娘の想いと音楽とLIVEと。①
7月14日から20日まで有給休暇を取って
会いたかったバンドや聴きたかったアーティストさんのLIVEに行ってきました。
ブラックな運送業の役員にとって1週間休むなんて過去1度もなく、まして病気とかでは無いのは珍しい。
社長が
「お前がやっとLIVEに行く気持ちになったんならちゃんと腰を据えて休んで行ってこい。」と漢気を見せてくれたおかげだ。
僕が娘を失ってから忍び込みにあったくらいの時、良からぬ事を考えないように逆に仕事漬けにして事ある毎に側に居てくれたのも社長だった。ありがとうございます。
娘が「パパは今LIVEで生き甲斐を感じてるから病気の事は治ったら言うから知らせないで」と言って死に際迄黙っていた事で
周りの方は口を揃えて「娘さんの優しさを無駄にしない為にもLIVEに戻って」と言ってくれたが当初は全く素直に受け入れられなかった。
娘の変化に気がつけなかった事、自分だけが楽しく過ごしていた時間、奪われた手紙、それをSNSに挙げて承認欲求みたいになってしまった事、全てにおいて自分が嫌になってもう自分を完結しようとしていました。
そんな時、必ず踏みとどまらせてくれたのは
アーティストの方々からのDMであり、フォロワーさんからのリプであり、「音楽」でした。数万人のファンの中のちっぽけな自分を気にかけてくれてDMをくださったアーティストさんが「貴方は私にとって他人では無い」と言ってくれたり、数回しかLIVEに行っていないアーティストさんが心配してDMをくれたり本当に沢山の方々から優しい言葉を頂きました。
それでも心と身体がシンクロしなくて
「娘が望んだ事を続ける事こそ」と「簡単に普段に戻る事への罪悪感」で揺れました。
LIVEに行ってみようと出向いて途中でダメになり帰るを何度か繰り返し初めて戻れたのは
明くる夜の羊のツアーにレトロリロンが対バンになった5月10日。あまりに大好きな2バンドの対バン。音をちゃんと聞けなくてもレトロリロンのメンバーにお礼が言えればいい位で行きました。普段は前列だったけど
最後列で壁に引っ付いて泣きながら聞いてました。
それでもメンバーが握手をしてくれて「おかえりなさい」と言ってくれたのは本当に嬉しかったしあの空間が本当に心地よかった。
この日は帰ってから反動で体調を崩したが
今回の休暇を決める決定打になったのは間違いない。
あ、序章でこんなに長くなってしまった。
改めます
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