ポケットティッシュ

配って、配って、配りまくる

朝8時に起床。

朝ごはんを食べながら、「チコちゃんに叱られる」を観る。

チコちゃんほど、食卓に合う番組はないと思う。
観ながら学ぶ。
学生の夢、「ながら勉強」を果たしたのである。

家族で一緒に観ながら「えぇ~と、山梨県側やろ!」

「ボーっと生きてんじゃねぇよー!!」

※この議題、内容の続きはバンクナンバーをご覧ください。。


そんなこんなで、今日は日雇いバイトの為、天王寺へ。

講談師といえども、駆け出しの弟子は食べれないので、アルバイトをする必要がある。

どこかのお店に属して仕事に慣れるのもいいけど、高座でのエピソードトークを得るために色んな経験をするには日雇いに限る。

そんな今日は「ティッシュ配り」のバイト。

天王寺駅東口と阿部野橋駅・あべのハルカスを繋ぐ、交差点付近で某パソコン教室の名前が入ったティッシュを配る。

今まで色んなバイトは経験してきたが、ティッシュ配りは意外にやっていなかったので、初めはとにかく不安やった、、

いつも街中で見ているティッシュ配りというと、差し出すはいいけど、見事にスルーされて、体にぶつからへんようにスッと手を引く。

それをなんの精神的ダメージを負ってないかのように次へトライ。

そしてまた交わされ、またトライの繰り返し。

絶対に心が折れるに決まってる。


責任者「ほなここで、4時間で1000個よろしく!」

南歩「1000個!?」

1000回通行者に受け入れてもらえないといけないの!?

無理むり!!絶対無理!!18時に僕の預かったティッシュはすべて涙でグショグショニになっちゃうよー!!!

責任者「じゃぁよろしくね~ん」

さぁ、戦いの始まりだ!!

一心不乱に配った結果、、、




これが意外に受け取って貰えるのである。

自分の想像を遥かに超える受け取られ方。。

途中からコツを掴んで、「私にもちょうだい!」と囲まれる始末。

周りにもティッシュ配りをしている人もいたが、いつも見てるように受け取られてない。

傷つくことを怯えて先にふざけて渡しに行き、ダメで、テヘッと笑って同僚同士で笑っている。

それじゃだめだよ坊や。

通行人は君が認識してる数メートル前から、姿を見て君への不信・恐怖感を感じてるんだよ。

それを如何に見せずに、手元へ差し出してあげるか。

そう、これは何千人を相手にした営業と接客なんだ。

結果、、、



1800個!!!


向いてるよー!!!!

南歩くんはティッシュ配りに向いてるよー!!!


今日は、南歩にティッシュ配りの才能があるという事が分かった一日となった。

帰り道、、、なんか胸を張って環状線に乗る僕がいた。

うん、、、、明日は講談の事を書ける一日にしよう。。。

そして、ティッシュ配りは当分の間したくない。。。

南歩

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