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co+shegoto2021 講座1 「ライフラインチャートから考える私のやりたいこと」

1.実施概要

【峡中・峡北・峡南地域】2020年9月30日(火)
【富士東部・峡東地域】10月14日(火)
10:00~12:30
オンラインにて実施

2. 講座の流れ

(1)オープニング
2021年のco+shegotoは、新型コロナウイルスの感染防止の観点から、初めての完全オンライン開催になりました。今回は、同内容の講座をそれぞれの地域ごとに2回ずつ行います。

まず、最初の講座は「ライフラインチャートから考える私のやりたいこと」。参加した女性には、事前に配布したライフラインチャートを作成していただき、それぞれのグループに分かれてビジネスシートの作成をしてもらう流れで講座がスタートしました。

ビジネスシートのヒアリングは、支援機関やco+shegotoの卒業生でもあるコミュニティマネージャーが行い、参加者の想いをまとめました。

(2)講座の説明
この講座は、支援機関およびコミュニティマネージャーが参加者の女性の皆さんの想いや、秘めている野望、日頃のモヤモヤなどを、どうを引き出すのかが重要なポイントになります。

参加者自身が考えている想いを、より具体的に引き出して、言語化することがカギとなる講座。事前に配布したライフラインチャートは、自身の想いやこれからの行動指針を裏付ける、
大事な素材になります。

今回は、同じ目的や、想いを持つ人でグループ分けをしてチームを作り、その中で進めていきました。

(3)チェックイン
それぞれのチームの中で、自己紹介を進めます。

「お名前」「自身がやっていること、やりたいこと」「今日の目的」などに加え、現在の心境なども話し、早速参加者同士で盛り上がるグループも。

(4)シートの説明
co+shegotoコミュニティマネージャーの鮫島美智子さんより、「ライフラインチャート」と「起業支援シート」の説明がありました。
ライフラインチャートが、ビジネスを描く際にどのような効果をもたらすのか、参加者の皆さんは興味津々で聞き入っていました。

<ライフラインチャート>
ライフラインチャートとは、これまでの人生を振り返ったときの気持ちを1本の曲線で表したもののことで、表の横軸は時間軸、縦軸は自身の幸福度を指します。

ライフラインチャートを作成することで、自分の人生でどういったことに喜びを感じるかが分かるほか、人生の壁を越えるプロセスの見える化が可能に。どのような基準で選択してきたか=自分の価値観を知ることができるようになります。

<起業支援シート>
co+shegotoオリジナルのシートです。これらの項目を埋めることによって、ビジネスややりたいことのイメージをより具体化し、ネクストアクションへ導きます。

項目は以下の通りです。
①あなたの周りのトレンドは?
②その分野の成長企業は?
③今までやってきたこと
④好きじゃないこと
⑤企業への不安、壁
⑥今の不安、壁を乗り越えるために必要なものは?
⑦お客さんはどんな人?
⑧あなたの商品、サービスを通してお客さんは何を解決してほしい?
⑨あなたの商品・サービス
⑩商品・サービスの提供方法
⑪どうやって知ってもらう?
⑫差別化ポイントは?
⑬収入と支出(お金、お金お金以外の収支)
⑭目標数値(円、フォロワー数 etc)
⑮人に任せた方がいいもの・外注
⑯キーパーソン(鍵になりそうな人)

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(5)実践
そして、いよいよ実践です。各グループに分かれ、サポーター(支援機関、行政、コミュニティマネージャー)が参加者女性にヒアリングを行い、起業支援シートを埋める対話が行われました。

対話は1人につき20分ほど。最初は戸惑いつつも、対話を続けるうちに言葉に熱が入り、各グループで白熱した対話が繰り広げられていました。

(6)シートの整理
話を聞いたサポーターは、ヒアリングした内容をまとめてシートに整理。書き込んだシートは、後日参加者の皆さんにメールで送付されます。

今回は、特にコロナの影響でさまざまなモヤモヤを抱えた人が多くいましたが、サポーターの人たちによる聞き取りやアドバイスから、「こうすれば良いかもしれない!」「言葉にすると、なんだかできそうな気がする!」など、ポジティブな声が各グループで上がっていました。

(7)チェックアウト
最後に、それぞれのグループでチェックアウトを行いました。

女性は、「今日の講座後48時間以内に何をやるか?」について宣言。話を聞きに行く、HPをチェックする、自分の経験の棚卸をするなど、さまざまな宣言がありました。

3.参加者の様子

コロナ禍での開催になった2021年のco∔shegotoでしたが、オンラインということもあって1回目と2回目共に、たくさんの方にご参加いただきました。参加女性の中で多かったのが、コロナ禍によって自身の働き方を変えようと感じている人が多かったということ。不安定な世界情勢のなか、自身での働き方を再び見つめるきっかけにと、co+shegotoに参加された女性が多くいたのが印象的でした。

また、2回の講座を通して感じたのが、人との繋がりでした。今回はオンラインでの開催でしたが、それぞれ20分の対話を通して、オンラインとは思えないほどの濃厚な時間を過ごすことができました。

4.参加を通しての気づき

今回は、起業だけでなく、農業、コミュニティづくりや、居場所作りなど、参加者の目的が幅広いのが印象的でした。その背景には、コロナ禍で不透明な未来をどうにかして変えたいという想いが見えてくる対話になりました。

支援機関の皆さんも、普段のお仕事とは異なる内容だったかもしれませんが、プロの目線からピンポイントで女性の想いを引き出し、次のステップに繋げていました。

今年は例年と異なり、全てオンラインで行われました。しかし、その分、普段参加できない環境の女性も数多く参加し、蓋を開けてみたら、話題豊富で濃厚な内容の講座になりました。

参加女性は、最初は「何を話したらいいんだろう?」となりつつも、ライフラインチャートを作成することで、自身の気持ちがいったん整理され、起業シートの質問も答えていました。グループ内では対話が盛り上がり、参加者同士でLINEを交換する場面も見られました。

今回のco+shegotoはオンラインで行われますが、リアルとはまた違った雰囲気で大いに盛り上がりました。講座は12月まで続きます。

次回は、「伝わるプロモーションを考える」についての講座です。ぜひお楽しみに!


作成者:三森望(峡東地域CM)

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