型・その2①: 結い和す道着の帯や花筏
恋ひとつ残して逝くや花の雨
恋ひとつ残して逝けり花の雨★
こいひとつのこしてゆくやはなのあめ
こいひとつのこしてゆけりはなのあめ【季語:花の雨(天文/晩春)】
※上(切れ字「や」)でも良いかな、と思うけれど
下の(切れ字「けり」)のほうがもっと良い気がするのですが
みなさんはどう思いますか?
「や」より、「けり」のほうが語感が強いと思うのですが
合っていますか?😅
※「や」の場合は、これから逝く人
「けり」の場合は、すでに逝った人
願掛けの重き柄杓や岩燕
がんかけのおもきひしゃくやいわつばめ【季語:岩燕(動物/晩春)】
杖跡の深き堤やけふ穀雨
つえあとのふかきつつみやきょうこくう【季語:穀雨(時候/晩春)】
結い和す道着の帯や花筏
ゆいやわすどうぎのおびやはないかだ【季語:花筏(植物/晩春)】
書きかけの離婚届や孕猫
かきかけのりこんとどけやはらみねこ【季語:孕猫(動物/晩春)】
今回の型は
なかなかバランスの難しい型だなあと思いました😌
中七の切れ字「や」が、とても強いので
本当にその「や」が必要であるかどうか
加えて
季語がちゃんと生きているだろうか…
サポートに感謝致します。頂きましたサポートは、他のクリエーターさんの支援等大切に使わせて頂きたいと思います(^_^)