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【ゲッターズ飯田公認エッセイ】ゲッターズ飯田が苦手なコトバ。

最近、黒坂真由子さんの本で、「汎化(はんか)」という言葉を知った。

「汎化」とは、学習によって習得したことが、その具体的対象を離れ、法則となって定着することを指し、もっと簡単に言えば、【一つのことを極めると、ほかの能力も一緒に伸びていく性質】である。

私は、鳳凰座の性格からか、小さい頃から「職人」に憧れている節がある。歳を重ね、職人気質な人に出会うたび、ひとつのことを突き詰めた人は「どうして、言葉に厚みがあるのか?」「どうして、人生哲学に深みがあるのか?」と思っていたので、この「汎化」という脳の性質を表す言葉を知れたことは、私にとって、点と点が繋がる言葉を手に入れた瞬間でした。

この「汎化」を存分に発揮している人が、私の周りでは、言わずもがなゲッターズ飯田となる。幅広い層を無償で占い続けた結果、「汎化」が起こり、毎年20公演以上開かれるトークショー(おくまんさんがアシスタントを務める講演会&占いと音楽が融合したエンタメライブ)では、1000人以上も入る大ホールで心に刺さる言葉を届けている。

で、今回は、一つの道を努力しまっすぐに進むことで、汎化していったゲッターズ飯田が、【運を逃してしまうと感じる残念な言葉】について記しています。

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ゲッターズ飯田は、お酒の席などで、時事ネタや無礼だった人などに毒を吐くことはある。また、裏方気質で分析好きでもあるので、【ゲッターズ飯田】という、もはや占い師では括れない稼業(商品)の、いまの立ち位置に歪みが生じないよう、気心知れた人たちをサンドバッグに、これまで出会ってきた様々なジャンルの職業の人達を肴に、【ゲッターズ飯田】の軌跡にブレがないかをチューニングしている。

だが、お金のない時から、自身の仕事や自分の置かれている立場などに関して【愚痴や不満を発しているところ】を見たことがない。

ゲッターズ飯田は「不満に感じる事は、自分の成長のために起きていること」に早い段階で気付いていた。なので、若い頃から、「でも」「だって」などの言葉が頭によぎったら、その問題をどう解決すればいいか、本を読んだり、周りの信頼している人からアドバイスをもらったり、占いを活用するなどして改善していたという。

そもそも「でも」「だって」は、聞いていて気持ちいいものではない。
なぜなら「でも」は否定、「だって」は責任転嫁だからだ。

しかも「でも」「だって」が口癖の人は相手がいない所で不平不満を言っている印象を与えてしまうこともある。と書いていて、「じゃあ自分はどうなんだ?」と己に問いかけたくなってきた。つまり、私がいま感じたこの気持ちを、ゲッターズ飯田は、「でも」「だって」が口癖の人を占うたびに自問自答するのだから、心が磨かれるのも納得だ。

あと、ゲッターズ飯田は、仕事においてやる前から「ムリ」「難しい」とも言わない。できることなら、まず試している。

その代表的なエピソードが、「ゲッターズ飯田×Calmera better fortune'n jazz」のライブに足を運んだことのある人の間では有名な、ゲッターズ飯田が芸人だった頃のマネージャー、市川さんによるアドバイスである。

それは「飯田君は10年後に凄いことになるから、占いのデータをノートにしっかりまとめておいたほうがいい」という助言。ゲッターズ飯田は、「ムリ」とも「難しい」とも言わず、すぐに取り掛かり、いまも持ち歩いている「占いノート」を完成させたという。データが詰まったノートを作ったことにより、作家活動もできるようになり、市川さんの言った通り、本当に凄いことになった。だからゲッターズ飯田は、市川さんには大きな恩を感じていて、いまも一緒に仕事をしている。

ゲッターズ飯田は、よく言う。アドバイスをされて「でも」「難しい」など否定から入るクセはもったいないと。なぜなら、一度「難しい」と言ってしまうと、自分の言葉を思い込み、変えたくない意地が生まれてしまうため、結果、「難しい」ことに自分でしてしまうそうだ。特に頑固スイッチが入りやすい鳳凰座や、ネガティブスイッチが入りやすい羅針盤座は気を付けたほうがいいだろう。

そういえば、ゲッターズ飯田が仮面をつける前は、ラジオのゲストに出てもギャラを受け取ってくれなかった。というか請求書の送り先を渡そうとすると、毎回、渋るのだ。その時の断りの返事だけ、「でも」や「だって」だったような…(笑)。あの、「でも」「だって」は一体なんだったのだろうか?いまだに、このことを聞いても、芯を食った答えが返ってこない。「もっとギャラをあげてくれ」という事ではないことも添えて。


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