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01ロボットを殺レ

 君たちはロボットを知っているか?
彼らの活躍を見たことがあるか?
私は、数多くのロボットが活躍して現代が出来ていることを知っている。
 しかし古代は違った、ロボットが人間を脅かす世界、
古代にはロボットが人間を脅かす世界が広がっていたのだ!

 君たちはそんなロボットを見たことがあるか?
私もまだ見たことが無い、では一緒にそんな古代ロボットを見に行こう!

1、空の玄関口に緊急召集!

「さっそくだが、集まってもらったのは他でもない」
空の玄関口、空港に集った空の戦士達、
編隊を組んで、敵地に向かう彼らに与えられた任務とは?

「ロボットをヤレ!」

「はん? ロボットですって?」
「そうだ、そのロボットだ!」

 まったく参ったものである、
なんでも巨大ロボットが現れたってことらしく、
これを攻略するために戦闘機を使いたいのだと、
当然パイロットも含めてつかわれるのだ。

「どんなロボットなんです」
「わからん、とにかく巨大だという話だ、
 人の住む地域に接近してきている、
 死力を尽くして、巨大ロボットを撃破してくれ!」

 こうして、ミッションを受けたパイロットたちは、
かのロボットを攻略するために戦闘機で離陸した。

 
2、対戦、巨大古代ロボット!

「まったくよー、快晴かと思いき、結構曇ってるのな」

「おい、私語は慎め、何でも敵さんは、何百という戦闘機を、
 すでに沈めているらしいんだからな!」

「沈む? 墜落だろ、そこは」

まだ実態が分からない中、だんだんと巨大ロボットのシルエットが、
明らかになる、空の旅、やっとのことで発見したそれは、

「でかいな」

 想像以上だった、ジャンボ旅客機の比じゃない、
とにかく巨大で、接近して、機関銃掃射してもびくともしない、
ミサイルを許可されたので、何発か決めたが、

「なんて頑丈な装甲なんだ」

 古の山脈が、急激に膨れ上がって現れたらしいが、
こんな頑丈な装甲、訊いたことが無い、古代のロボットというのが、
ここまで強力とは、

「あまり接近し過ぎるな、反撃を喰らうぞ」

 古代のロボットをかすめるように飛ぶ一機に警戒を促したが、
とたん、編隊を組んだ全機に伝令が走った。

「退避しろ! だって? 馬鹿野郎、街が近いんだぞ!」

 想像してみろ、まだ、戦ってやんないと、
こいつが人のいる町に入ってみろ、街は壊滅だ!

 と、上からの命令は絶対だ、とにかく戦線離脱せねば、

「全機、戦線から離脱、ロボットから離れろ!」

 その声の近くか、あとか?


3、核のファイヤーにつつまれてあれ!


 一瞬のうちだった、
その閃光がどこからやってきたのか、
パイロットたちはそれぞれ伺い合っていたが、
それがミサイルによってもたらされたことは確実だった。

「ひゅーまじかよ」


「核爆弾だと!?」

 正確には核ミサイルだが、
まさか、街が近いエリアで、急にそんな攻撃を仕掛けるとは、
それほど、ことが迫っていたのか?
 それほどの脅威だったのか? あの古代のロボットは?
俺たちは編隊を組んで伺うばかりだが、
背後に残ったキノコ雲を見て、ただただ、畏敬の念でみつめる。

「これで、あの古代ロボットはおじゃんだろうさ、
 俺たちも帰れるってわけだが」

 そうだった、パイロット達の中には、
ここらへんが故郷の奴もいる、納得がいかねえだろう、

「核はやりすぎだぜ! まだ倒せる方法があったかもしれねえのに!」

 ジリ貧だったのはたしかだ、弱っていたのだから、
勝てる見込みは無かった、上のやり方は気に食わないが、
俺たちは勝利を掴み取ることができた、人類は負けちゃいないし、
負けちゃいけねえんだ。

 納得、しなきゃやってらんねえよ。


4、近隣住民の意見によっては?


 「近隣住民に被害者は居ないんだな?」

 街に避難を促す、という具合で、
空港の方まで、近隣住民を避難させた、
近隣住民の一人、マーナーの話は興味深かった。

「あれは、古代の兵器、もっといるわ、
 人類が100兆人いたころの名残だもの、
 100兆人の人口を殲滅したのもあいつらなの、
 わたしたちは絶滅を逃れた民族の末裔よ」

「マーナー、君の言うことを疑うわけじゃないが、
 それにしても突飛な話だよ、古代を見てきたのかい?」

 近隣住民の貴重な意見だ、どんな妄言じみたものでも、
大事にしていたいと、パイロットたちは思っていた。
 それに核攻撃に頼ったふがいなさもあったので、
とりあえずマーナーの言うことを詳しく訊いてみることにした。

「古代から伝承があるのよ、言い伝えがずっと今日まで、
 ともかくあのロボットは人間を殲滅するために、
 生まれたのは間違いないわ」

 と、そういう話だが、
近隣住民もパイロットも上層部の命令で軍の研究機関に、
まわされる事になったわけである、仕方がない、
被爆している可能性もあったし、
なによりあのロボットの件だ、大変だまったく。


5、異世界人の見解を訊こうじゃないか!

「俺たちを研究したところで何も出やしないだろ」

 パイロット達は、戦闘機で爆心地近くを飛んでいたのもあって、
とりあえず健康面での問題もあってか、近隣住民たちごと、
ここまで連れてこられたわけであるが、
 ん?

「ひ、一つ目!」

見たら分かるが、目が単眼の驚き、どうしたらいいのか?

「失礼ね、モノアイクロプスというれっきとした名前があるのよ、
 モノアイと呼んでくれたらいいわ」

「も、モノアイ?」

「とりあえず、パイロット達には説明しなきゃだけど、
 あの古代ロボットは多次元にまたがって動いている、
 化け物だからね、私のような異次元人も助けになるわよ」

 その後、説明しなければならないことを説明するが、
あの存在を詳しく説明する場面なんていちいち考えられる?
考えられる人は頭がかしこい人だ、とりあえずわかったことだけ、
伝えておこう、 あのロボットは人類めっちゃ殺す気満々、
勝つには核の炎なみのパワーが無いとまず無理っぽい、
伝承によると、そしてモノアイの推察からよると、
敵の数は100兆人滅ぼしたくらいいるらしいのである。

 そんなに多かったら、人類滅びない?
え、本当、そんなのが復活するって!?
やばい! 人類めっちゃ死ぬ、
これからまだ、何話もあるのに、人類本気で死ぬ、
もう、お終いだこれは、あははははは!

 モノアイも含めパイロットたちは爆笑に包まれた。
近隣住民も揃って大爆笑である。


6、なんだあれは! 三体のロボット!?


「大変です! 研究所の外を見てください!」

そこには?!


「わーロボットだー、人類滅亡する、おしまいだ!」

 現れたった、三色のロボットはどれも異形、ヤバいね、
人間、滅びてしまうね、やってらんないよねえ、

「安心しなさい、私たちは敵ではない、
 証拠に古代ロボットとは違う色をしているでしょう?」

 それが証拠になるのか?
わたし達は、いつだって考え悩む、
どこまでも化け物じゃないか、ロボットっていったら、
人間の文明を脅かすものとして描かれ過ぎてきたので、
異形のロボットを容易く戦闘機乗りが受け入れる訳もない、
パイロット達は戦闘機に乗り込もうとするが、

「なんだ!? 上からの伝令?!」


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