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2022年4月の記事一覧
我が庭に侘び寂び兆す四月尽
→ 摘みたての松の香りや四月尽 (推敲後)わがにわにわびさびきざすしがつじん
✨花の鮮やかさがだんだんなくなっていき、
春の気配が消えつつある庭が淋しい、そんなイメージ。
縁側の猫抱きしめる四月尽えんがわのねこだきしめるしがつじん
✨縁側のぽかぽかで愛猫を抱きしめる心地よさは、晩春くらいまで。
夏になったら暑くて無理だから🤣
【台所で一句】
甘夏を搾る血管浮くほどに 【季語:甘夏
信仰の原点辿る草若葉 写真🤳で一句
しんこうのげんてんたどるくさわかば
✨【季語:草若葉 晩春】
風光る参道ひかりの使者と為り
→ 風光る参道ひかる使者と為る 紫乃さん推敲句❤️🔥
→ 風光る参道ひかり使者と為る 鶫さん推敲句❤️🔥
かぜひかるさんどうひかりのししゃとなり
→中八
ゆく春や神域やわき踏みごころ✨踏みごころ=踏みごこち
✨やわき=柔き
#俳句幼稚園
菜の花へ驀進ごろんちょドーベルマン
なのはなへばくしんごろんちょどーべるまん
→中八
※ドーベルマンが菜の花へ猛スピードで突っ込み
ごろんごろんしているだけの図🐕
無断欠席刻々花菜飴色へむだんけっせきこくこくはななあめいろへ
→漢字が多い
鉄橋の鉄の匂ひや蜆舟
→ 鉄橋の銹の匂ひや蜆舟 alohaさん推敲💐てっきょうにてつのにおいやしじみぶね
#俳句幼稚園
子の為に詫びる母の背藤の花
このためにわびるははのせふじのはな
✨詫びる(頭を下げる)様子と
地面に向かい垂れる藤の花の取り合わせの是非
赤心のまま額づきぬ白藤よ
→ しづやかな白藤の房額づきぬ(鶫さん推敲💐)せきしんのままぬかづきぬしろふじよ
※赤心…真心。
✨「赤心」「白藤」の対比の効果
#俳句幼稚園
あれもこれもうまさうな貌上り鮎
あれもこれもうまそうなかおのぼりあゆ
上り鮎果ては塩焼きとも知らでのぼりあゆ果てはしおやきともしらで
※知らで…知らないで
《知ら:『知る』(ラ行四段)の未然形 で:接続助詞(意味:〜ないで)》
さらさらの血潮よ若鮎の刺身さらさらのちしおよわかあゆのさしみ
若鮎や美少女座る蛇紋岩
→ 若鮎の美少女の足すり抜けん《Alohaさん推敲🐟》
→ 若鮎や飛沫かかりし蛇紋岩《紫乃さん推敲🐟》
→
七色をかき散らす櫂競漕会
なないろをかきちらすかいきょうそうかい
→プリズムをかき散らす櫂競漕会 《alohaさん推敲句💝》
※水面の煌めきを櫂で散らしゆく競漕会
・七色の水散らす櫂競漕会
・七色の水散らしゆく競漕会
・七色を切り裂く真櫂競漕会
などと迷った😅
✨七色を、と、櫂という描写だけで
湖面を飛び散る水しぶきとわかるかどうか。
やはり「水」という一語が必要か?
寂光に浮かぶ一死の落とし角じゃっこうに
緩行は我が死生観春の海
かんこうはわがしせいかんはるのうみ
※緩行のようにゆっくりとマイペースで生きていきたい。
車窓からは一面の、のどかな春の海。
✨季語「春の海」と緩行が近いかも?
病床の無心へやはらかき穀雨
→病床の無心へ長き穀雨の音(アポロンアドバイス元に推敲)びょうしょうのむしんへやわらかきこくう
※体も動かせずじいっと病床に臥せているとき、
空っぽの頭の中へ
柔らかい穀雨の時を刻む音が聞こえる、
苗代や瑞穂の国の土台なり
なわしろやみずほのくにのどだいなり
※瑞穂
瑞々しい稲穂
※瑞穂の国
日本国の美称。
🔥お題:「火」を使った俳句
火曜日は燃えるゴミの日春の塵かようびはもえるごみのひはるのちり
✨取り合わせの是非
赤み帯び始める火星夏隣あかみおびはじむるかせいなつどなり
ここ数日忙しく
登園遅くなりました😅
コメント返信等も遅くなりすみません。
いつも
ありがとうございます✨💖
#俳
ハープの音漏れ出づる庭生るる蝌蚪
ハープのねもれいづるにわあるるかと
※ハープ
楽器🎻
✨三段切れ?か?
霊水へ歪む縦縞まむし草れいすいへゆがむたてじままむしぐさ
※霊水
尊く不思議な効能のある水。
祖父の遺志のごと地境の蝮蛇草
→祖父の遺志継ぐ地境の蝮蛇草【鶫さん推敲句😻】そふのいしのごとじざかいのまむしぐさ
※地境
所有する土地の境目
#俳句幼稚園
涙雨あがるキーウの風光る
なみだあめあがるキーウのかぜひかる
※平和の祈りをこめて🕊
ガジュマルを跳ねる栗鼠の尾風光るがじゅまるをはねるりすのおかぜひかる
※ガジュマル
木の名前。精霊が宿ると言われる。
いつもありがとうございます😊
#俳句幼稚園
蜃気楼魚眼レンズの見る世界
しんきろうぎょがんレンズのみるせかい
✨「の見る」の是非
要らない気がするが、他に言葉も浮かびません😅💦
亜空間あるらし蜃気楼の奥あくうかんあるらししんきろうのおく
※蜃気楼と陽炎の違いを調べてみた。
蜃気楼とは…
陽炎は…地面の上が揺らめいて見える現象
#俳句幼稚園
わが母性ふくよかになれ抱卵期
わがぼせいふくよかになれほうらんき
カウベルや鳥の卵の底光り
カウベルや鳥の卵は色めきぬカウベルやとりのたまごのそこびかり
※カウベル
家畜の牛の🐂首に付ける鈴
どっちが良いですか?
✨カウベルや、と
季語でない言葉を切れ字「や」で強調した是非
カウベルの音の美しさが鳥の卵を底光りさせているかのようなイメージ。
底光る鳥の卵と組み合わせることで、
カウベルに劣らない 鳥の卵�
ボンネットはやめとこと猫春暑し
ボンネットはやめとことねこはるあつし
→ ボンネットは止めとこと猫春暑し(鶫さん推敲😽)
※ぽかぽか陽気のボンネットは、猫の天国。
だが、ちょっと暑くなると地獄。
✨「やめとこと」是非
やめておこうとが正しい日本語。
でも字余りになる😅
仕方なく省略したが、アリかどうか?
剥き出しのココヤシの種子春暑しむきだしのここやしのしゅしはるあつし
※ココヤシ
ココナッツ🥥が実る木。椰子
清楚とは無縁の祖父の花苺
せいそとはむえんのそふのはないちご
→清楚とは無縁の祖母の花苺(てまりさん推敲🍓)
→清楚とは無縁や祖父の花苺(alohaさん推敲🍓)
→ 無骨なる祖父の畑なり花苺(アポロン推敲🍓)
※苺🍓というと、わたしにとって思い入れ深いフルーツです。
祖父母は、50年近く営んだ苺農家でした。
子ども時代は、祖父母の家へいくたび
ダンボールいっぱいの苺を貰ってかえり、さんざん食べて食べて食べ