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2023年3月の記事一覧
型その①(五句): 初蝶やマリトッツォ描く美術室
陽炎や被爆地にたつ乳児院かげろうやひばくちにたつにゅうじいん【季語:陽炎(天文/三春)】
耕や十数年ぶりの和解たがやしやじゅうすうねんぶりのわかい【季語:耕(生活/三春)】
初蝶やマリトッツォ描く美術室はつちょうやまりとっつぉかくびじゅつしつ【季語:初蝶(動物/仲春)】
薇や清酒を注ぐ破戒僧ぜんまいやせいしゅをそそぐはーかいそう【季語:薇(植物/仲春)】
貝寄風やセメントめける象の尻かいよ
わをん俳句: んーんーと猫の子ぶーぶーと吾子も
若布和つくる結婚記念の日わかめあえつくるけっこんきねんのひ【季語:若布和(生活/三春)】
わらべうたをちこちふるさとの春ぬうわらべうたをちこちふるさとのはるぬ【季語:春ぬ(地理/三春)】
※春ぬ…春の野の子季語
※はるぬ、全部ひらがな表記の方がよいか
をんなの香残る枕や春の闇おんなのかのこるまくらやどはるのやみ【季語:春の闇(天文/三春)】
をだまきの小さき一輪竹の筒をだまきのちさきいちり
らりるれろ俳句:連翹や写仏の筆の金のラメ
落第の斜影は深し時計台
落第よ斜影の深き時計台らくだいのしゃえいはふかとけいだい
らくだいよしゃえいのふかきとけいだい
【季語:落第(生活/仲春)】
※どちらが良いと思いますか?
個人的には上の方が好きです
龍天に登る墓場を突く紅雨りゅうてんにのぼるはかばをつくこうう【季語:龍天に登る(時候/仲春)】
留守電に亡き犬の声お中日るすでんになきいぬのこえおちゅうにち【季語:お中日(行事/仲春)】
やゆよ俳句: 八重山を咲く片栗や一周忌
邪馬台国何処遺跡を薄霞やまたいこくいづこいせきへうすがすみ【季語:霞(三春/天文)】
※助詞「を」を悩みました🥸
「を」「へ」「の」「は」「に」で迷いました
みなさんはどれが良いと思いますか?
➡️邪馬台国遺跡何処や薄霞✨アポロン推敲✨
八重山を咲く片栗や一周忌やえやまをさくかたくりやいっしゅうき【季語:片栗の花(早春/植物)】
雪解水地中の毒素溶け出しぬゆきげみずちゅうのどくそとけだし