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さらす。ねむる。ただれて、過呼吸。わたしにふれて。 ふれないで。

2023/7/27〜
yuukiさんが書いてくれた散文への感想


臆病を飼っている。。そのとおり。強いのは僕だけ、私は元来怖がりで傷つきやすく、争いを嫌い、多くの人が満ち足りた日々を過ごせればいいのにと思っている。
秘密という楯を失い、怯える私を追い詰めて新たな(ほんとうの)一面を露わにさせてみたい人はきっといるでしょう。怖がりな私はもちろん、そのことに思い至らないわけじゃない。のらりくらりしながら、私にふれようとするたくさんの手を払って、私は私の殺生権を手放さない。ぎゅっと握りしめたそれを奪うのは、北風ではないのよ、yuukiさん。太陽とまで言わなくても、温かい風は、光は、俯いた私の顔を上向かせるでしょう。
あなたより私を知る人がきっと何人もいるわ。あなたより、私の慈しみにふれたことのある人が。手を互いに伸ばして、私の不器用な慈しみに、どこか琴線にふれる返答をくれる(くれた)人が。

私は私の臆病さをそこまで隠していない、私だって見つけてほしいのだもの。それに、
見えていても、ずっと遠くにあってふれられないなら私はまだ安全なのだから(でもあなたにも私が見えるというのなら、この先どこかで私のそばにいる誰かを願ってみても無謀ではないということかもしれなくて、それはとても希望ある、願うに足る、一歩踏み出す勇気に足るものです、ありがとう)。


臆病者は冷たい風に吹かれるような場所には行かないものよ。
私は温かい南のオアシスで限られた人に愛を歌うの。



秘密を晒すことは私にとってとても恐ろしいことです。臆病さの壁を限りなく低くしても、まだ私は毛布をかぶって怯えている。
僕になる前のわたしにふれられても痛くないと思えるのは、温かさを信じているその距離感を一定の深度で、共有していると信じられるから。


言葉をもたない無防備なわたしにyuukiさん、あなたがふれるまえに、きっと別の誰かがわたしにふれるでしょう。



いつも似たようなことを見つめては、けれど別の角度から眺めている、あなたのその視界と理想を想像する。

またお話ししましょうね。






***

こちらの文章は、yuukiさんのもとで公開されている『無邪気になったきみが。』へのお返事のような感想のようなものとなっています。

また、私の方ではyuukiさんを連想して書いた『【人物連想散文詩】toxic world』を公開しています。
それに対するyuukiさんのお返事は『無邪気になったきみが。』の後半に載せてくださいました。ありがとうございます。

よろしければ四篇併せて目を通してくださるととても嬉しいです。



最後まで読んでくださりありがとうございました。

明日に明るい色がありますように。

最後まで読んでくださりありがとうございます。読んでくださったあなたの夜を掬う、言葉や音楽が、この世界のどこかにありますように。明日に明るい色があることを願います。どうか、良い一日を。