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スタンダードアナライズ! 7月第1週号【おとくなけいじばん】

こんにちは!ポケカ担当Aです!
今週より、当店で開催しているボックス争奪戦やジムバトル、そのほか大きな大会の分布や入賞デッキから今週の『アツい』デッキを分析する『スタンダードアナライズ!』を開始します!
ぜひ今の環境把握の一助になれば幸いです!


まずは直近当店で開催のあった争奪戦、ジムバトルの分布からおさらいです。

ジムバトル分布

7/1~7/8の期間で集計

争奪戦分布

7/2 ボックス争奪戦 参加者16名

優勝:古代バレット

7/3 ボックス争奪戦 参加者16名

優勝:サーナイトex

7/6 ボックス争奪戦 参加者 16名

優勝:ルギアVstar

7/7 争奪戦 参加者16名

優勝:リザードンex(サマヨール)

自主大会結果

(ある程度まとまった規模~)

7/6 とーしんの代打杯

参加者67名 優勝:ルギアVstar


7/6 アナログスポーツCS(5人チーム戦)

参加者260名 優勝:ルギア、ドラパルト、タケルライコ、悪リザードン、サーナイト


7/7 七夕シェシム杯

参加者300名 優勝:タケルライコex

7/7 ケルディオ杯

参加者105名 優勝:ロストバレット

7/7 真・ふぃ~るど杯~夏の陣~

参加者106名 優勝:カビゴンLO

7/7 青汁プロテイン杯

参加者128名 優勝:レジドラゴVstar、ドラパルトex

7/7 筑豊バトルパレス

参加者129名 優勝:タケルライコオーガポン


その他海外大会結果

(7/1~7/8で集計、参加者100名~に限定、オンライン問わず)
なお、海外はナイトワンダラー未発売の為、微妙に環境が異なります。

7/1Pokémon Battle Park

参加者132名 優勝:ピジョリザ


7/1 Redacted Masquerade #5

参加者161名 優勝:ターボトドロクツキex


7/2 Standard Pumpka Weekly

参加者175名 優勝:ミライドンex


7/2 Sunny's Weekly #159

参加者114名 優勝:青ロストバレット


7/2 Free Entry ║ Deck Out Mondays ║

参加者180名 優勝:青ロストバレット


7/3 Reach for the Stars #16 EARLY BIRD!!

参加者126名 優勝:カビゴンLO


7/4 Late Night Special Event #2

参加者276名 優勝:カビゴンLO


7/5 Pokémon Battle Park

参加者130名 優勝:古代バレット


7/7 瞬间失忆联赛第一赛季第10场 Amnesia Series S1-10

参加者152名 優勝:ドラパピジョリザ


7/8 Pokémon Battle Park

参加者146名 優勝:レジドラゴVstar


7/8 Redacted Masquerade #6

参加者216名 優勝:ルギアVstar

環境変遷

【ナイトワンダラーが環境に与えた影響】

 JCSが終了したのもつかの間、強化拡張パック『ナイトワンダラー』発売で環境は大きく変化しました。
 まず大きく話題になったのは、気絶させることでまとまった量のダメカンを置くことのできる特性『カースドボム』を持つヨノワールラインです。

どうやらエクストラレギュレーションが住処のようです

 これらは有名プレイヤーのXでのポストと相まって爆発的に広まり、『気絶する』ことと『ダメカンを載せる』ことの両方で相性の良いリザードンexのデッキに、いまや入っていない型はほぼ無いほどに流行しました。
 これにより通常サイドを取得していないターンで倒されないはずのたねex、Vポケモンが倒されるようになり、それまで環境に存在していたパオジアンexやタケルライコオーガポンなどのデッキが少し立ち位置が悪くなりました。
 他にはサーナイトexのデッキは、従来の『勇気のおまもり』+『フワンテorサケブシッポ』のパッケージで、相手のポケモンに大ダメージをあたえて勝つプランから、ダメカンを載せ替える特性『アドレナブレイン』をもつマシマシラを主体に立ち回るコントロール寄りのデッキとなりました。


また、前の相手の番に自分のポケモンが気絶していれば3枚引くことのできる特性『さかてにとる』を持つキチキギスexも環境を語るには外せない存在です。

意外とワザも強力

 アタッカー自身が強力なデッキ相手では、アタッカーを無視することができない関係上このカードに触れることが難しく、実質置き続けるだけで3枚だけでなく6枚、9枚と複数回発動できるチャンスがあり、その強力さから様々なデッキで採用がみられるようになりました。
 これにより手札干渉後に相手が必要牌を引く確率が上がり、それによって『サイドコントロールをして、手札干渉から相手を止めて勝つ』タイプから、『盤面をひたすら強化したりサイドをとにかく素早く取ることによって、相手に常に要求をし続ける』タイプのデッキが主権を握るようになりました。


また忘れてはいけないのは、相手のトラッシュに『アクロマ』と名の付くカードがあるなら大幅にワザを使うためのエネルギーが減る特性『アンチプラズマ』を持つキュレムの存在です。

原作再現で私はすごく好きです。
ワザは苦手ですが。

 強烈に『アクロマの実験』を採用するロストタイプのデッキをメタ対象とする効果は、ロスト系統のデッキに『入っているかもしれない』ことをうかがわせると同時に『なみのヴェール』をもつマナフィを置くことを強要し、プレイの難易度が一層高くなりました。

 またこのカードがドラゴンタイプであることを活かして、特性に依らずワザを使うレジドラゴVstarのデッキも台頭してきました。
 元からドラパルトexのワザ『ファントムダイブ』が強力なため、ナイトワンダラー発売前から開発されていたデッキタイプではありましたが、キュレムの登場で大きくその立ち位置を変えました。

 ワザ『トライフロスト』はエネルギーをすべてトラッシュする代わりに好きな対象3匹に110ダメージを与える破格のスペックを持ち、マナフィを置けないルギアVstar+チラチーノのようなデッキや、十分に展開ができずマナフィを置けなかった進化exデッキのようなデッキを強烈に否定しました。


【メタゲームの変化】

上記から、環境初期からのメタゲームの動きを考えます。

・ヨノワールラインを搭載したリザードンexの台頭
 →たねex、Vを主体とするデッキの立ち位置
 →同じくチラチーノラインを複数枚一気に取得されることにより倒せなく    なるなどの要因から、従来のルギアVstarの立ち位置
 →
ダメカンを載せ替えることを重視したサーナイトexの新型が登場

→進化exに対抗するように環境がより速くなった
 →
キチキギスexをより強く使える従来のたね型アグロデッキの復権(ex.タケルライコオーガポン)
 →よりたねポケモンに寄せ、安定して展開ができるように構築されたルギアVstarの登場

レジドラゴVstarの台頭
 →
キュレム、ドラパルトexのワザをつかえることにより、環境の進化exデッキに対して有利に立ち回れる
 →たね主体アグロデッキに対しても、『ポケモン回収サイクロン』+オンバーンexのワザ『おんみつひこう』で詰みに持っていける


【次のメタゲーム予想】

それでは最後に今『アツい』デッキを考えてみます。
先週の各大会の結果を見ると、

  • ルギアVstar

  • レジドラゴVstar

  • タケルライコオーガポン

の台頭が目立ちます。
これらのデッキは大きな弱点こそ持たないものの、いずれも手札干渉の枚数が少ない傾向にあるので、サーナイトexのような『非ルール持ち』+『ハンド干渉』のパッケージを持つデッキや、そもそも特性自体を止めてしまうテツノイバラex単デッキのようなデッキは戦いやすいかもしれません。

ただ、未だに一定数リザードンexの使用者もいるため、総合的に戦いやすくあわせてサーナイトexにも相性有利の取れる『古代バレット』のようなデッキもおすすめです。

終わりに

刻一刻と変わるポケモンカード環境。
今週末には大規模拡張『ステラミラクル』のカードリスト発表、そしていよいよ来週には『ステラミラクル』発売を控え、今後も目が離せません!

当店では様々なデッキ販売に加え、販売デッキのオーダーメイドや構築の相談なども受け付けております。
ぜひ一度お立ち寄りください!スタッフ一同お待ちしております!

それではまた、次の環境でお会いしましょう!
ここまでお読みいただきありがとうございました!

担当A

【店舗情報】
ボクらのカードショップ
〒170-0013
東京都豊島区東池袋1丁目2-1 4階
【公式X】https://x.com/bokurano_card
【営業時間】平日14:00~21:00、休日12:00~20:00
【アクセス】JR池袋駅 東口より徒歩2分

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