(チラ裏レビュー) 急がなくてもよいことを/ひうち棚 (漫画 2021年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:急がなくてもよいことを/ひうち棚 (漫画 2021年)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0936HD43D

 玉石混交のビームコミックスレーベル。少し試し読みしてみたところ絵も内容も素敵だったので買ってみた。

【概要 (Amazon商品ページより)】
(1)子どもたちだけで映画を観に行った思い出。
(2)ひとり給食を食べるのが遅い、あの子のこと。
(3)久しぶりに帰った実家での母との会話。
(4)僕のことを忘れてしまった、おばあちゃんとのおしゃべり。
(5)動物園デートの思い出。
(6)結婚1年目に夫婦で見た景色。
(7)子どもと歩いた散歩道での出来事。
(8)子どもが寝静まった後の帰宅。
(9)ビニールプールで遊んだ夏のこと。
(10)家族で見た海の情景。
著者のひうち棚さんが2009年から2021年まで、毎日少しずつ丁寧に描いてきた随筆マンガ作品を一冊に。

(1)〜(2)は幼年時代の思い出、(3)〜(4)は青年時代の思い出(老いた両親や祖母とのエピソード)、(5)〜(10)は奥さんや子供との思い出。

あとがきで著者は、両親や近しい人に向けた「私信」のようなつもりで描き始めたと言っている通り、一般の読者としては他人の日記を読むような感覚で、あまり商品性は高くない。特に後半の(5)〜(10)はただ他人の幸せな日常が描かれているだけであまり面白くなかった。ただ、それでも絵の書き込みが丁寧で見応えがあるため、興味を失うことなく読めた。

前半の(1)〜(4)も著者の日記ではあるのだが、「幼年時代の思い出」や「老いた両親・祖母と成人した自分の日常」というテーマが好きなので結構楽しめた。

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