2022/12/10時点

この文章は2023年4月以降のどこかの時点で無料にします。今急いで読む必要性は全くありません。お金は全く求めていません。それでも読みたいというもの好きの方いらっしゃればお読みください。また、こちらを購入されていない方と内容を共有することや、note等で引用すること等はお控えください。僕と相互フォローの方が、この文章の具体的な内容が伝わらないように記事を書くのは問題ありません。この記事の詳細についてはひとつ後の記事をお読みください。




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オタクって最強だ、なら僕等だって最強だよ。



心のどこか深いところで、
落ち込んだ人を救いたい(救える存在でありたい)と思っている。

小さな頃から、人に相談したらその人を困らせてしまうと思ってきた。だから、悩みがあると自分一人で解決できるようにと、ひとりで前を向けるようにと、自分を励ますような言葉を紡いできた。価値観を作り上げてきた。そうするうちに、本来の自分よりも少しだけ折れにくく、傷つきにくい私になった。そしてだからこそ、かつて自分が躓いたところで同じように躓いている人を見ると、声を掛けたくなる。

そんなことで自信を失わなくてもいいんだよ。
気にしなくていいんだよ。

でも、その言葉が必ずしも相手に届くとは限らない。そんなこと言われたって仕方ないんだよと、そんな風に届かないことも多い。その人を救えないことも多い。

だけど、この世の中には、もう一つ、もっと簡単に誰かを救う方法がある。それは、没頭できる趣味、いわゆるオタ活だ。現実逃避と言われるかもしれないけど、実際それは確実に人を強くすると思っている。

例えば、新入社員としてぼろクソに詰られたとする。オタク趣味を持っていない人は、もしかしたら社会が全てで、そこで否定されたら落ち込んで、いつか病んでしまうかもしれない。でも、オタクは違う。どんなに昼間詰られようと、一旦帰宅すれば、その鬱憤も忘れて、アイドルやマンガに没頭できる。作品やアイドルの前で目を輝かせている自分は、誰にも攻撃されないんだ。アイドルを推している瞬間、マンガや映画を楽しんでいる瞬間、僕らは社会的なステータスも何もかも忘れて、ただのファンになれる。ただの読者になれる。ただのオタクになれる。

社会の定規やステータスでは決して攻撃できない自分を持っていること。それはとても強い。だからオタクは最強だと思う。攻撃されない自分を保っていられるって、それはとても強いことなんだ。

僕はnoteで、誰かに届けばいいと思って言葉を書き続けている。だけどそれは、必ずしも相手に届くわけじゃない。必ずしも必要な時に言葉をかけられるわけじゃない。悔しいけど、救える人はほんの一握りだ。だからそれとは別に、誰にも攻撃されない逃げ道としての、誰かがオタクになれる瞬間を生み出せたらいいのにと思う。

僕はnoteで自己満足かもしれない言葉を、誰かひとりひとりに届くかもしれない言葉を、文字にし続ける。でもその一方で、もっとたくさんの人が前を向けるように、もっと広く届くように、誰かがただのファンになれるような作品を生み出すことをしていたい。

オタクは最強だ。
なら僕等だって最強になれるはずなんだよ。



誰かを救う言葉を探している。
だけど同時に、それでは救えない、掬いきれない誰かが存在する。

なら、そんな人を救えるように、その誰かが、誰にも攻撃されない自分をもてるように、オタクになれる瞬間を届けたいんだ。



オタクって最強だ、なら僕等だって最強だよ。




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オタクだからって特別生きやすいわけでもない。オタクだからって社会のレールに乗って順風満帆な生活ができるわけでもない。ただ、何かの前で、例えばアニメやマンガという作品の前で、BLの棚の前で、ただのオタクとして、ただの読者として、ただのファンとして目を輝かせられるあの瞬間、僕らは最強だと思う。なら、僕らはみんな最強だよ。勉強ができなくても、人間関係が上手くいかなくても、自分が情けなくても至らなくても、そういう定規の外側で、僕らは作品の前で目を輝かせられるはずなんだ。

オタクって最強だ、ならきっと僕等だって最強だよ。



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基本的な思いは、この時にもあったのでしょう。

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16:00 補足

これが僕の”動機”だとするならば、理由だとするならば、それとは別に、”その可能性”に目を向けた理由というのが存在する。

それは、きっとあの人であろうと思っているのです。
夢を追いかけていた。格好良かった。それだけじゃなく、あの人に見合う格好いい人(輝いている人)になりたいと思ったし、そのとき僕は、この人の描いた作品が見たいと思ったんだ。
もし、もしあの人が何事もなく生きていたら、あの人はもっと有名になっていたかもしれない。いやなっていただろう。でもあの人のように悔しい思いをして、上手くいかなくて、でも努力している人っていうのは星の数ほどもいるんだろう。
あの人に言われたことがある。
あなたは、文章で食べていきたいと思ったことはないんですか、と。

…正直、考えたことがなかった。自分にはそれほどの技術もないし、熱量もあるかどうか。

でも、そう訊かれたときのことは鮮明に覚えているんだ。
こうしてこの世界で文章を書いているのは、たくさんの作品を世に出したいからでも、多くの人から肯定されたい(評価されたい)からでもない。きっとどちらかというと、誰かが一瞬でも前を向けたらいいなとか(理想の実現)、誰か(理想を語り合える)話の合う人、魅力的な人とお話したいとか(メタ的な願望)、そういう気持ちで書いているんだ。だから、いつか僕の文章にお金を払ってもらえるようになりたいなんて思っていない。より多くの人に届くように販売するのは少し憧れるけれど、作家になりたいとは思っていない気がするから。

ぐるっと回って、僕はあの人みたいな人こそ夢が叶えばいいのにって思った。
きっとそれが、僕が”その可能性”を初めて自分事として認識した瞬間だ。

…それにしては随分と遅いスタートな気もするけれど。まあ、しばらくの間頑張ります。

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読んでいただき、ありがとうございます。
どうでしょう、予想通りの内容だったでしょうか。納得していただけていたらよいのですが。
…有料のうちに読んでくださる方、いったい何人いらっしゃるのか少し気になっています。もちろん、読まなくても全く問題ないし、正直、半年待てば答え合わせをすると言っているのだから、この記事を買う人は(僕を解き明かしたい)相当なもの好きか、ジュース一本くらい大したことないぜっていう(ひとつ後の注意書き?を全く読んでいない方)かなとは思いますけれど。

正直、この僕が有料記事を本当に出すなんて、昨日までは全く考えていなかったのですけれど。でも、昨日の話の内容を忘れないうちに文字にしておきたかったのと、今日海に流したいと思ってしまったから。僕は臆病で引っ込み思案で、なのに頑固で理想(信念)のある矛盾や不思議ばかりの存在かもしれないけれど。それでも、そんな自分から出発する旅もあるでしょう。


こんばんは。
もしくは
おはようございます。


読んでくださったあなたの明日に、明るい色がありますように。

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冒頭でも書きましたが、引用や、この記事を購入していない方と内容を共有すること等、お控えください。僕と相互フォローの方が、この記事の具体的な内容が伝わらないようにして関連記事を書くのは問題ありません。

最後まで読んでくださりありがとうございます。読んでくださったあなたの夜を掬う、言葉や音楽が、この世界のどこかにありますように。明日に明るい色があることを願います。どうか、良い一日を。