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【色のお話】黒色からのメッセージ

【色のお話】もなんと7回目を迎えることができました!7色目は黒色です。ブラック。それはとても魅力的な色です。今回は黒色の魅力とメッセージと共に、黒色の使い方をご紹介したいと思います。


【色のお話】マガジンでは、様々な色の魅力と色からのメッセージをお届けしています。なんだか気になるあの色。いつも手に取ってしまうあの色。なぜかいつもそばにある色。マイブームの色。そんな色たちはあなたへのエールと気付きと、愛のメッセージを伝えてくれます。お気に召しましたら、サポートよろしくお願いします。

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黒色は、使い勝手が良く、ベーシックで無難な色だと思っている方も多いかもしれません。確かにそうした使い方もできますが、黒は大切な役割を担っている色ですので、使い方を間違えると、自分が思っていた事とは違うメッセージを相手に伝えてしまうことになりかねません。


黒を着るのは冠婚葬祭などのフォーマルな時。との認識は広く若い人でもそんなイメージはあるのではないでしょうか。

葬儀の時の使い方はそこまで難しく考える必要はなく、告別式には真黒な喪服で参列します。お通夜は喪服ではない暗い色の露出を控えた服装でとされますが、そこまで細かく使い分けられる人は現代ではあまり見かけず、喪服を着ていったとしても失礼にあたりご迷惑をかけることはなくなってきました。お通夜に喪服は、現代のように連絡手段がなく、葬儀を自宅で行うような頃は、お通夜の日を見越して準備していたととられる事があり、失礼にあたりました。

問題は慶びを表す席での黒色です。

慶事は様々ありますが、若い方でもお呼ばれする機会の多い、結婚式でご説明しますと、黒色はホストの色です。もてなす側が身につける色ですので、結婚式場のスタッフは全員黒服を着ます。主役は新郎新婦ですのでドレスや白無垢、タキシードや紋付き羽織袴など様々な衣装を着ます。

列席者はどうでしょうか。両親や家族として出席されるのであれば、黒を着る必要があります。「私達は、結婚式のお祝いに駆けつけててくださった方々に敬意を表し、おもてなしをします」というメッセージを服装で表しています。

新郎新婦のご両親は、父親は紋付き羽織袴、あるいはモーニングコートです。母親は黒留袖または黒のロングフォーマルドレスになります。これは第一礼装といって、もっとも格式の高い正装です。

新郎新婦の兄弟姉妹や親族などで、未婚の人はどうすれば良いかと言いますと、男性はディレクタースーツかブラックスーツ、礼服で、女性は和服では振り袖です。洋装の場合は華やかな色合いのフォーマルドレスです。

既婚の兄弟姉妹や、親族などはどうすればよいかと言いますと、男性はディレクタースーツ、ブラックスーツ、礼服で、女性は黒留袖又は色留袖、控えめな色合いのフォーマルドレスを着ます。

ここまでがホストが着用する色です。ホスト側であっても未婚の女性や小さな子どもなどは華やかな色の服装が望ましいです。なぜ、華やかな色の服装が望ましいのか。それは、慶びを祝福する事で新郎新婦がその先に待ち受けている困難を乗り越えて行くための後押しとなり、さらには列席者全体に幸せの良き出来事を広げていく事で良い方向へと向かうことができるからです。


あなたがもしも、ゲストとして結婚式に招待されたのなら、女性は黒色を着てはいけません。特に未婚の女性は決して黒色は着ないでください。

黒色のドレスで新婦の友人卓が埋まっている結婚式を何度も見たことがあります。

結婚式場のスタッフは、新婦友人卓が黒色やダークカラーで埋め尽くされていた場合、何かが起こる嫌な予感がすることでしょう。プランナーはプランニング通りには進まない事を察知し、サービススタッフにインカムで注意を促すかもしれません。

披露宴でお酒が入った黒のドレスや黒のスーツの集団の中から、新郎をプールに突き落とす人が現れるかもしれません、お色直し前に新婦の純白のウエディングドレスにワインを引っ掛けるかもしれません。怒り出した新郎の友人が新郎を殴るかもしれません。これは私が結婚式場のスタッフとして現場で目撃した出来事です。目撃はしていなくとも、そのような話はいくらでもあります。まるでドラマのような展開、いや、それ以上でしょう。

黒色は格式の高い正装である一方で、強い嫉妬心を表す色でもあります。新婦のゲストテーブルに招くご友人には、花のようなきれいな色のドレスで出席して欲しいと伝えておきましょう。

お呼ばれした結婚式やパーティーには黒色のドレスは禁物と覚えておいてください。特に未婚女性は鮮やかな色合いのドレスや振袖を着ていきましょう。黒がダメだからといって、白もダメですよ!白は新郎新婦の特別な色となりますので、白のドレスで出席すれば、黒色のドレスよりももっと大変な事が起こってしまいかねません。

予定通りにつつがなく幸せな、お祝いムードのまま宴が終了する時の新婦友人卓は、華やかな色に包まれます。テーブルには花が飾られ、椅子には花のような色とりどりのドレスや振袖に身を包んだ女性が座っていると、それを見た新婦は今後の結婚生活に抱えていた不安を解消し、この先の未来を新郎と共に歩んでゆく決意をし、希望をもって新たなスタートをきることができるのです。そして、新婦からの幸せのおすそ分けであるブーケや、テーブル装花を未婚女性たちは持ち帰り、私も結婚しても大丈夫だ。と確信し、結婚ラッシュが起こります。

嫉妬心や不安定さを持った黒色のドレスでは、新郎の友人卓にいる未婚男性が興味を持つことは無いでしょう。お祝いの席において女性は花と同じです。未婚既婚のどちらでも、美しく彩りをもたらす花であることに変わりはありません。

お母さんたちはどうでしょうか。初宮参りに始まり、子どもたちの成長を祝うセレモニーはたくさんあります。長男が卒業、入学の年でしたので、色々な言葉を耳にしました。「親が目立ってもしょうがないから黒色」「卒業式は黒っぽい色で」とても残念な気持ちになります。親が卒業式に出席する時、立場はゲストです。主役はもちろん子どもたち。主催者である学校がホストです。担任の先生は準主役でしょう。ゲストである場合は黒はよくありません。黒の分量は抑えましょう。特に卒業式は季節的に寒い時期ですし、黒っぽい色でと考えたくもなりますが、花の少ない3月の卒業式には、お母さん方が子どもたちの門出に花を添えなくてはいけません。けれど、既婚女性は派手な色合いのもを着ると品がなくなりますから、控えめな色で淡いものを選ぶなど、工夫次第でお祝いの気持ちを表す事ができます。


主役、ゲスト、ホスト。この関係性を明確にする為に黒を着る職業はたくさんあります。主にサービス業やエンターテインメントなどでは顕著です。ホテルの受付や支配人は決まって黒のスーツ姿です。ホストに徹していることをすぐに分かってもらうためにも必要不可欠なのが黒色です。

サービス業では、スタッフが会社のイメージカラーの制服を着ていたとしても、責任者となる人は黒色の分量を増やします。ゲストとホストの関係性を明確にするためです。エグゼクティブマネージャー、フロアーマネージャー、そんな肩書のネームプレートを付けた人は決まって黒色のスーツを着用します。責任を取るのがお仕事のポジションの場合、「個」を消さなくてはなりません。ゲストの意向への配慮を存在として示すための黒色です。

人形浄瑠璃の黒子も同じです。人形は主役、お客様はゲスト、人形を操る黒子はホストです。見えているけれど、それを無い世界として完成させるために黒子に徹します。

ファッションショーのデザイナーは、ショーの終わりにモデルたちに迎えられてランウェイに姿を表しますが、着ている洋服はほとんどが黒色です。

このように、黒は役割をはっきりとさせ、「個」を消す事で、おもてなしに徹する色なのです。


黒色を隠す目的で使う時、それは「隠している」と書いた張り紙をくっつけて歩くようなものです。自信が無い時、不安がある時、私達は黒色を選びます。

足にコンプレックスのある人は黒色のパンツを履きますし、タイツは決まって120デニール以上の黒いタイツを履きます。レギンスは黒しか持っていないかもしれません。それがどんなに全体のバランスを崩すコーディネートだったとしてもです。

目の大きさにコンプレックスがある人はアイライナーやマスカラにブラック以外の選択肢を持っていません。それがますます魅力を下げる結果になってしまったとしても。

不安な心を抱えている時は、黒いTシャツやジャケット、もしかすると全身が黒色ずくししか着れないかもしれません。黒の持つ高級感や、威圧感、重厚感の力を借りて自分の内面を覆い、やましい事や不安な事、困っている事、弱っている事、安定しない事、未熟な事などを悟られないようにするために無意識的に黒を選びます。威嚇や去勢を張る必要性がある時、防御本能が働くのです。

成長期の子どもたちが黒を着たがったり、黒色をかっこよく感じるのは、不安定な内面をどうにか安定させ、平静を装うためにとても重要だからです。安定した大人から見ると、「若いんだからもっとカラフルな可愛らしい色を着ればいいのに」とか「黒い服ばかり着てつまらない子ね」などと感じるかもしれませんが、不安定な十代の子どもたちを黒はサポートしてくれていますから、無理やり別の色を押し付けたりしてはいけません。お家の中に少し元気や勇気が湧いてくるようなお花やフルーツを置いたり、かわいらしい色のポーチやハンカチをプレゼントしたり、カーテンの色を変えたりするくらいが丁度いいでしょう。

学制服に黒が多いのは、汚れが目立たないなどの利点もありますが、黒が不安定さを助け、フォーマルな席での使用も可能であったことで重宝されたからでしょう。この時の使い勝手の良さが、日本人の「黒は無難な色」信仰につながっていると私は考えています。


黒は最も高級感のある色ですから、安定した人でも惹きつけられるような魅力的な色です。お値段以上の高級感を演出できるため、プチプラアイテムでも黒色は人気ですし、ハイスペックモデルや限定品、特別コースなど黒色を使って差別化を図る製品や広告もたくさんあります。


黒色は重厚感があり本当に重く感じてしまう色です。ピンク色からのメッセージでお伝えした、磁気ネックレスには黒色もありますが、コリを治し、首や肩を軽くする効果は他の色に比べて低いと言えます。

重みを利用するのにもってこいなのが、贈り物や手土産です。人は、軽いものよりも重いものを貰ったほうが高級な物をもらったと感じます。重たいものを手土産にする文化の代表例が愛知県名古屋市のういろうでしょう。安価な値段でも重たければ大層ないただき物に感じるのですから、とても賢い方法と言えます。実際には重くなくても、パッケージや包装紙、紙袋などが黒色をしていると、重いと感じ、高級な贈り物というイメージが付きやすいため、軽いものほど黒いパッケージや外箱などが採用されています。ご進物コーナーで手土産選びに迷ったら、外箱や紙袋の色で決めてしまうのも良いと思います。ちなみに、今年の母の日の贈り物は、黒い紙箱に入ったお煎餅のセットと、ひまわりの鉢植えを贈りました♫


黒色の食品は、体を温めてくれます。冷え性の方や、のぼせの症状がある方は積極的に取り入れたい食品です。気温が上がるとどうしても冷たい食べ物を食べてしまいがちですが、下半身や深部が冷えてのぼせが起こりやすくなります。のぼせが起こると頭痛がしたり、ホットフラッシュがおこったり、汗がとまらなくなったりして、もっともっと体を冷やしたくなります。しかし、体内でおこっていることは、深部が冷え、体の外側にほてりが出ている状態です。これは冷え性なのですが、本人は私は暑がりだと思っていますので、不具合がどんどん大きくなりがちです。

黒色で体を温めてくれる食品には、黒ごま、黒豆、ひじき、きくらげ、しいたけ、わかめ、黒砂糖、黒酢などがあります。これらの食材の黒色は、アントシアニン、ルチンなどのポリフェノールを多く含み、血流を改善させ、体温を上げてくれる作用があります。


黒色は、「許し」に関する問題が長期未解決のままになっていて、体にネガティブな存在がとどまっている事を示します。また、過去に苦しみを味わった事を意味する場合もあります。


マイクラ好きのわが子は、よく石の名前を口にします「黒曜石」もその一つです。

黒曜石は、胃と腸の働きを改善し、精神と感情をリンクします。ネガティブなものを吸収し、ストレスを緩和、無意識の中にあるブロックを取り除くのを助けてくれます。静寂やじっと一人でいることを恐れないようにしてくれる他、一歩引いていながらも思慮深く愛情に満ちた態度を取ることを可能にしてくれますので、黒色好きで内面にネガティブなものを抱えている方をサポートしてくれます。


黒色の魅力やメッセージ、いかがでしたでしょうか。黒色は決して無難な色ではありません。はっきりとした役割を持った色であり、高級で、重厚です。使い勝手が良い事と、無難であることは違いますので、上手に黒色を使いながら生活に役立てて行くことをオススメします。来月の父の日のギフト選びにもお役立てくださいませ。


さてさて、次回はいよいよ赤色でございます。原色なのに8回目まで待たせてしまってごめんね赤色さん。息子たちも夫も私も大好きな赤色さん。いつもお世話になっております!それでは次回、赤色からのメッセージでお会いしましょう♫





お気に召しましたら、サポートよろしくお願いいたします。癒しのマドンナから(ФωФ)(◉ω◉)(=❛・❛=)5万にゃんポイントが贈られます。サポートは(ФωФ)(◉ω◉)アタシ達のごはんになるのにゃん♪ちゅーる!食べたいにゃん♡