は落ちている。
この中で勝つために何が必要か。
何を選択するか。
レネ将の判断はいかに。

クラブの本気度は?

指揮官1年目だが、幸い2位につけている。
チャレンジャーのシーズンなんだが、優勝を目指せない位置じゃない
その中で、クラブとして取りに行く気があるのか?
はっきり言うと補強する気があるのかないのか。
シーズン始まる前にレネ将が合流出来なかったため、陣容は合いそうなメンバーを揃えたはず。
その中で綺世が移籍した。サプライズでもなんでもなく、ある程度予想できたはず。
怪我しているが去年の活躍なら荒木だって移籍してたかもしれない。
綺世の所はエヴェラウドの活躍待ちなんだろうけど、CBの所は大問題。
奈良と犬飼と町田が移籍した。
奈良と犬飼は何となく分かったと思う。
町田はイレギュラーだったんだろうけど、代わりがミンテ1人。
流石にCB一番手が今年からCBの三竿じゃ話しにならない。
開幕してから見えてる問題にクラブとしてどう対応するのか注視が必要。

試合を終えて

引き分け。
劇的といえば聞こえが良いが、優勝を本気で狙うなら痛過ぎる。
HOMEってもっと要塞のように相手が勝ち点取るの難しい場所であってほしい。
ここから代表ウィークで2週間空くため、まずは休養をして、チームの成熟度を上げてほしい。

皆さん次戦も頑張りましょう。

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