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脳出血レポート-7

今日は朝から憂鬱な曇りだ
ドイツの天気を思い出す

今週は三度目のMRIを撮った
医者は画像は見せてくれず「パーキンソン病の原因の部位とスレスレのところで細胞の破壊が止まっていた」
とだけ説明してくれた
恐ろしい写真を見せて 恐怖を煽らずに
ラッキーだったことを 伝えて お仕舞いにしようという
意図が見えて 余計に恐ろしくなった
天気も鬱を後押しする

まわりは
80代と思われる老人ばかり
奥さんの名前を言えない人と同室だ
気が滅入る
小さい子どもの姿を二ヶ月まったく見ていないのも
気持ちに影響するんだなぁ

◯◯子には本当に感謝だ
手遅れだったら もっともっと
恐ろしいことになっていた
◯◯子が言っていた
「私に大切な瞬間は、生きていて心が高揚する瞬間。
それは、一人では味わえないものだと思ってる。」
本当にそうだ
鬱にならず
ここを出てからの事を
思い描いて
あと二ヶ月
なんとかがんばろう
2021.10.17記

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