東京はあまり好きじゃない

久しぶりに休日に都心に出かけた。
いつも休日は都心から離れた場所へ行くか大好きな家でのんびり過ごすけれど、どうしてもみたい美術展があったのだ。

平日に仕事モードで過ごす東京と、休日のノーガード状態で出る東京は全く別物だと思う。

まずどこもくさくて暗い。
いつもは気にならないのに、歩いているとどことなくかすかに臭い。
生まれてこの方東京から出たことのない人生なのに、休日はなぜかくさい。
建物の中もどんなにおしゃれで開放的であっても澱んでいるように感じるし、薄暗くてインチキくさく感じる。

そしてとにかく人に酔う。
酸素が薄くなっているのではないかと感じるほど人が溢れている。
電車も平日とは違った混雑。

休日の東京はとにかく人が過ごす場所じゃないように感じる。

胃腸炎なんかで数日ほぼ絶食みたいな生活をすると、それまで毎日欠かさず食べていたお菓子の類を欲しがらなくなったり美味しく感じなかったりするけれど
休日はまさにそんな感じなんだろうと思う。
平日にどれだけ感覚を閉じて生活しているのかということを思い知りました。




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