WORLDISTAってなんなんだ②

Bonjour!ぼんすけです。

引き続きWORLDISTAからこんにちは。
前記事の続き、というか、ストーリー仕立てに焼き直し、というか。
まあなので、両方読まなくても最悪大丈夫。嘘。せっかく書いたから読んで。

ひたすら箇条書きで備忘メモだった考察パートに対して、こちらは映画のイントロダクション風にまとめてみました。
WORLDISTAのアルバムを題材に映画を製作しました!3月9日から全国で順次ロードショー!
みたいな気持ちで書いたから、そういう気持ちで読んでね。

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2020年。少し未来の日本。
そこでは新しい技術が生まれようとしていた。聴覚とシンクロし、よりリアルなVR体験が可能となった「WORLDISTA ver.10.0」。
時間や空間の制限がないそのエンターテイメントシステムは開発当初から注目を浴びていた。

しかし、このシステムを開発しているネオエレクトロニックワンダーステイト社では、発売日を目前に重大なシステム上の欠陥が発覚していた。
しかし、それを知った上で社長はテストプレイを強行する。

テストプレイヤーとして選ばれたのはNEWS。彼らは、ネオエレクトロニックワンダーステイト社の15年来の広告塔であり、今回の「WORLDISTA ver.10.0」においては、彼らをモデリングしたAIを搭載する予定となっており、このテストプレイはそのためのプログラミングも兼ねていた。彼らの歌声によって聴覚系への働きかけを強固にし、シンクロ率を高めることができると判明したため、急遽決まったことだった。
そしてエンターテイメント性を向上させるという点においても申し分がなく、社長はどうしてもこの計画をスケジュールどおりに推し進めたかった。

しかし、危惧していたことは現実となる。
––––NEWSがWORLDISTAから戻ってこない。彼らは仮想空間からログアウトが出来なくなってしまったのだ!
システムは暴走し、NEWSをモデリングしたAIたちは好き好きに行動を始める。それによって外部アクセスでは本当(オリジナル)のNEWSの意識を探し出すことも出来なくなってしまった。

製品化のために一刻を争う状況、社長は社員を選抜し、WORLDISTAへのNEWS捜索、および内部からのバグ改修を命じる。
選ばれた社員は、ワクチンソフトと共に仮想世界へと飛び立った––––

WORLDISTA内には、NEWSの意識が組み込まれたAIたちがいたるところにいた。時にはゲームの対戦相手、時には恋人、時には夢の国の案内人、そして宇宙旅行のアテンダントとして、我々の前に現れた。しかしそれらのどこにもオリジナルはいなかった。
そしてそのまま、発売日の製品発表会を迎えてしまう……

社員とNEWS AIのレースや冒険の様子が、発表会場のスクリーンに映し出されている。
社長はオリジナルのNEWSが発見できないまま、WORLDISTAの発売を強行したのだった。
そして、発表会の最後に高らかに叫ぶ。「パンフレットにWORLDISTAカップ出場へのヒントが隠されています!」
実は特派社員たちはログインして間もなく「WORLDISTAカップ」というシステム想定外のゲームへの参加条件を提示されていた。
社長はそれをさもメインコンテンツのように発表することで、世界中を惹き付けた。みんなでバワリーを貯めて、ゲームに参加しよう!と。

社長の発売強行によって世界中から続々と、バグのことを知らないユーザーたちがログインを始める。
そんな中でも彼らとゲームを進めて、社員たちはWORLDISTAカップ出場に必要なバワリーを獲得する。
そして、世界中のユーザーたちの命運は社員たちに委ねられた……!

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……いかがでしょう。
これ、社員目線であったり、ユーザー目線であったり、好きな目線で楽しめるんじゃないだろうか。どうですか?

これは本当に考察じゃなくて、こういう話だったら面白いな、と思えてなおかつアルバムの曲順と矛盾がない、という点を意識して書いてます。とはいえ推敲はしてないから、いろいろこぼしていたらごめんね。
書いていて楽しかったので、満足です。

普通に曲のライナーノーツとかも書きたいな、元気だったら、また。

ではでは、Adieu!

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