型・その3: 掬ぶごと星々零る泉かな
掬ぶごと星々零る泉かな
むすぶごとほしぼしこぼるいずみかな
季語:泉〈いずみ〉
※泉に映る満天の星。
その星ごと水を掬んでも掬んでも掴めずに零れ落ち消えてゆく、イメージ。
この表現で「星々」が、水に映る星だと、ちゃんと伝わるかどうか?
廃寺の大鐘そゝぐ夕立かな
はいでらのおおがねそそぐゆだちかな
季語:夕立〈ゆだち〉
愛しかた忘れて朱き卯波かな
あいしかたわすれてあかきうなみかな
季語:卯波〈うなみ〉
ペトリコール沁む廃校の青葉かな
ぺとりこーるしむはいこうのあおばかな
季語:青葉〈あおば〉
農泊の厨で潰すパセリかな
のうはくのくりやでつぶすぱせりかな
季語:パセリ〈ぱせり〉
今回の型は切れ字「かな」!
「かな」は
どうも苦手意識があって、あまり使ったことのないのですが
チャレンジです^^( ´ ▽ ` )
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