メルマガ13号

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「ぼくゼロ」 メールマガジン
vol. 13 2021年7月1日配信
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ぼくゼロファンの皆さま、こんにちは。
2021年も半分が過ぎ、台風も発生し始めています。
今月も情報満載にて「ぼくゼロ」のメルマガをお届けできいたします。
どうぞお楽しみください!

*リレーエッセイ 主人公の母より(くみちょ。)
*謎のスタッフ「かな」によるLGBTQの最新動向(かな?)
*主人公の母が伝える自分らしく生きるヒント(くみちょ。)
*監督からのメッセージ(とこちょ。)
*メルマガアーカイブ

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リレーエッセイ くみちょ。より

前回のリレーエッセイで、監督(とこちょ。)が、空雅を描く映画に撮りたい!と思ったきっかけを語ってくれました。

当時、とこちょ。は、いつか自分がプロデューサーになって空雅の映画を撮りたい、映画を作りたいと語ってくれました。
どのような形になるのか、内容になるのか?全く見えていない状態でしたが、とこちょ。の夢として私たち親子に、語ってくれました。
その夢を応援したいと、私たち親子は強く思ったんです。
そして、とこちょ。の夢が、いつしか私たちの夢にもなっていきました。
映画が完成するまで、必ずとこちょ。と私たちの夢を叶えよう!と、思い続けてきました。

空雅はいつでも、偽ることもなく、飾ることもなく、ありのままの自分でいます。
ドキュメンタリー映画を撮るのですから、構えることなくカメラの前でもいつでもありのままでした。
幼い頃から、ブレることなく、びっくりするほどそのままです。

前回のメルマガで、当時の私のインタビュー動画をご紹介しましたが、ご覧いただけたでしょうか?
気恥ずかしくなるほど若い自分の姿・・・・でも言っていることはいつも同じだな〜と思いました。
私もブレていないんですね。ずっと同じ「自分らしく生きる」ことを応援しているんです。

さて、そんなブレない空雅ですが表現の仕方や行動は、いろいろ変化しています。
高校に入学した頃は、まだまだ人見知りもあり、常にマスクを着用している子でした。
入学後すぐにカミングアウトして、友達もできアルバイトをする中でずいぶん明るくなりました。
以前も書きましたが、ホルモンの治療を始めてから、どんどん活発になっているのを感じました。
変わった、変化したというのではなく、昔の空雅に戻ったという感覚です。
幼い頃の空雅は、本当に毎日泥だらけ、あざだらけになって遊んでいる活発な子供でしたから。
その頃は、性別にとらわれる事などなく意識する事なく、過ごしていたんです。

高校3年の1月。18歳の誕生日を迎えてすぐに乳房切除の手術を受けました。
ここは映画のネタバレですが・・・
ぼくゼロの映画でも、とても印象の強いシーン、前日との監督との緊張感あふれるあのシーン。
そして、手術、退院・・・・昨日のことのように覚えています。

定時制の高校に通っていたのでクラスメイトは4年で卒業が多かったのですが、空雅は初めから3年で卒業すると決めていました。
フレキシブルタイム制の学校だったので、3年で卒業できるように自分でカリキュラムを組みました。
卒業が近くなり進路を決めるとき、空雅はフリーターという道を選択したのですが、先生にお詫びをしたそうです。
「先生、すみません。進学率と就職率を下げちゃいますけど」って。
とても空雅らしいなと感じたエピソードです。

それでは、次号は監督(とこちょ。)にお願いします。

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<LGBTQの最新動向かな?>
*謎のスタッフ「かな」によるLGBTQの最新動向(かな?)

【海外】
反LGBT法「一線越えた」 EU各国首脳、ハンガリー猛批判(時事ドットコム)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021062700283&g=int
教材などで性的少数者(LGBT)に関する描写を禁じるハンガリーの新法が、欧州連合(EU)で猛批判。ハンガリーはもうEUにいる資格はない」。オランダのルッテ首相はEU追放にまで言及。EU首脳会議でもオルバン首相に新法撤回かEU離脱を選択するよう迫った。

【国内】
東京都が同性パートナーシップ制度の導入を検討(東京新聞)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/108181
東京都の小池百合子知事は2日の都議会本会議で「都としての制度の検討を進める」と表明。

トランスジェンダー理事を「女性」と発表 JOC、性自認理解不足(毎日新聞デジタル)
https://mainichi.jp/articles/20210626/k00/00m/050/278000c
フェンシング女子の元日本代表のトランスジェンダー男性の杉山文野さんが、日本オリンピック委員会(JOC)の新理事に選ばれた。JOCは「女性理事」として発表した。これに対し、JOCは「(杉山さん)本人に確認したらJOCの男女枠では、女性でお願いしますということだった」と説明する。しかし、杉山さんは自身のTwitterで”女性でお願いします」とは一度も言ってません。”と明言。一方で、”フェンシング協会→JOC→山下会長への伝達過程で齟齬が生じたのかもしれません。”と一部理解を示した。

★6月はプライド月間でした
6月はアメリカをはじめ、世界各地で「プライド月間(Pride Month)」と呼ばれ、多くの企業や団体がLGBTQ+を支持するアクションを起こしている。
<DAZN>
世界で最もスポーツ中継をしている放送局
https://twitter.com/DAZNBoxing/status/1399712557963874308?s=20
<google>
グーグルスプレッドシートに「PRIDE」と入力すると列色がレインボーカラーに!
https://twitter.com/raikakei/status/1402621004233330690?s=20

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<主人公の母が伝える自分らしく生きるヒント>
こんにちは。夏至が過ぎて自己成長をしていく時になりました。
秋分までは、とにかく自分のやりたいことを、どんどんやっていく、学びたいものを学ぶ時です。
それが、どのように社会へつながるのか、この世に出ていくのか?どんな役に立つのか?は、考えなくても大丈夫。
なんのためにそれをやるのか?どのように役立てるのか?を考えるのは秋分以降でいいので、今はとにかく、自分を成長させることを、優先してくださいね。

ソーシャルディスタンス、人との距離を確保しつつ日常を過ごすことが、当たり前になっています。
今まで1mと言われていたのが、変異株は2mの距離が必要だとか・・・
自分の思いを届ける、相手の思いを受け取るコミュニケーションは、ますます必要になってきます。
気持ちは察するものではなく、伝え合うものです。
察することができないからこそ、お互いに言葉を使って伝え合う、伝え合うことでできる関係性を作るのが重要です。
まずは笑顔。マスクで顔が隠れていても、声が届かなくても、相手から見えなかったとしても、笑顔になることで、自分の脳内にご機嫌ホルモンが放出され、不思議なことにそれは相手にも伝染するんです。
笑顔と笑顔で接すれば、自然と関係性は良くなっていきます。
今月も、自分を楽しんでくださいね。

<by 主人公の母>

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<監督からのメッセージ>

プライド月間だった6月も終わりました。
性的指向/自認を含む『いかなる種類の差別』を禁じている
オリンピック/パラリンピックが近づいています。
それなのに、日本はなかなか前に進めないようです。
一方、地方自治体の動きは加速していますし、
人々の意識も少しずつ変わってきていることを肌で感じます。

先月、来年度4月を目指してパートナーシップ制度を導入しようと動いている
北海道函館市を訪れ、
市民有志による任意団体レインボーはこだてプロジェクト(RHP)のメンバーとお会いしてきました。
LGBTについて考えることで,誰もが多様なプライドを身につけ,
個人も社会も成長することを目指しています。

そして8月に映画館での上映が決まった川越市。
明治38年から続く映画館「スカラ座」は、性別を問わない
カップル割を導入したことでも知られています。
国際観光都市の川越市では昨年、同性パートナーシップ制度が導入され、
地元の当事者団体が県内初のレインボーパレードを開催しました。
同性結婚式を始めた最明寺をはじめ、
性別にとらわれないユニークな取り組みを行う地元企業も増えており、
川越の「LGBTQ」にかかわる取り組みに今、注目が集まっています。
上映を前に行うインフルエンサー向け試写会は、
そんな川越を舞台に活動する
レインボーさいたまの会
最明寺
自由学園多様性ゼミ
SAITAMA RAINBOW PRIDE2021実行委員会
の方々とご一緒させていただくことになり、川越市の後援もいただきました。

我がMUSUBI Productionsの配給担当、藤本加奈さんは川崎市で、
「Allyの森」という市民団体を立ち上げました。
性的指向/性自認(性同一性)に関する"社会側"の問題を認識し、解決策を考え、
行動する事を目的としているそうです。
https://allynomori.wixsite.com/home

宇多田ヒカルさんのさりげない告白も素敵でした。
日本が国としてなかなか政策が進まないなか、
こうやって街レベル、人レベルでうねりが盛り上がっていること、
本当に心強く思います!

「ぼくゼロ」は枠を取り払う映画ですから、
市町村の枠も超えて、
国という枠も超えて、
このうねりをつなげる役目をできたらいいなと思っています。

常井美幸

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最後までお読みいただきましてありがとうございます。
ご感想、ご質問などございましたら、よろしくお願いいたします。
また、次号をどうぞお楽しみに!

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