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co+shegoto2021 レポート 大交流会

1.実施概要

2021年12月16日(木)10:00~12:00
会場:山梨県立地域づくり交流センター

2. 講座の流れ

(1)オープニング

今シーズン、最初で最後のオフライン開催となったCo+shegoto大交流会。
これまでオンラインで交流していた皆さんで、お互いの顔を見ながら今期のco+shegotoの総まとめを行います。
会場は、甲府の中心にある山梨県立地域づくり交流センターの大会議室。
コロナ対策で人数を制限しての開催でしたが、会場には多くの方にお越しいただきました。

(2)チェックイン&レゴシリアスプレイの説明

大交流会のメインは玩具のレゴブロックを使った、レゴシリアスプレイ(※)。
講師の三澤洋美さんから、レゴブロックの使い方をレクチャーしていただきました。
参加者の手元には、予めパッキングされたレゴのパーツと色画用紙がセットされており、参加者の皆さんも興味津々で説明に聞き入っていました。

※レゴシリアスプレイとは?
元デンマーク・レゴ社の教育事業部門開発責任者、ロバート・ラスムセン氏が2001年に開発した、レゴ・ブロックを活用し、右脳(感性)を活性化させ、組織、チーム、個人のための思考、コミュニケーション、問題解決のためのファシリテーションテクニック。
ビジネス、組織開発、心理学および学習など広範な研究成果と「手による知識 (hand knowledge)」の概念に基づいて開発されたもの。

(3)ワーク1:高いタワーを作ってみよう!

最初のワークは手元のパーツを使って、「高いタワー」を作るというワークです。
参加者の皆さんは、それぞれ手持ちのパーツを使いながら、タワーを作っていました。
見た目にこだわったタワーや、ひたすら高さを追求したタワー、バランスや土台に注力したタワーなど、皆さんの手元にはそれぞれの個性が光るタワーが建設されていました。

続いてのワークは、このタワーを見たり触ったりしながら、タワーの説明を行いました。タワーは十人十色。それぞれのタワーのストーリーを話しながら、「ここはこういう想いですか?」「あ、そうかも!」など、お互いに気づきのシェアをしている姿が印象的でした。

(4)ワーク2:あなたの3年後の姿を作ってみよう!

続いてのワークは「あなたの3年後の姿を作ってみよう」です。手元のパーツだけでなく、会場後方に並べられた大小様々なレゴパーツを7個だけ選んで、自身の3年後の姿を作って下さい、というワークでした。
色とりどり、そして様々な形状のレゴパーツに、「どれにしよう?」「このパーツ、どう使う?」と頭を悩ませる参加者の姿も。一方、パーツをさっと選び、テキパキと自分の姿を作り上げている参加者の姿もあり、ワークタイムは大盛り上がりでした。

ワーク後は、タワーのワークと同様、自身の作り上げたレゴを見ながら説明を行います。同じグループの参加者からは、「どうしてここにこのパーツを置いたのか?」「ここのカタチの意味は?」「どうしてその色にしたのか?」など、さまざまな質問が。それに対しての回答で、「私って、本当はこう思っていたんだ!」と新たな気付きを得る人も多くいました。

(5)ワーク3:皆のレゴと合わせてみよう!(ランドスケープ)

自身の3年後の姿をレゴで作った後は、それぞれのレゴ作品を繋ぎ合わせてランドスケープを作ります。ランドスケープとは、「公共空間」のこと。グループのメンバーのそれぞれの世界を持ち寄って、ひとつの世界を作り上げます。
「私のこのスキルとあわせると、こうした展開を期待できるね!」「ここの仕事と、この仕組みをうまく合わせられないかな?」「じゃあ、このパーツをこちらにつけるのはどう?」など、ワーク中は大盛り上がり!【自分の未来×誰かの未来】をイメージすると、一気に可能性が広がる経験を持つことが出来たのではないでしょうか?

最後には、完成したランドスケープをグループで説明。参加者同士で、「このランドスケープとあそこのランドスケープを合わせても面白いかも!」と新たなアイデアが浮かんで大盛り上がりのうちに交流会が終了しました。

3.参加者の様子

「レゴは子どもが持っているけど、私は作ったことがないなぁ~!」という声が会場中から聞こえて来ました。しかし、実際にワークの時間になると、参加者の皆さんが黙々とブロックを組み立てている真剣な空気が印象的でした。
レゴを見ながら、そして触りながら、自分のストーリーを話していると、「あれ?私ってこんなこと考えていたんだ!」と新たな発見がある人も。また、他の参加者のレゴと組み合わせることによって、新たなアイデアがひらめいて、大いに盛り上がりました。
参加者の皆さんからは、「レゴブロックを通して、自分の内面を見ることが出来ました!」という声が多く寄せられました。「機会があれば、仲間と一緒にやってみたい」という声もありました。

4.参加を通しての気づき

今回のコーシゴトで最初で最後のオフライン開催となった大交流会!
参加者の皆さんからは「やっと会えた!」「ずっとお会いしたかったんです~!」という声が上がり、交流会後も大盛り上がりでした。

今回は新型コロナウイルスの感染防止のため、交流会以外の講座は全てオンラインでの開催となりました。しかし、オンラインということで、時間的&距離的に通常では参加できなかったという人が講座に参加できたことが、なによりも大きな収穫でした。

オンラインとオフライン、それぞれの強みを活かして今年度のコーシゴトは以上で幕を下しました。参加者の皆さんの「やりたい」気持ちが、これからどのような形になっていくのか、これからもさまざまな機関と連携しながら、サポートしていきたいと思います。

作成者:三森望(峡東地域CM)

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